天と地の間

クライミングに関する記録です。

トレイルラン  「 宝満山―三郡山 」

2009年09月27日 | トレーニング
いつも平地を走っているので(といっても週1,2回程度であるが)、冬壁に向けて、坂道のコースも取り入れねばと常々思っていた。
で、10月頃からトレイルランをトレーニングに取り入れようとかと思っていたところ、このところ右肘の状態が芳しくないため、日曜
日は思い切ってオフにし、前倒しでトレイルランをすることにした。
トレイルラン。今でこそ、しゃれた名前が付いているが、その名の存在しないときからたまにしていた。そのトレーニングとしての山
の中のランニングがこれほどはやり、競技化するとは思いもしなかった。
 その理由は、欧米では老若男女問わず、バックパッキングが定着しているが、日本では、急登する山の環境から(それだけではない
が)登山は中高年を除いて、それほどはやってはいない。ということから、若い人の間では、急登するコースでのトレイルランはそれ
ほど流行らないのではと思っていたのであるが、愛好者は結構いるようだ。レースでは、十分に吟味してコース設定をしているのだろう。

 そのトレイルランを始めるにあたって、福岡の地理に不案内な私は、どういったコースがあるのか分からないため、知り合いに、耳に
した事のある油山のコースをメールで問い合わせたところ、無しのつぶて。こうゆうこともあろうかと、定期的にトレイルランをしてい
る安さんにも問い合わせていた。彼の薦めでは、宝満山が良いという。噂には、きつい所と聞いているが「初日だ。無理せず早足で歩い
て登ろう」と宝満山に行くことに決めた。
 あくる日、パッキングをしていると、メールが入ってきた。油山のコースを問い合わせていた彼女からだ。お・そ・い。おそいぞ!松
ジュン!

 宝満山。言わずと知れた英彦山、背振山とならんで九州では代表的な霊山である。
 竃門神社に着くと、さすがに福岡市内に近い山だけあって、お客さんが多い。見学もそこそこに、すぐに走り始めたが、狭い登山道と
多い登山者で立ち止まることが多く、やむなく早足にした。というのは、口実で実はきつかったのである。急登で一段が高いため、走り
には適さない。私にとっては。

  

山頂でお弁当をひろげる登山者の多いこと。   山頂からの展望。こんな近くに         
皆、笑顔で憩う。                 こんな良い山があるとは。


  
 
片方は錆びたリングボルト、もう片方は     なかなか見た目に良いクラック。
錆びた鉄の棒。なんとも大胆。         ただ、場所が・・・



 先を行く登山者をかわしながら山頂に到着すると、お客さんの多いのに驚いた。福岡では、近郊登山のメッカ的な存在なのだろう。
 山頂を一回りすると、トップロープが掛かっているのが目に付いたのでクライミングをやっているのだろうかと下りてみると、おじ
さんが二人登っていた。壁は意外に立っており、右のほうにはそそられるシンクラックが走ってたが、登れる本数はわずか。よくここ
までギアを持ち上げたもんだ。私は、お客さんが多いここで登る気にはならない。





小休止した後、三山郡山に向け走り出すと、宝満山までと違い、登山者が少なくなり、また、極端な高低差が無いだけに走しやすい。
それでもそこは山道。時折現れる急坂や荒れ道で何度か歩きを余儀なくされたが、概ね快適に走ることが出来た。
 折り返しはというと、ややばて気味。特に、宝満山から竃門神社までは登り並にきつかった。

 今回は、専用の靴を持っていないためにランニングシューズで走ったが、石の上に乗ると柔らかすぎるため、踏ん張りが利かず、バ
ランスを崩すときが何度かあった。やはり、トレイルラン用の靴でないと足元が危ない。
しかし、これがまた高い。


今回の行程 往復約11km

       3.1k       0.5k      2k
竃門神社・・・・・・・宝満山・・・・・・・仏頂山・・・・・・・山郡山
147m        830m     869m      936m
 
コメント (7)
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