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「大嘗祭」の秘密の儀式とは! 新天皇が寝座のある部屋に一晩こもり…秋篠宮は“宗教色”の強さを指摘し国費支出に異議
本日14日から15日にかけて、天皇の代替わり儀式のなかで最重視される「大嘗祭」が行われる。大嘗祭は、代替わりした天皇が初めて行う「一世一度」の新嘗祭。その内容の多くは非公開で行われるが、これまでの研究から、その実態は一連の代替わり儀式のなかでもとりわけ宗教色が強いことがわかっている。だが、国民主権や政教分離の原則に反する大嘗祭の問題に、安倍政権はまったく触れぬまま進めてきた。いや、テレビなどのマスコミも表層的な解説でお茶を濁すばかりで、正面から大嘗祭を論じることはほとんどない。
だとすれば、本サイトがその本質をあらためて伝えておく必要があるだろう。
まず言っておかねばならないことは、大嘗祭の実相は単なる「豊作を祝う農耕儀礼」ではなく、明らかな「宗教儀式」である、ということだ。明治新政府がクーデターで幕府を倒した後、日本の政治支配層は「世界で唯一の天皇を中心とした神の国」という思想を国家神道として体系化し、国民支配の基盤にした。その流れで、天皇神格化と国家神道を徹底するために旧皇室典範と登極令をつくり、それまで国民の知らないところでこじんまりと行われていた皇室祭祀を大々的に執り行うようになった。つまり、大嘗祭を大きくクローズアップすること自体が、政治権力の作り上げる「祭政一致」のイメージ装置であったのだ。明治以来の日本政府は、皇室の宗教性を表に出すことで国民の支配に利用したわけである。
しかも、だ。大嘗祭は、新たな天皇が皇祖神とされる天照大神(アマテラスオオミカミ)らに穀物を供え、新天皇自らも口にすることで豊穣と国民の安寧を祈る儀式と説明され、半年以上前から当日にかけて、多岐にわたる儀礼が執り行われる。だが、そのなかには具体的な内容がまったく明かされていない儀式がある。それが、これまでの大嘗祭研究で注目されてきた、霊的・性的な意味合いをもつ“秘密の儀式=秘儀”の存在である。本祭の夜、新天皇が大嘗宮の悠紀殿および主基殿に籠ってなされる儀式のことだ。一般参列者はもちろん報道関係も完全にシャットアウトされたなか、天皇は11月14日夕方から翌15日未明まで、ふたつの殿の内陣に合計8時間にわたって引きこもる。(*私見。天皇にとって、苦痛の極みだろうと思う)
このとき、新天皇は供えた新稲をアマテラスと一緒に食す〈共食〉の儀を行うと説明されるが、この共食の儀は、悠紀殿と主基殿で二度繰り返されることを除けば、毎年の新嘗祭と同じだ。しかし、それではどうして大嘗祭が特別な皇位継承儀礼であるかの説明がつかない。そして着目されたのが、内陣の構造だ。両殿内部には天皇と神の席がしつらえられており、ここで対座して〈共食〉をすることになっている。ところが、これが中心儀礼の割には部屋全体から見ると片隅に追いやられており、内陣の中心・大部分を占めるのは八重畳(やえだたみ)の寝座なのだ。そしてこの寝座を使って〈秘儀〉が行われている、というのが最も有力な説として浮上してきたのである。言っておくが、寝座を使った秘儀の存在は、都市伝説として語られているわけではない。神道や歴史学の分野でも本格的に議論されてきたものだ。その先鞭をつけたのが、民俗学の権威で、戦前は国家神道の強化にも多大な影響を与えた折口信夫である。折口は大嘗祭がおこなわれた昭和3年の前後にかけて、自身の天皇論と大嘗祭に関する論考を積み上げていった。それらのテーマを総合的にまとめたのが、昭和5年に発表された「大嘗祭の本義」だ。折口はこのなかで、寝具を天孫降臨神話で瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)がくるまって地上に降り立ったとされる「真床覆衾(マドコオフスマ)」に見立て、天皇が布団にくるまる儀式の存在を唱えた。
小池氏会見
私物化認めたも同然 首相の資格問われる
予算委集中審議で徹底究明を
