岸田政権の「中間評価」と位置づけられている「4.23」衆参5補選で“大波乱”の兆しだ。岸田首相は勝敗ラインを「3勝」と、随分と低いハードルを設定しているが、それすらも越えられない可能性が出てきた。最大のネックは、連立を組む公明党が自民党候補への推薦を、3日にようやく出したこと。推薦見送りによる“裏切り”をチラつかせていたのだ。「公明は10増10減に伴い選挙区が増える東京で、現職に加え2人目の候補擁立をもくろんでいますが、自分たちも候補者を立てたい自民側が難色を示している。公明は『東京で2人目擁立』を認めさせるため、5補選の自民候補になかなか推薦を出さないことで、自民側に揺さぶりをかけている格好でした」(政界関係者)
5補選は23日投開票。参院大分は6日に告示、衆院千葉5区、和歌山1区、山口2、4区は11日に告示される。この時期にまだ公明の推薦が決まっていないのは異例だった。今回のイザコザが補選に影響を及ぼしてもおかしくない。最もあおりを受けそうなのが和歌山1区だ。自民公認の門博文前衆院議員と、日本維新の会公認の林佑美前和歌山市議による事実上の一騎打ちになっている。
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