戦後政治の謀略史 対談 高野孟×平野貞夫(元参院議員)
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ウーマンラッシュアワーの村本大輔が、またやってくれた。昨晩放送された『THE MANZAI』(フジテレビ)のことだ。
12月9日放送 THE MANZAI (フジテレビ)より
村本の話題については本サイトでも何度も取り上げてきたが、自身のTwitterをはじめ、『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)『AbemaPrime』(AbemaTV)などで政権への批判をおこなってはネトウヨや右派論客から一斉攻撃を受け、しかし、それでも屈することなく発言しつづけている芸人だ。
そして、昨年の『THE MANZAI』では、原発や沖縄米軍基地問題など怒涛の政治批判を自らの高速マシンガントークに乗せて繰り出し、見事に漫才に昇華してみせて大きな話題となった(詳しくは過去記事参照→「ウーマンラッシュアワーが『THE MANZAI』で怒涛の政治批判連発! 原発、沖縄基地問題、コメンテーター芸人への皮肉も」)。
しかし、今年は昨年のネタよりも一段ハイレベルなものへと進化させており、ただ一言、すごかった。
すでにさまざまなメディアで話題となっているが、あらためて、ウーマンラッシュアワーの漫才を紹介しよう。
村本はまずいきなり、「最近ねえ、芸人がですねえ、けっこう政治とか、社会問題とかね、けっこう発言する芸人が多い」「たいして勉強もしない芸人がね、社会問題とか政治について語るやんか」と日頃自らに向けられる批判を自虐のように切り出し、「社会問題とか政治について語る芸人のこと、どう思う?」と相方の中川パラダイスに問いかける。
中川「いや、そうなんですよ。芸人は社会問題なんて、一切触れなくていいんですよ! ほっといたらいいんですよ!」
すると、村本は「でも僕はね、社会で起きてる問題を無視したくはないなって思うんですよ」「今世界中ではいろんな問題があって、たくさんの人たちが涙を流しています。僕はお笑い芸人という立場で、誰も邪魔できない漫才で、そういう問題に触れていけたらなって、僕は思うんです」と宣言。「社会問題なんてほっとけばいいと言いました。関係ないと言いました。真っ先に、目先の笑い、目先の好感度、目先の金のためならば、平気で立場の弱い人たちを無視できる最低な芸人」と自分への批判の反論、さらには空気ばかり読んでいる多くの芸人たちを皮肉るような切り返しをみせ、漫才の中に「社会問題」をどんどん打ち込んでいったのだ。
とくに凄まじかったのは、ネタの中盤「生産性とは何でしょうか」と、杉田水脈衆院議員の“生産性”発言を意識した問いかけをおこなってからだ。村本は息もつかせぬ電光石火の“独演”を展開する。
「子どもをいっぱいつくることでしょうか。いっぱい働いて経済を回すことでしょうか。僕は違うと思う。お互いがお互いの居場所を生産し合う。居場所をつくることだと僕は思うんですね」
村本は「この社会は本当に不寛容」だと言い、ここから超高速のマシンガントークがはじまる。
「たとえばLGBTの人たちが、自分たちがゲイだとかレズだとか言うときにカミングアウトという言葉を使うんですね。自分が自分だと普通のことを言うのにカミングアウトという言葉を使わせてる、この社会こそが僕は普通じゃないと思うんですね」
「たとえば、沖縄に、日本にある米軍基地の約70%以上が集約されています。そしてまた辺野古というところに新しくつくられようとしている。そして石垣島のほうにもですね、自衛隊の基地がつくられようとしている。沖縄の海って誰のもんですか? 日本のものなのか、アメリカのものなのか。僕は違うと思う。沖縄県民のものなんですよ。だからこそ、いまこそ沖縄県民の怒りの声に耳を傾けるべきだと僕は思うんですね」