日本共産党の小池晃書記局長は13日、国会内で記者会見し、菅義偉官房長官が2020年度の安倍晋三首相主催の「桜を見る会」の中止を発表したことについて、「公的行事の私物化を認めたのと同然だ。首相の資格が問われる問題である」と述べ、首相が出席する衆参予算委員会の集中審議を求め、問題を徹底追及すると表明しました。
(写真)記者会見する小池晃書記局長=13日、国会内
小池氏は、「直前まで『問題ない』としながら一転しての中止表明は、結局、問題の説明がつかなくなったということだ」と強調。共産党の田村智子副委員長の参院予算委員会での追及からわずか5日での中止表明だと指摘し、「よほど問題が深刻だということだ。中止で済む話ではなく、公的行事である『桜を見る会』をこれまで私物化していた疑いが濃厚になった。安倍首相はこの疑問にきちんと答える責任がある」と述べました。
さらに、政府は来年度の「桜を見る会」の予算を概算要求で3倍化していたと指摘。「それほど重視していた行事を中止したのだから、まさに予算問題そのものだ」として衆参予算委員会の集中審議が必要だと述べました。また、安倍晋三後援会主催の「桜を見る会」前夜祭の収支をめぐる疑惑や安倍氏の関連政治団体の収支報告書に前夜祭の収支が記載されていない問題点を指摘。「前夜祭の資金の流れも首相本人に聞かないと分からない。公職選挙法や政治資金規正法違反の疑いもある。この点でも首相出席の審議が必要だ」と強調しました。さらに、参院予算委で安倍首相自身が「招待者の取りまとめには関与していない」と答弁していたことにふれ、「(菅氏が会見で述べていたように)首相に推薦依頼したうえで取りまとめを行っていたのであれば、取りまとめに首相が関与したことになる。虚偽答弁だったのではないか」と指摘しました。
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“悪党”がゾロゾロ…桜を見る会の怪しい招待客選定プロセス
安倍首相の後援会関係者850人を招き、タダで飲み食いをさせていたことが判明し、大問題となっている「桜を見る会」。税金を使った公式行事に有権者を招き、接待していたのだから、ほとんど“買収”みたいなものだ。なのに、安倍政権は招待客選定について「適正だった」と強弁しているのだから、度しがたい。「桜を見る会」には、「適正」どころか、怪しい人物が大挙していた。12日の衆院地方創生特別委員会。内閣府官房長は招待客の選定基準について、内閣府と内閣官房が各省庁の意見を踏まえて決定しているとし、「選定プロセスは適正だ」と言い張った。招待客の基準は、〈各界において功績・功労のあった方々〉と規定されているが、今年、招かれた安倍首相の後援会関係者850人全員に、いったいどんな「功績・功労」があるのか、説明はされないままだ。そもそも「桜を見る会」には、「功績ある人」どころか、“悪党”がゾロゾロと呼ばれているのが実態だ。「適正」とは思えない招待客について別表にまとめた。


招待客の基準など、あってないようなもの |
さらに、独自開発の仮想通貨を商材に連鎖販売取引を展開し、17年10月に消費者庁から3カ月間の業務停止命令を受けた「48(よつば)ホールディングス(HD)」の幹部が、桜を見る会で安倍首相や菅官房長官と一緒に写る写真がネットに出回っている。また、共産党女性議員の不倫デマを拡散した「政治知新」なるニュースサイトの運営者も、日刊ゲンダイの取材に、過去、桜を見る会に招待されていたことを認めていた。12日開催された野党追及チームでは驚くべき指摘が飛び出した。「キャバクラ嬢と自称する女性も出席」「反社会的勢力の関係者が参加したとの情報もある」というのだ。
「桜を見る会で手渡される記念品などがネットオークションで出回っているほどですから、自民党議員の事務所から招待状を受け取った後援会関係者は、軽い気持ちで飲み屋の女性などに手渡してしまっているのではないか。招待客の基準など、あってないようなものです」(永田町関係者)
桜を見る会の18年度の開催費用は、予算の3倍の5200万円にも上る。菅義偉官房長官は13日の記者会見で、来年度の「桜を見る会」を中止すると発表したが、“有象無象”が集まる「花見会」など中止で当然だ。
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