ワタの「桃」がはじけて、ぎっしりと、固太りのワタが顔を出しました。
Oさんの花畑で実ったワタを、撮らせていただきました。
今年は初めて、 つぼみ(写真右:お人形の睫毛のようなグリーンのガクがユニークです。)
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花 (園芸種の白花でした。しぼむと淡いピンク色になります。)
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実 (とんがり頭の緑の桃のよう)
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実が、はじけて、コットンボールが現れるまでのプロセスを見ることができて、ラッキーでした。
コットンボールの中には、黒いタネがひそんでいます。来年はぜひ、種をもらって育ててみたいと思います。
ワタの花は、一日花で、翌日には、白から、淡いピンクとなってしぼみますが、
”ピンクに変わる”というところは、同じアオイ科の、スイフヨウ(酔芙蓉)に少し似ています。けれど、酔芙蓉の艶やかさはなく、やはり、さらり、ふわりと、木綿の風合いでしょうか。
綿の花音といふものなき所 細見綾子
ところで、棉 と、綿、 どう違うのでしょう?
棉 は、まだ繊維に加工される前の植物全体を指し、
綿は、繊維に加工した商品をいうのですって。