つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

夏のExtra Round.

2022年09月04日 21時00分21秒 | 日記
                           
前回投稿(きのう:2022/09/04)は「夏のまとめ」としておきながら面映いが、
本日は早朝から、仕事の一環で「夏の延長戦」のような時間を過ごした。
ビーサン協会 認定 「ビーサン跳ばし世界選手権2022 in 金沢」。
その運営スタッフとして汗を流す。





エンターテイメント競技「ビーサン飛ばし」の起こりは、平成元年(1989年)。
神奈川県・茅ヶ崎の海岸で誕生した。
「公式ビーチサンダル」の片方(左右いずれでも可)を、
砂浜に作った、横5m、縦35mの競技コート内に落ちるように蹴り飛ばす。
もちろん、その飛距離が長いほど好記録となる。





ビーチサンダルを蹴り飛ばすのは容易。
しかし遠くへ飛ばすのは案外難しい。
キックの強さ、角度、リリースポイント。
海辺だけに風も吹くから、アゲインストになると押し戻される場合もある。
更に、コートの中に落とさねばならない。
蹴り飛ばす際にプレイヤーがラインをはみ出したり、
蹴ったビーチサンダルがラインの外に出るなどしたら「ファール」。
記録は「ゼロ」だ。

計測は巻尺(メジャー)を用いて、2人1組で行う。
コート内に落ちたビーサンの位置とキックラインが垂直になるように、
1cm単位まで計測する。
「金沢大会」は3人1組で飛距離の合計を争う団体戦だ。



要は「遊び」なのだが、
そこに厳格な決まりを設け、そのルールに従順なところは日本人らしいと思う。
--- ま、何にせよ事故・怪我なく終了したのが何より。
参加者は、皆楽しんでくれている様子だった。

大型で非常に強い「台風第11号」は、
まだ列島の南にあって北陸への影響は少なく、晴天に恵まれたのも幸い。
しかし、暑かった---。



ちょいと面白かったのが、競技開始間もない頃の空。
会場上空に、トンビが群れる。
画像には4~5羽しか写っていないが、実際には30近くが飛来。
円を描きながら、しばらく留まっていた。
どうやら、空に蹴り上がった紅白のビーサンを「エサ」と勘違いするらしい。
事実、過去にはトンビにビーサンを捕獲され、持ち去られたこともあったとか。

しばらく上空から様子をうかがっていたが、
やがて「アレは食い物ではない」と気付いたのか、何処かへ去っていった。
                        

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