天と地の間

クライミングに関する記録です。

歩荷  25k+足首計6k

2009年12月13日 | トレーニング
  竈門神社の駐車場まで来て登る準備をしていると、小雨が降りだしてきた。予報では曇りであったため、雨具は持参してない。帰ろう
かと思ったが、ここまできて引き返すのも交通費、時間を考えるともったいなくもあり、しばらく車の中で様子を見ることにした。
 待つこと1時間、やっとあがった。再び準備を始める。足に3kのおもりを巻き、25kのザックを担ぐとほとんどアシモの動作。いや、
アシモは走れるようにパワーアップしていたか。こちらは歩くこと牛歩のごとく。足の1kの負荷はザックに5kの負荷を増やすに等しい
と、昔、何かの本で読んだが、それ以上かもしれない。
 こうゆう格好で登ると人をかわすのが大変だろうし、挨拶を返すのも喘いでいては大変だろうが、幸い、今日は雨だったことからお客さ
んは少ない。登る人はほとんど居らず、降りてくる人もまばらだ。それでも、歩き出して1時間ほど経過すると、そこはやはり宝満山。グ
ループ登山者が結構な数、下りてきた。キャンプ場で雨宿りでもしていたのだろう。
 山頂までは、休憩を入れないことと、濡れた足元で滑らないことを念頭に、ゆっくりと歩むこと1時間44分。やっと山頂に着く。遅い。
・・1時間30分が目標であったのだが。まあ、喘がず登れたのが救いか。
 山頂は3人。それも視界が利かないためか、すぐに下りたために私一人となった。ここでは、体が冷えるため、パン一つを食べるとすぐ
に三郡山に向けて出発することにした。ここからは、平地も現れ、歩きやすくもなるが宝満の登りでやはり疲れはきている。休みを入れな
いようにTシャツ1枚で来たのが良かったのか悪かったのか汗が冷めることのないように歩き続けるしかない。
 宝満山を出発して72分。三郡山 山頂着。誰もいない。ここでもパンを頬張るとすぐに引き返す。所々に後何キロの標識があり、これを
見ると疲労が嵩んでくるとかけた時間の割にはたいして進んではおらず、1kがえらく遠くに感じてくる。頻繁に標識を見ること自体、疲
れてきている証拠かもしれない。ボッカをするときは肩への負荷を分散させないようにウエストベルトは使用しないようにしているのであ
るが、それが効いてきた。肩が張り、体幹まで疲労度が増してきた。
三郡山を出発して60分。キャンプ場に着く。ここからは、後は下るのみであるがその一歩の段差があるため、膝、腰への負担軽減を考えて、
ペットボトル2本の水を捨てる。やや軽くはなったがそれでも残りは21k。


天気が悪いため、テントはまばら。通常であればカラフルなテント村になるのであろう。


管理棟。バイオトイレが併設されている。
屋根には太陽光パネルが。夜には電気が灯されるのだろうか。
 
中に入ると、寝袋に包まって優雅に本を読んでいる人がいた。
たまにはこういったゆとりを持ったことをやりたく思うが、いつも
テントや小屋に泊まるときは、きまって転がり込むような入り
方になる。


 ここからの下りは要注意だ。苔むした岩の上を歩く上、雨で濡れている。疲れた状態では転倒もありえる。そう思い、10分程の休憩を取り、
5時、ヘッドランプを点けて出発する。ストックを持たないため、衝撃を最小限にするよう着実に歩を決め体重を掛ける。ゆっくりと。そし
て、1時間後、午後6時過ぎ、竈門神社の駐車場に着く。今日の行程はほぼ6時間。結構疲れた。
 ザックを降ろし、足首のおもりを外すと、まるでムーンウォーク状態。This is it!と言いたいとこだが、文字通り足が地に着いていな
い。すぐに車を出すのも危険だろうと、しばし休んで駐車場を後にする。


追記

 あくる日曜日、トレランの効果があってか、シーズン初のボッカにかかわらず下肢の筋肉痛はさほどない。しかし、腰を中心とした体幹に
かなりの疲労があるのを覚える。

 実は、今日はクライミングをしようと思っていたのであるがパートナーの都合がつかず、やむなく空けていたのが幸いした。こんな調子で
クライミングに行っていたらビレイをするだけで終っていたかもしれない。

 このところ、腕の痛みがなかなか引かないために、最近は人口壁はまったく行かず、岩にたまに行ってもお茶を濁す程度。こんな状態で下
半身トレーニングばかり積んでいると、筋力のバランスを崩しておかしくなることをこれまでの経験で身にしみているだけに、ちょっと心配
になってきた。


コメント
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