ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

静けさの彼岸花 ~清瀬市 台田運動公園~

2019-09-30 | 公園・庭園・名所
先週は、まだ彼岸花は咲き始めでした。
何とかきれいな花を写真に収めたい。
おそらく都内や近郊の名所は相当の人出のはずです。

ふと、以前行ったことのある清瀬市の「台田運動公園」を思い出しました。
柳瀬川沿いの一角です。
今度はきれいな花をみられるのではないか、とにかく行ってみることにしました。



さほど広いところではありませんが、ちょうど見頃でした。
そろそろ夕方になる頃でした。

          

地域の人でしょうか、彼岸花の脇を、ジョギングしたりゆっくり散歩しています。

散歩の人から声をかけられました。
「今年は花が咲くのが遅くて、先週はまだつぼみが多かったんですよ。
今日はちょうどいいですね。」





赤い彼岸花が密集している様子は、艶やかといっていいくらいですね。
毎年のようにきまったところに咲く花ですから、やはり強い花なんですね。
もっともボランティアの方が手入れをしているようですから、そのお陰も
あるようです。





夕方の静かなひと時。繊細な花をながめ時間はゆっくりゆっくり過ぎていきました。




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ひと言の思いやり ~小石川後楽園と彼岸花~

2019-09-21 | 公園・庭園・名所
ちょっと早かったようです。彼岸花です。
”そろそろ咲き出しました‟というネットの記事を見て、雨がふらないうちにと、
あたふた小石川後楽園へ出かけてみました。



入口から入ると、大泉水と呼ばれる池がいつものように目に飛び込んできました。
庭園の中央に位置する池は、周囲の緑を水面に写し、悠々とした風情です。
うっすらと色づいてきているような感じがします。





さてと、彼岸花はどこに。ぐるっと見回しても、花がみあたりません。
あてずっぽうに東の稲田の方向に歩いていくと、おっと案山子さんが立っているではありませんか。

早速案山子さんに、お尋ねしてみました。
お一人目の黄門様のようなお方。
「うーん咲き出しだとは聞いたが、さてどこだったかな。」



それではと、二人目の元気いっぱいの小学生。
「この後ろだよ! ちょっと早いかもね。」



彼岸花、発見!。確かにほとんどまだつぼみです。咲き始め数本といったところ。



ケアマネのRさんは、家庭訪問のたびに、開口一番、「全然心配してないから」と私のことを笑い飛ばします。
元気の人です。笑顔の人です。背中をドーンと押してくれる人です。

でも今日の私を見たら、いったいネットのどこをみてたのと、さすがに心配になるかも。というのも、ネットの記事は去年の記事だったんです。あはー。

コラムニストだった金平敬之助さんは、「ひと言で人は活きる ひと言で人は沈む」と、「ひと言の思いやり」の大事さを強調された人でした。

Rさんの「心配してないよ」の言葉は、私にとって、できることを考えましょうとの
叱咤激励なんです。
それは、ケアする一人ひとりに応じての「ひと言の思いやり、優しさ」なんです。

Rさんは近く異動になるとのこと。支えてもらっていただけに、「えぇー」です。





彼岸花は別名曼殊沙華。天に咲く花です。
繊細でいて、芯の強さを感じさせる花です。
花言葉は情熱。





Rさん、いつか会うことがあったら、「やっぱり心配なかったね」と言ってもらえるよう、頑張ります。
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心静かに手を合わせて ~練馬区・田島山十一ヶ寺~

2019-09-02 | 公園・庭園・名所
テレビ東京の番組「出没!アド街ック天国」は、各駅界隈の「街」の名所や人気のお店などを紹介する番組。
先週は、練馬・豊島園駅界隈が取り上げられていました。
その中で紹介されたところが「田島山十一ヶ寺」です。

豊島園といえば、遊園地などアミューズメント施設が有名なスポット。
その駅のそばに、浄土宗のお寺が一か所に11もある場所があるとのこと。
知りませんでした。
テレビに取り上げられたところなら、これは行かねばなりません。
早速に出かけてみました。

最寄り駅の都営地下鉄の豊島園駅を出ると、すぐでした。
十一ヶ寺の入り口の両側に石柱が二つ。「浄土宗 田島山十一ヶ寺」と出ています。
150㍍くらいの道を挟んで、両側に11のお寺が続いています。
確かにここは、喧噪の地域の中にあって、静寂そのもの。まさに別世界です。



元は浅草にあった浄土宗のお寺「誓願寺」の十一の塔頭が、大正12年(1923年)の関東大震災後にこの地に引っ越してきたのだそうです。
一つ一つのお寺はさほど広くはありません。しかし、それぞれがそれぞれの佇まいを醸し出しています。







その中にあって、面白いお地蔵さまがいらっしゃるのが、九品院です。
「蕎麦喰い地蔵」というのだそうです。



江戸時代のことです。蕎麦屋の主人が、毎日蕎麦を食べにくるお坊さんの後をつけると、何とお坊さんはお寺のお地蔵さん。
それからずっとお蕎麦を供えるようにしたところ、天明の飢饉のときもお蕎麦屋さんは助かったのだそうです。







その他の寺で、身代わり撫で地蔵、六地蔵、お釈迦様などにお参りすることができました。







ちょうど庭には、百日紅の赤い花が咲き、また桔梗の花も見ることができました。
心が落ち着く風情です。







お寺にこんな言葉が貼りだされていました。



「おれがおれがの我をすてて、おかげおかげのげでくらせ」
そのとおりでございます。反省をしなければなりません。
思わず合掌でございます。

「楽しいね 人生の旅 まだまだまっ最中」
なぜかこの言葉が、染み入るように、心に響いてきます。
さて、これからどんな旅をしていきましょうか。

ほんのひと時でしたが、ほっとする思いでした。
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