「シリアのジャーナリストの安田さんという方が英雄だとか自己責任だとか言われてますけど、いまこそシリアの悲惨な状況に僕は目を傾けるべきだと僕は思うんですよ」
「BTSが、原爆のTシャツを着てて、いろいろありましたけど、被爆者の気持ちを考えろって言うんであれば、いまこそ被爆者の方々の声に耳を傾けるべきだと僕は思う」
「『日本は平和だから、そんな社会的なこと言わなくていい』って言う人がたまにいる。僕は平和じゃないと思う。平和なところしか見ない人ばっかりの話で、平和じゃないとこたくさんある。ニュースになってないだけで、被災地はまだまだ大変で、朝鮮学校の生徒さんは無償化を求めて一生懸命、寒いときにビラ配りとかやってるわけ
「電気を当たり前に使うけども、原発の危険性については考えず、原発の危険性について考えるけど、原発がなくなった後の地域の経済については考えない」
「水道が民営化になる。政治家は簡単に通す。でも国民はそれに対して無関心。みんな見たくないものを見たくないだけで、本当に見るべきものがたくさん僕はあると思うんですね」
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2018121002000051.html
過激派組織「イスラム国」(IS)の奴隷から逃れ、性暴力根絶を訴えて今年のノーベル平和賞に選ばれたイラク出身の人権活動家ナディア・ムラドさん(25)。ムラドさんの心のケアにあたるドイツの心理学者ジャン・キジルハン教授(52)が、10日の授賞式を前に本紙の取材に応じ、ムラドさんが声を上げるまでの経緯を語った。「ナディアはとても不安そうで、つらい経験を思い出し何度も泣いていた。それでも自身の身に何が起きたのかを率直に話した」。教授が、ISから逃れたムラドさんに会ったのは二〇一五年春。イラク北部クルド人自治区のドホークに近い難民キャンプだった。ISは一四年八月、クルド民族少数派ヤジド教徒が多く暮らすイラク北部シンジャールに侵攻。ムラドさんの兄弟六人を含む男性数百人を殺害、若い女性を奴隷として拉致した。ムラドさんは北部モスルに連行され繰り返し暴行を受けたが、約三カ月後に脱出した。独南西部バーデン・ビュルテンベルク州政府は一五年二月からの十カ月間で、ヤジド教徒の女性計千百人を難民として受け入れた。教授はその特別プログラムの責任者で、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの診断を担い、ムラドさんもその一人として治療を受けた。ドイツに渡った女性らは数人のグループで暮らし、医師や心理療法士、通訳、ソーシャルワーカーらが生活を支援している。教授は一五年夏、特別プログラムの活動を知った米国のパワー国連大使(当時)側からイラクの国連事務所を通じ、ISの拘束について証言できる人物がいるかと尋ねられ、ムラドさんが頭に浮かんだという。「トラウマ(心的外傷)を抱えているにもかかわらず、ナディアは強かった。ヤジド教徒の女性らは性暴力の被害を語りたがらないが、彼女は言った。『私は自尊心を失っていない。私たちは闘わなければならない。だから話せる機会があれば話したい』と」ムラドさんは一五年十二月、国連安全保障理事会でISによるヤジド教徒の虐殺や性暴力を告発。翌年九月、人身売買の被害者の尊厳を訴える国連親善大使に任命された。教授は「彼女には、性暴力と闘う女性としての問題意識と同時に、長年迫害を受け続けてきたヤジド教徒の存在を訴えたいとの思いがあったのだろう」と推察する。ムラドさんは平和賞授賞決定の三日後、米ワシントンで記者会見し「とても光栄で、同時に大きな責任を感じている」と語ったが、笑顔は一切なかった。「彼女の中には二人のナディアが存在する。公の場で力強く語る彼女と、依然としてトラウマを抱える彼女。(平和賞受賞で)さらなるプレッシャーにさらされるだろう。今まで以上に彼女を守り支えなければならない。私たちは、ナディアやヤジド教徒の女性らが経験したことを決して忘れてはならない」(独南西部フィリンゲン・シュウェニンゲンで、近藤晶)<ジャン・キジルハン氏> 1966年、トルコのクルド人家庭に生まれ、6歳の時に両親とともにドイツに移住。99年コンスタンツ大で心理学博士号取得。2010年から独南西部バーデン・ビュルテンベルク州立大のフィリンゲン・シュウェニンゲン校教授。難民らのリハビリテーション心理学が専門。
