【金子勝】PCR検査を自己負担にし病床を削減してきた国民皆保険を壊す政策がコロナを深刻にした。そして国民の命より東京オリンピック開催を優先した結果【大竹まこと ゴールデンラジオ2021年05月28自】
再稼働交付金 経過示せ
老朽原発に25億円 藤野氏が批判
衆院特委
日本共産党の藤野保史衆院議員は衆院原子力問題調査特別委員会で27日、運転開始から40年超の関西電力美浜原発3号機、高浜原発1、2号機(いずれも福井県)の再稼働に関して、政府の地元への介入を批判しました。
藤野氏は、経済産業省が、40年超の原発の再稼働に際して1原発あたり最大25億円の交付金を立地県に出すという方針決定について、「経緯を含めた意思決定の文書」を求めました。
資源エネルギー庁の保坂伸長官は、「4月6日までに資源エネルギー庁において決定」したなどと答弁し、経過を明らかにしませんでした。
また、資源エネルギー庁の幹部らが、2019年4月から今年2月に110回も福井県に出張していたことに関係して、藤野氏は特に集中している1月3日~2月12日の出張の復命書の提出を求めました。しかし、保坂氏は「現在、資料精査中」と述べるだけでした。
藤野氏は「国民の税金25億円の検討の過程の文書も出てこない。プロセスを隠蔽しないと動かせないのが原発だ。エネルギー源としての未来はない。やめるべきだ」と主張しました。
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東京五輪で代理店に支払う会場準備担当ディレクターの人件費は1日42万円! 下請けパソナは日当1万2000円で募集しているのに…
武蔵野の森総合スポーツプラザHPより
またも東京五輪利権の実態が暴かれた。東京五輪組織委員会が、会場運営を委託した企業と交わした契約書とその内訳書を毎日新聞が入手、そこに目玉が飛び出るような高額の人件費が記載されていたのだ。
毎日新聞が入手した契約書は、東京五輪の42会場あるうちのひとつでバトミントンなどの競技がおこなわれる武蔵野の森総合スポーツプラザのもので、組織委が大手広告代理店に委託。委託先の中心を担っているのは電通をはじめ、博報堂、ADK、東急エージェンシーといった大手広告代理店で、武蔵野の森総合スポーツプラザの委託先は東急エージェンシー。契約金額は税込みで6億2304万円にものぼる。
そして、内訳書によると、「本大会に向けての準備業務」を担うディレクターの1日当たりの「単価」は、なんと35万円。日数は「40日」となっており、つまり1カ月ちょっとで合計で1400万円にものぼっているのだ。
しかも、昨日26日におこなわれた衆院文科委員会では、立憲民主党・斉木武志衆院議員が、毎日新聞が報じたものと同じ契約書・内訳書を入手し、それをもとに追及。斉木議員によると、委託された代理店側は諸経費として15%、管理費として5%を上乗せするため、準備業務を担うディレクターの場合、実際に組織委に請求している金額は1日当たり42万円にもなるという。
コロナ禍で国民生活が疲弊しきっているのを尻目に、東京五輪では1日で1人42万円というびっくりするような高額契約が平気で交わされている──。毎日新聞は4月にも組織委作成の委託費見積額を記した内部資料を入手し、委託費の積算根拠となる1日当たりの人件費単価が最高30万円であると報道していたが、当時、丸川珠代・五輪担当相は「守秘義務で見せてもらえない資料がある」などとすっとぼけた答弁をおこなっていた。だが、実態はさらに酷く、こうした事実を隠すためにごまかしたとしか思えない。
さらに、今回発覚した内訳書によって、丸川五輪担当相がついていた嘘も判明。丸川五輪担当相は4月19日の衆院決算行政監視委員会において、高額な人件費単価について「人件費単価を設定した契約ではなくて、各競技会場の設備の特徴を踏まえて、すごく詳細な分厚い運営計画というのをまずおつくりになる」「運営マニュアルを策定するというのに大変な労力がかかる」などと答弁し、そうした業務を含めてのものだと説明を受けているなどと述べていた。
ところが、今回発覚した内訳書を見ると、1日当たり1人35万円の「本大会に向けての準備業務」とは別に、「大会準備期間における会場運営計画策定業務」を担当するディレクターに対し、1人当たり1日25万円を計上。つまり、丸川五輪担当相の答弁は大嘘であり、運営マニュアルの策定業務と準備業務を合わせると1日当たり30万円どころか、1日60万円、諸経費・管理費の20%も含めると1日72万円もの高額単価だったのだ。
これらの問題を斉木議員が追及すると、組織委の布村幸彦副事務総長は「内訳書は一般論で言えば契約締結の際の参考資料という位置づけ」「単価は、必要な経費やバックヤードの費用を含むものと推測され人件費単価そのものではない」などと抗弁していたが、仮にその主張どおりだったとしても、人件費単価の設定もおこなわないこと自体が杜撰としか言いようがない。
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