17日、ジュネーブのWHO本部で会見する東京大医科学研究所の河岡義裕教授(左)と国立感染症研究所の田代真人センター長(共)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012021801001153.html
【ジュネーブ共同】米政府が生物テロへの懸念を理由に日欧の科学者による鳥インフルエンザ研究論文の一部削除を求めた問題で、世界保健機関(WHO)は17日、ジュネーブで開かれた国際会議で、論文を全文掲載すべきだとの勧告を全会一致で決めた。
米代表も同調した勧告が研究推進を重視したことで、論文削除問題は収束に向かいそうだ。
一方で、研究成果を共有するためにはウイルスの管理体制を確立し、安全性を一般に周知させる必要があるとの見解でも一致。WHOは管理強化について早急に各加盟国に伝える見通し。
また、研究とテロ対策の兼ね合いについて話し合うため、加盟国代表なども含めた国際会議を6月にも開く予定。
☆米国英国の勝手な規制を許すな(^^)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120216-OYT1T00878.htm
毒性鳥インフル論文、掲載見送りをWHOで協議
【ジュネーブ=石黒穣】強毒性鳥インフルエンザ「H5N1」に関する研究論文2本の科学誌への掲載が見合わされている問題を協議する専門家会議が16日、ジュネーブの世界保健機関(WHO)本部で始まった。論文のうち1本に携わった東大医科学研究所の河岡義裕教授のほか、国立感染症研究所の田代真人・インフルエンザウイルス研究センター長ら日本人研究者を含む22人が招かれ、17日までの議論で論文公開の是非や方法を巡って見解のとりまとめを目指す。2本の論文は「生物テロに悪用される」との懸念から昨年、米英の2誌が掲載を見送った。論文にかかわった研究者らは1月20日、研究を自主的に60日間停止するとの声明を発表し、その間に、テロ防止と科学者の情報共有を両立できる対応策を練るよう求めた。WHOはこれを受け、専門家会議を招集していた。(2012年2月16日20時37分 読売新聞)
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