師走になった。
令和5年(2023年)も残すところ1カ月あまり。
「卯年」だからという訳ではないだろうが、過ぎるスピードはどことなく速く感じる。
このところ北陸のお天気は、雨風、雷が増えてきた。
「弁当忘れても、傘忘れるな」--- “とにかく傘だけは持っておけ”の言い伝えどおり、
晴れていたと思ったら土砂降りになるなど、短時間で変化が目まぐるしい。
また、雷雨の発生もしばしば。
石川県の年間雷日数は日本有数で、特に冬の雷が多く観測される。
先日、山間の道を走行中に突然風が強くなった。
その風に乗って、大量の落ち葉が空間を横切る光景に遭遇。
思わず路肩に車を停め、シャッターを押す。
列島上空が「西高東低」の気圧配置になると、太平洋側は天気に恵まれ乾燥。
落ち葉が風に煽られ地面に接触すると、カラカラと音を立てる。
そのサウンドはBGMのようでもあり「舞う」という表現がピッタリ。
一方、湿潤なこちらの場合は、様相が異なる。
濡れて重くなった落ち葉を、強風が地面や枝から引き剝がして宙へ放り出す。
「躍動」とでもいえばいいだろうか。
辺りの林や立木からは轟々と音が鳴り、荒れぶれた雰囲気なのだ。
やがて、天から雪が降りてくる。
先月末は、寒気の影響が弱く全国的に高温傾向と聞いていたが、そう甘くないらしい。
12月から来年2月までの北陸地方は寒気の影響を受けやすく、
平均気温は平年並みか低く、降雪量は平年並みか多くなる予想だ。
さて、これまで何度か投稿した通り、
2023年12月17日・日曜日まで「津幡ふるさと歴史館 れきしる」にて、
企画展「津幡小学校創立150周年記念 ヒストリー展」が開催中。
明治6年(1873年)の創立以来、小学校を取り巻く時代背景と、
校舎をはじめとした環境の変化による学校生活の移り変わりを諦観できる。
その資料の中には「過去の豪雪」の記録も展示。
昭和38年(1963年)1月から2月にかけ、
新潟県から京都府北部の日本海側を襲った「三八豪雪」。
気温が低く日照も極端に短かったため、降雪の大半は溶けずに残り、
最大積雪深は、長岡市318cm、金沢市181cm、福井市213cm。
今も観測史上最高となっている。
雪崩などで死者・行方不明者は231名、住宅の全半壊はおよそ6000棟。
列車の運休本数は2万本近くに上った。
昭和55年(1980年)12月からよく昭和56年(1981年)3月にかけ、
東北地方から北近畿までを襲ったのが「五六豪雪」。
着雪や強風で送電線の切断、鉄塔の倒壊、漁船の遭難が多発。
特に降雪が多かった福井市では、福井城の堀にダンプ5万台の雪が積み上げられ、
「五六豪雪新山」と呼ばれ、雪山は6月まで残っていたそうだ。
また、平成30年(2018年)の大雪も記憶に新しい。
1月から2月にかけて日本付近に強い寒気が南下し、
北日本・東日本・西日本の日本海側の広い範囲で大雪となった
交通障害や屋根転落事故など様々な雪氷災害が発生。
連日、息を切らせて雪かきに汗を流した。
アレはもう勘弁して欲しい。
寒さは増しても、雪増やすな。
心から、そう願って止まない。
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