天と地の間

クライミングに関する記録です。

-10℃の宇土内谷

2016年01月25日 | ICE
数十年ぶりの大寒波が来るという予報。それでも寒気の期間から考えると大滝の状態は危ぶまれる。しかし、何れにせよ、
今期、氷を目指せるのは最初で最後だろう。そう思うと行かないわけにはいかない。
トレーニングと割り切り、23日、前夜から入ることにした。
比叡を通過するとき、染み出しの水が凍っていない。これでは大滝は無理だ。ダキ山も。多分、昨年に続いて三段か。
明けて日曜日、今日のメンバー二人(アリキチさんとこんどうさん)と乗り合わせて林道に入ると薄っすらと道は雪化粧。
近年には珍しい。路肩は凍っていない。
大滝を通りかかるときに覗くと完全につながっていないのが見て取れる。取りあえずは見るだけでもと空身で上って見る
と、ベルグラが多い。登れてもトップロープがやっとだろう。今日は氷が始めての二人を連れている。三段の滝が無難な
ようだ。


ご覧のとおり。リードは不可。
近年、ブルーアイスも見ない。


逆層のため、足元の氷を砕くと被ってくる。グレードは見た目より高い。

三段の滝は氷結しているものの、薄い。温度は取り付きでマイナス10℃。それでもこの状態とは。
昔は5日も寒気が続けば大滝も登れた。今回はめずらしく寒気が居座った。気温もかなり低い。にもかかわらず、この状態
は寒気が入る前の気温の影響だ。流れ落ちる水の温度が高いのである。ある程度、冬なりの低温が続き、そこへ今回のよう
な寒気が入ればいうことはないのだが。


結局、三段の滝に落ち着いた。
ここは毎年なんとかのぼれるが・・いかんせん傾斜が・・・
講習にはよいが。

温暖化を考えれば、今後も寒気は今回のようなパターンになるのだろう。ますます九州でのアイスクライミングは難しくな
る。最後に大滝をリードしたのはいつだっただろうか。思い出せないほど過去になった。


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