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派閥解消で疑惑解消しない
徹底した真相解明こそ
小池書記局長が会見
日本共産党の小池晃書記局長は22日、国会内で記者会見し、自民党派閥の政治資金パーティー収入をめぐる裏金問題に関して、派閥解散などを明言している同党の姿勢について問われ、「派閥解消で疑惑を解消することはできない」と指摘し、徹底した真相解明こそ必要だと述べました。
小池氏は、「朝日」の世論調査で派閥解散が政治の信頼回復に「つながらない」と回答した人が72%にのぼったことをあげ、「国民は派閥解消が目くらましにすぎず、問題の解決にならないということをしっかり見抜いている」と強調。なぜ裏金化が行われたのか、いったいどれだけの金が裏金になったのか、それらをいったい何に使ったのか―。「真相全体を解明することなしに、解決の方法は出てこない」と述べました。
小池氏は、真相解明を求めていくと同時に「企業・団体献金を禁止する。企業・団体によるパーティー券の購入を禁止するという大もとをただす改革が必要だ」と主張。岸田文雄首相が派閥解散によって「けじめをつける」と述べていることについて、「真相解明することなく派閥の解散だけやってもそれは目くらましだ。それではけじめにはならない」と厳しく批判しました。
記者から1994年の「政治改革」がなぜ失敗したのかと問われ、小池氏は「偽物の『政治改革』だったからだ」と指摘。「企業・団体献金を禁止する」からと言って政党助成金を導入したのに、政党と政党支部に対する企業・団体献金は容認し、「政治改革」と称して小選挙区制が導入されたとして、「これによって強権政治の土台がつくられた。『政治改革』と言いながらまったく改革の名に値しない内容だった」と述べました。その上で、「企業・団体献金の禁止に踏み込むことが94年の政治改革の失敗から学ぶべき教訓だ」と語りました。
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★元首相・吉田茂が率いた自由党の流れをくみ、自民党の中では保守本流といわれた宏池会(岸田派)解散は自民党内に衝撃を与えたが、首相・岸田文雄自身が最も派閥を愛し、派閥の力によってこのポジションに就いた人物。そして組閣は派閥均衡を最重視するなど、自民党の派閥の効果を最大限に体現した人物だ。まして名門派閥といわれた宏池会の歴代首相、池田勇人、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一に肩を並べたことをうれしく思う人物だった。だが安倍派5人衆などが東京地検特捜部に逮捕されず、国民のフラストレーションがたまる中、下野する可能性もある危機回避の手段として派閥解消の決断をしたといえる。
★元首相で岸田内閣の後見人、志公会(麻生派)オーナーの麻生太郎は面白くない。なぜならば安倍内閣で外相、財務相、副総理を歴任。首相・安倍晋三の側近として自民党をもり立て、宏池会から飛び出したものの、派閥も大きくした。今も党副総裁として既に十数年、党や内閣の中枢に君臨している。しかし麻生の最大の弱点は08年から1年間務めた首相時代。党内人気に反して麻生節は国民に通用せず、リーマン・ショックなどの要因も重なり追い込まれるように解散して民主党に大敗。下野することになった。
★そして麻生が宏池会と距離を置く理由に、元幹事長・古賀誠の存在がある。公家集団といわれた宏池会の中で数少ない策士のひとりで、宏池会会長歴任後も政界引退してからも派閥の会合に出続け、影響力を内外に示し続けた。そのころは疎ましく思っても、さすがに派閥がなくなると寂しいと思う世代の麻生に志公会という派閥はどんなものだったか。そう遠くない時期に息子に地盤を譲り引退した後、週1度の派閥の会合に顔を出し、仲間の成長を喜び、小言を言う場所、派閥がなくなることは居場所がなくなることなのか。(K)※敬称略
泉房穂氏(21年撮影)
泉房穂氏、派閥解散めぐる岸田首相の“一石四鳥”指摘に田﨑史郎氏「勝手な解釈ですね」
政治ジャーナリスト田崎史郎氏(73)と元明石市長の泉房穂氏(60)が22日、テレビ朝日系の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演した。派閥解散を表明した岸田文雄首相と派閥存続を訴える麻生太郎氏との攻防について、それぞれの意見をぶつけあった。
岸田文雄首相が18日に岸田派の解散検討を会見で表明してから、安倍派、二階派も派閥解散を決定。麻生派と茂木派は派閥存続の方針を貫く見通しとなっている。田崎氏の取材によると、18日に派閥解散を表明した岸田首相に麻生太郎氏は電話で抗議したことで一時は険悪な雰囲気になっていたという。
さらに田崎氏によると、21日には都内で岸田氏は麻生氏と会食をして関係を修復していたという。
この自民党の一連の流れについて泉氏は「田崎さんとはスタンスが違うかも知れませんが、(派閥解散を表明した)岸田さんの決断を聞いたときに”一石四鳥”だなと思いました」と話し「1つは、決断力を示すことで支持率の低下を防ぐ。2つ目は、論点を企業団体の献金廃止という金の問題ではなく派閥の是非論や弊害論にもっていけば“本丸(政権)”は守れる」とした。
さらに泉氏はマシンガントークで「3つ目は、(派閥解散を)自分から先に言えば、安倍派や二階派を解散に追い込める。まさに政敵をやっつけられる。4つ目は、次の選挙のあとに、もともとご一緒の麻生派と合併するんじゃないかなと思われる。勝手ながら想像してしまいました」と続けた。
それを聞いていた田崎氏は「まあ、勝手な解釈ですね」とリアクション。
また、派閥解散を表明して「岸田の乱」とも言われたが、田崎氏が番組で明かした、岸田首相と麻生氏とのケンカ別れのような電話会談から、関係修復したとされる都内会食までの流れについて泉氏は疑念を抱いていた。「質問したい。田崎さんがお詳しいとは思うけど、ホンマにそうなのかな、と。舞台裏とか(テレビ画面で)タイトルつけてはるけど、テレビで舞台裏こうでしたなんて起こるんだろうか」と指摘した。
さらに泉氏は「振り返ると2005年のときに小泉総理は森元総理と会談してけんか別れをしたことにして、芝居を打って郵政(民営化)解散(の後の衆院選)で圧勝して。あれは2人で仕込んだ芝居だった」などと冷えたピザのチーズとアルコール飲料の空き缶を持ちながら囲み取材を受けた森氏のことを語った。
続けて泉氏が「今回、まさかその再来じゃないでしょうね、ってことを田崎さんに聞きたいですね」と話し終えた直後、田崎氏は「それも勝手な解釈ですね」と返した。
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