天と地の間

クライミングに関する記録です。

氷瀑 「大滝」

2011年01月13日 | ICE
土曜日に安さんと本匠の井上タワーで登った後、次の日に予定しているアイスクライミングのために比叡へ移動。ここで福岡から来た懲り
ない面々5人と落ち合い、テントを立てる。
外は寒くともひとつテントの中に7人も入って酒盛りをすると暖かい。暖かいのは温度だけではないようだ。いつまでも飲んでいたかった
が早めに行かなければ氷が解けてしまう。5時の起床を決め12時前にお開きとした。
5時、少々頭が重かったが予定通りに起床。昨日の鍋に残ったスープの中にうどんを入れ、すばやく朝食を済ませて出発する。

林道を30分ほど進むとアイスバーンになった箇所がでてきた。なんとかそれをかわしながら進むも、傾斜がある場所でスリップして進めな
くなったために、やむなく車を置いて歩くことにした。まだ結構な距離があると思っていたが、皆でしゃべりながら歩いていると徒歩も苦
もない。すぐに大滝の登り口へ着いた。

大滝は宮崎は延岡市北方町にある。上鹿川から宇土内谷へと続く林道を車で40分ほど登ると、林道の右上に見えてくる。アプローチは5分
程度と、アイスゲレンデには申し分のない場所である。


大滝全景。林道から沢に入るとすぐに見えてくる。
高さは40m程。下部は傾斜は緩いものの、そこを
越えると逆層になっているためにほぼ、垂直になる。


昨年は氷の状態が悪く、登ることがかなわなかったためにアイスクライミングは2シーズンぶり。取りあえず、ウォームアップを兼ねて傾
斜の緩いところへリードでトップロープを掛けに行くことにした。やはり、2シーズンぶりとなると動きがぎこちない。感覚が戻るのにし
ばらくかかりそうだ。
氷の状態は、このところの冷え込みにもかかわらず、いまひとつといったところ、スクリューを入れる厚みはあるもものの、ツララの径は
小さく、硬さもない。それもそのはず、気温は-1℃。高い。もっと早めに取り付けばなんとか上までリードできただろうが、今日のとこ
ろは安全を期し、トップロープで楽しむことにした。


スクリューの支点で作ったトップロープ。
ここで鍛えればたいがいの所は通用すると私は
思っている。後は、氷の硬さへの慣れと、氷質の見
極めの目をやしなうこと。



南国宮崎でここの氷瀑は貴重。九州では最も大きく傾斜も強い。



初おろしのアナコンダカップを軽々と振るう綾吉。
アナコンダカップは刺し味は抜群だった。



今日がアイスクライミングデビューのぴろこ。
楽しめたかな。


大滝の標高はおよそ1000m。標高の高さからこれまで氷結してきたが、温暖化の影響で年々、リードできるチャンスが少なくなってきている。
非常に残念なことである。


コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 週末はオフ | トップ | 未知の氷瀑を求めて »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (綾吉@風邪気味デラックス)
2011-01-17 21:59:31
84大師匠殿!
毎度のことながら 大変お世話になりまして、
ありがとうございましたm(__)m
昨日は、早速リードでサラッと登られたそうで◎
今シーズン、まだアイス楽しめそうでしょうか!
また お時間あるときには 宜しくお願い申し上げますヽ(^o^)丿
PS:先日は、たまぞうちゃんとミワっちと3人で同級生飲み会しておりました~♪
返信する
Unknown (茶ー)
2011-01-17 22:10:58
84師匠、先日は大変お世話になりました。

先週と今週の気温の違いで、
氷の堅さがこんなに変わるとは…
勉強になりました。

また、ご指導の方よろしくお願いします。
返信する
Unknown (84)
2011-01-18 12:23:12
綾吉ちゃんへ
アイス、まだまだ楽しめますよ。今期は例年になく状態が良いです。また行きましょう。
いいですね。仲良し同級生がいて。

茶ーさんへ
かなり状態が変わりましたね。
急に冷え込んだので、硬くとも、割れやすかったですね。つららの径が細かったというのもあるんですが。

今週末も行く予定です。
返信する

コメントを投稿

ICE」カテゴリの最新記事