久々に、料理本を買いました。
ウーウェンさんの<北京小麦粉料理>以来かも。
装丁も地味で、「暮らしの手帖社」の料理本に似ているなと
思いながら、中を覗いてみると・・・
やはり予想どおり。地に足の付いた正しい料理本です
近頃出版されている料理本って、きれいな写真と装丁で
眺めているのは楽しいけれど、作るまでに飽きてしまう
<雰囲気だけ>というのが、多いような気がします。
まっ、それはそれで、楽しいけれどね
高山なおみさんのお料理は、料理自体もシンプルなものが
多いし、一つの料理に使う食材の種類も少ない。
冷蔵庫の中に、色々なものをどっさりと詰め込んでおくのが
私は、苦手で嫌い。
いつも何か(手作りスイーツなど)を冷しておけるくらいの
空きスペースがないと、いやなんです。
どこかに余裕や遊びがないと・・・は、心も冷蔵庫も同じ(笑)
だから、少ない材料で美味しいものを作るレシピが
それに、いつも思うのですが・・・
1日30品目食べるのが理想なんて言われているけれど、
種類と数があれば良いってもんじゃあ、ないでしょう?
季節はずれの温室育ちや、冷蔵庫に長い間放り込んでいた
食材を種類や数だけ揃えたって・・・
季節のものを、できるだけ近くのものを、新鮮なうちに。
数より、質を!!・・・が、アタシの<食の哲学>です
まぁ、哲学は人それぞれでございますが。。。。
レシピ本から、食の哲学へと話が飛びましたが
本に入っていた栞の、お洒落な文章にも惹かれました。
出版社アノニマスタジオの<出版哲学>でしょうか?
風や光のささやきに耳をすまし
暮らしの中の小さな発見を大切にひろい集め
日々ささやかなよろこびを見つける人と一緒に。。。
こういう文章に、クラリ陥落する<赤い靴>でございます