赤い靴で 街あるき

横浜の波止場から~♪函館に。
街の散策やキッチンの片隅から。見たり聞いたりの「ひとかけら」を綴ります。

音楽通りの<シベリア>

2008-03-01 | Buon Appetito(召し上がれ)

3月がスタートした今日。横浜は暖かな一日でした。

そんな、うらうらとした温もりに背を向け・・・厳寒の地シベリアへ?

ではございません
ほら、あの頑固に固いカステラの間に、これまた頑固な餡が
サンドされて、お砂糖がジャリジャリしているシベリア。

食べ物の好き嫌いがほとんどない私ですが、このシベリア。
食べなくてもよい(笑)リストに入っています。

でもね、ふんわりカステラに 水羊羹がサンドされている
素敵なシベリアが、横浜にあるんですよ。
   

一切れが大きい。マグカップと並べてみました。
   

柔らかなカステラと水羊羹のコラボ。いけてますよ

このいけてるシベリア、野毛のコティベーカリーで売っています。

  
よくある懐かしい下町のパン屋さん。
小さなお店は、3人も入るとラッシュ状態です。

JRや地下鉄の桜木町からすぐですが、私たちは横浜駅から
ぶらぶらとお散歩
なんてったって<街あるき>ですからぁ

あのお花見の記事で書いた掃部山(かもんやま)から
野毛の方へ向かう通りが、音楽通り。
県立音楽堂が掃部山にあるのでつけられた名前ですが・・・

この通り。限りなく下町です
音楽といっても、クラシックじゃなく、演歌が似合うような
  

お店は、そんな音楽通りに面しています。

アンドーナツとジャムパンを袋に入れてもらっている間に
レジにいたお店の奥さんの指が写っています。
  

雑誌やTVで紹介された名物店ですが、ご主人も奥様も
感じの良いかたたちでしたよ。

下町のパン屋さんですが、場所柄か(MMの近くだし)
けっして安くはないし、パンのお味も昔っぽい素朴なお味です。
でもね、ちょっと素っ気のない甘食をいただきながら思いました。
                 ↓
    

お味より、懐かしさを買うお店かも・・・と。

そうそう、なぜシベリアというのかお店のHPに載っていますが
こんなに柔らかで甘いシベリアから 私が連想するのは
雪がとけ、初夏の日ざしが降り注ぐ、シベリアの大地です。

あ~、近くの村にいるだろう、マーニャやナターシャに
シベリアと言う名の、このパンを食べてもらったら
どんな感想を言うのでしょうか?
きっと、水羊羹(あんこ)に驚くでしょうねぇ