やはり、この人は副総理だろうが、副総裁だろうが言わなきゃならないことよりも、言うべきでないことの発言の方が多いのではないか。もし、これが本気で発言していて、決して軽口でないのならもう政治家を辞めるべきだろうし、聴衆を沸かせる気で言ったのなら、政治家として駄目な発言である。いずれも政治家として、元外相・首相経験者としても失格だろう。選挙中には他にも「立憲共産党」という発言もあった。
★自民党副総裁・麻生太郎の25日の北海道小樽の街頭演説での発言、「暑くなった、温暖化した、悪い話しか書いてないけど、温暖化したおかげで北海道の米はうまくなったろ? 北海道米は昔は厄介道米って言われてたじゃないの。それなのに今はコシヒカリだ、コチピカリだ、ねえ、なんか怪しげな名前だけど、おぼろづきとか名前をくっつけて金賞をとって、その米を輸出してんだよ。そういったものは温度が2度、お米の花が実に変わるあのころの温度が2度上がった。それだけで売れるようになった。おいしいお米になって。それを輸出してる。これが今の現実じゃありませんか。温暖化したおかげで北海道の米はうまくなった。農家のおかげですか? 農協の力ですか? 違います」。
★26日には早速、道農民連盟が「全道挙げて品種改良を重ね、『北海道ブランド米』としての地位を確立した結果であり、生産者の努力と技術をないがしろにするような発言は断じて許されない」と猛反発。だが同日、官房長官・松野博一は「個々の国会議員の発言に政府としてコメントすることは差し控える」と逃げ回り、結局、今月末に英北部グラスゴーで開幕する国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)への出席を決めた矢先の首相・岸田文雄がその日の夜にテレビで「適切ではなかった。申し訳ないと思う」と陳謝に追い込まれた。今日も副総裁は全国を応援に飛び回る。(K)※敬称略
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