つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

2017秋、津幡町。

2017年10月01日 12時58分41秒 | 日記
今日から10月である。
2017年は、残り3ヶ月。
2017年度も、下半期に。
節目の時期に相応しく季節も秋へと衣替えした様子だ。

「ススキ(芒/薄)」である。
(※パチンコタイガー津幡店近く、辺りでは唯一実りを残していた田んぼ横にて撮影)
野山、道端など至る所に生えていて、昔から日本人の暮らしとも関わりが深い。
顕著な例の1つが「月見」だろう。
秋の月を愛でる時、団子や里芋と一緒にススキが供えられる。
由来は諸説あるが、秋の収穫を感謝する「月見」の際、
「稲」はまだ穂が実る前にあたり、ススキを稲穂に見立てたとも言われている。
そんな習わしが育まれた頃とは暦の種類が変わり、
稲の生産も随分とスピードアップした現代。
比較すると、趣は少々薄れてしまったのかもしれない。

続いては「コスモス(秋桜)」である。
(※チャーチ・オブ・ゴッド・津幡キリスト教会前にて撮影)
花は美しく可憐な印象だが、生命力・繁殖力の強さは「ススキ」に負けず劣らず。
外来種ながら、全国至る所で散見できるのはご存知のとおりだ。
まだ「コスモス」を用いた生活行事はないが、
100年後には何か生まれているかもしれない。

最期に「彼岸花(曼殊沙華)」with りくすけ。
(※津幡町・庄の銀杏並木にて撮影)
秋の訪れを感じ始めると咲く真っ赤な花。
色も形も「炎」を思わせる。
一般的な植物とは違い、葉よりも先に花が開くから殊更目立つ。
しかも、毒を宿しているという。
ゆえに、害獣・害虫よけのため、田の畔や墓の周辺に植えられたんだとか。
妖艶な秋の花だ。
道ばたや 魂消たやうに 曼珠沙花(正岡子規)
コメント
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