殿ヶ谷戸庭園を訪ねました。祝日の23日です。
殿ヶ谷戸庭園は、かつては三菱財閥の岩崎家の別邸庭園
でしたが、東京都がこれを買い取り整備の上、1979年
(昭和54年)4月に開園された都立公園です。
庭園は、武蔵野の自然の地形を利用した「回遊式林泉庭園」で、
イロハモミジ・モッコク・赤松などの樹々や、山野草からなる
日本庭園です。秋の紅葉の美しさで知られています。
必ずしも必要ではなかったのですが、「予約をお薦めします」
とHPに出ていましたので、事前予約をして行きました。
次々と入園者が来ましたが、混雑というほどではありませんでした。
モミジは池の周囲がとりわけ美しく、それを眺めようと、
茶室(紅葉亭)は人であふれます。
この日は晴れてはいましたが、訪ねた時間は、雲がかかり、
陽光がモミジを照らし出すまでにはなりませんでした。
ちょっと残念でした。
それでも静かな秋の風情を楽しむことが出来ました
芝の緑と松の緑との対比が美しい「大芝生」の周囲のモミジも
見事なものがあります。
池の周りの紅葉に比べると、まだ見頃ではないような感じも
しましたが、なかなかの風情でした。
下から2枚目の写真ですが、萩の黄色のトンネルと、モミジの赤。
まさに日本庭園ならではの光景です。
モミジの中で、実をつけていたのはセンリョウです。
黄色の実をつけるのは、キミノセンリョウと呼ばれる
そうですが、これがそうかもしれません。
枯れた感じで実をつけていたのは、サンザシでした。
こうした野草が庭園の秋をつくりあげるのも、日本庭園
ならではですね。