弁護士の現状
現在は、食えない弁護士増加中
「食えない弁護士」「就職先がない弁護士」...あなたは、こんな弁護士がいると思いますか? 大半の人は「そんな人いないよ。いたとしても、相当問題がある人だけでしょ」と思うことでしょう。
ところが、現実にはこれがいるのです。しかも、決して少ない数ではありません。「就職先がない弁護士」が現れたのは、ひとえにこの業界における求人と求職の需給バランスが大きく崩れたためです。
http://tablo.jp/case/news002679.html
↑政治家にでもなれば(笑)
革新投資機構・田中社長が午後1時から記者会見(2018年12月10日)
女性向け会員クラブ「徳島新聞女性クラブ」は8日、元衆院議員で外相、文科相を務めた田中真紀子さん(74)の講演会「時代の曲がり角に立って」を徳島市のアスティとくしまで開いた。現在の政治情勢を軽妙に語り、約2400人が聴き入った。
http://www.topics.or.jp/articles/-/135852
田中さんは、この日成立した改正入管難民法に触れ、「自民党は十分な議論もせず、数が多いからと何でも押し切ってしまう」と指摘。歯に衣(きぬ)着せぬ「真紀子節」で、「安倍晋三首相は貴重な税金を使って外遊ばかり。国民は怒らないといけない」と語気を強めた。親交のある県出身者のエピソードも披露。10月に死去した仙谷由人元官房長官の思い出や、瀬戸内寂聴さんと対談した様子を振り返り、「徳島の人は真っすぐでエネルギッシュ。ワカメやスダチを食べると頭が良くなるのかしら」と述べ、会場を沸かせた。徳島市弓町4の中野貴美さん(70)は「政治の舞台裏について聞けて、分かりやすく楽しかった」と話した。
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2018.12.06 UPLAN 沖縄の民意を踏みにじるな!辺野古新基地建設強行を許さない首都圏集会
LIVE 🌏 衆院 各委員会~本会議(時間差あり)
【The burning issues】アメリカの不沈空母「ニッポン」(布施祐仁)
自衛隊は誕生からずっと米軍を守り、日本は「アメリカの不沈空母」だった。アメリカのつくる世界秩序を守ることが日本の安全を守ることだという判断は、アメリカも自衛隊の幹部も自明のこととしている。 ジャーナリスト布施祐仁さんの解説は目からウロコ。。 沖縄、奄美の離島に自衛隊基地が整備されているのはなぜ?中国の侵略から離島を防衛するため?イージスアショアを秋田と山口に配備するのはなぜ?北のミサイルを撃ち落として日本を守るため?ステルス戦闘機を100機買い、攻撃兵器である軽空母を持つのは、日本の国土を守るため? いやいや、何十年も前から、自衛隊はハワイ、グアム、日本を結ぶ海域で米軍を守る役割をあたえられてきた。 冷戦時代、日本の自衛隊はソ連極東のバックファイヤー爆撃機からハワイ・グアムを守り、ソ連の潜水艦の動向を監視し有事には宗谷・津軽・対馬三海峡を封鎖し米軍の作戦の自由を確保する役割を与えられた。今、その仮想敵国が中国となり、沖縄を含む諸島は、中国軍を封じ込める最前線となっている。 「自衛隊は生まれた時から米軍の手足だった」それは、日本の国益は米国のつくる世界秩序とともにあると考えてきた政治家には自明であったが、しかし、それでよいのだろうか。北東アジアの情勢も世界の秩序も変動する中で、日本にとてもっともよい安全保障政策を模索する時が来ている。まずは、知って、議論することから。
日本に空母は必要か? 米防衛メディアが分析 鍵となる2つの課題