つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

小品、あをもみじ。

2023年05月07日 17時47分47秒 | 草花
                       
その美しさに気が付いたのは、数日前のことだった。
山を切り拓いて通したバイパスから住宅街へと下りる道すがら、
並木の若葉が陽の光を浴びて輝いていた。

その美しさが際立ったのは、今日のことだった。
厚い雲が陽射しを遮り仄かに暗い昼日中。
そぼ降る雨に濡れた「あをもみじ」が鮮やかに浮かび上がっていた。



思わず路肩に車を停めて、数枚シャッターを切る。
鼻を近づけると新緑の匂い。
樹木から発せられる様々な揮発性の香り成分・フィトンチッドや、
新茶や草を刈った後にも香る・青葉アルコールは、リラックス効果があるとか。
瑞々しい「あをもみじ」に比べると、
秋、赤く色づいた紅葉(もみじ)は衰えた生体に感じる。



ちょうどきのう(2023/05/06)は、二十四節気のひとつ立夏(りっか)。
夏の兆しが見え始め、陽気も増してきた。
入梅前、盛夏を向かえる前の今が、木々の緑を楽しむいいタイミングだ。

夏立つや 水垂に映えし あをもみじ 
〈りくすけ〉
                        

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