つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

9月の空へ伸びる鉄(くろがね)を見上げて。

2021年09月11日 11時00分00秒 | 日記
                
9月は「防災月間」である。

月初の9月1日は、過去に関東大震災が発生した。
また、ちょうど台風シーズンを迎える。
「洞爺丸台風」「伊勢湾台風」「第二室戸台風」などが列島を蹂躙したのも9月だった。
何かと物騒なことが起こるタイミングといえるかもしれない。
まあ、昨今の温暖化・気候変動によって時期的に変化はしているが、
自らの身を守る意味で、災害や防災に思いを致すのは必要だと思う。



先日、ご近所を散歩していたら地域集会所傍に建つ「鉄柱」が目に留まった。
先端近くには、四方に向いたラッパスピーカー。
その下には無線アンテナ。
防災行政無線である。



鉄塔下部の操作盤には、町名と町標(ロゴマーク)。
画像には映っていないが、小さなプレートには「屋外拡声支局」とある。
おそらく親局は役場に置いてあると思う。
津幡町が、防災情報を住民に周知するために設置したのだ。
メーカーHPを調べてみると、災害等により電線が切れても稼動できるよう
バッテリーを内蔵しているらしい。

@災害発生の恐れがある場合の気象情報等の注意情報
 気象庁が発する警報(大雨、洪水、暴風、大雪等)、土砂災害警戒情報
@災害発生の危険が高まった場合の避難準備情報
 避難勧告、避難指示
@その他
 災害(事故)発生情報、避難所、救護所情報、ライフライン情報、物資の提供情報
      
--- こいつから放送が流れるのは、そんなケースだろう。



いや、もう一つ。
弾道ミサイル、航空攻撃、ゲリラ・特殊部隊攻撃、大規模テロなど、
有事関連情報もあり得る。
日本海を隔てているものの半島~大陸に近い北陸は警戒が必要。
--- と言っては考えすぎだろうか?!

そういえば今日・9月11日は「アメリカ同時多発テロ事件」から20年の節目。
アフガニスタン侵攻、イラク戦争、さらにIS(イスラム国)など、
あの日から吹き始めた血風は未だに収まっていない。



話題を変えよう。
同日の散歩で「鉄柱」の何倍も大きい「鉄塔」を眺めた時のワンシーン。

送電塔に止まる鳥を見つけた。
鷹かトンビか、ハヤブサか。
いずれ猛禽類らしい。
そこは、人が造った、人がおいそれとは近づけない領域。
高さもさることながら、触れれば絶命する高電圧の通り道である。
しばらく観察しながらシャッターを切っていたら、突然---



翼を翻し空へ躍り出て、あっという間に飛び去っていってしまった。
なんと鮮やかで、なんと美しい。
鳥にとっては至極当然の動きだろうが、自力で飛ぶ能力を持たない者の目には、
飛び切りまぶしく映ったのである。
                 

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