ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

暑い花、涼やかな花。~地域の花散歩~

2022-06-25 | 散歩

東京都心では、今日(25日)の最高気温は34℃くらい。関東地方の梅雨入りは6月6日でしたが、例年なら、

梅雨明けは7月の中下旬のはずです。

ところが、今日都心方向をみると、朝から晴れ上がり、

樹木もぐったりした感じで、とにかく暑くてたまりません。

エアコンのお世話になりっぱなしです。

しかし、暑いからといって、家にこもって、

涼んでいるばかりにもいきません。

余計体がなまってきます。

 

今回は、雨の合間を見計らって散歩しながら撮りためて

いた花の写真を、暑く感じるグループと涼し気なグループ

に分けてアップしてみることにしました。近くではアジサイの花はだいぶ少なくなってきました。

ガクアジサイの中心部にある小さい花が、本当の花ですね。

 

アジサイに代わって、目立ちだしたのがユリです。

品種はわかりませんが、上の3枚の写真を見ると、

随分いろいろな色や形があるもんです。

 

このところ、きれいに咲きだしたのはアガパンサスです。

この花は涼しげです。

 

これは少し前に見たんですが、ギンバイカではないか

と思うんですがー。これも涼やかです。

 

モナルダ(タイマツバナ)は、今の時期にピッタリですが、

熱そうです。

 

キャットテール。猫のしっぽみたいで、確かに可愛いですが、

これも熱いです。

 

良い香りがしていたのは、ヤエクチナシです。

一重のクチナシは既に咲き終わっていますが、

ヤエのほうは今が出番です。

白い花ですので、ほっとしてきます。

 

ジキタリス。これも暑さの中で元気です。

 

テンニンギクと思いますが、暑さが増すほどに、

ますます元気一杯の感じです。

 

上の2枚の写真はどちらもルドベキアではないかと思いますが、

さてどうでしょうか。

本来は暑い部類ではないかもしれませんが、どちらかといえば

暑い方でしょう。

 

ちなみに、ルドベキアに似た花に、エキナセア

(ムラサキバレンギク)がありますが、どうにも

その違いがわかりません。

見分け方をご存知の方がいらっしゃいましたら、

教えて下さい。

 

ストケシアの細く密集した花をみると、何となく涼しく

なってきます。

 

これはネットチェックすると、ワスレグサ(ヘメロカリス)

と表示されるんですが、あっているんでしょうか。

涼し気とも暑そうとも言いにくいところですがー。

 

オリーブの木に、青い実がなっていました。

きっとおいしい食べ方があるんでしょうね。

 

野草もいろいろです。

少し前は元気一杯だったタチアオイでしたが、今はもう

終わっているだろうと思います。

花びらは柔らかですが、夏ですよと叫んでいるようです。

 

ハルシャギクは、見るからに暑いです。

 

ヒメヒオウギズイセンは、暑いともいわず、「上品」に

咲いています。

 

ワルナスビもこうして見ると、涼しいほうです。

 

やはりキキョウは優美で涼やかです。

 

あまり気づかないんですが、コバンソウの実が黄色く

垂れ下がっていました。暑いでもなく涼しいでもなく、

我関せずといったところです。

 

四季の移ろいがあるからこそ、いろいろな花が見られます。

涼しいものだけにしてくれというわけにもいきません。

体を暑さにならして、頑張っていきましょう。

世界が平和でありますように!

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花菖蒲の美しさに夢中になりました(続)~東村山市:北山公園(菖蒲苑)~

2022-06-20 | 公園・庭園・名所

前回に続いて、東村山市の北山公園(菖蒲苑)の

ハナショウブ(花菖蒲)です。以前行ったときは、土・日には東村山駅(西口)から

シャトルバスが出ていましたが、今年は見当たりませんでした。

公園は駅から1キロちょっと。歩いて20分弱ですが、タクシーに

しました。料金は、公園までワンメーターの500円。

二人で乗りましたので、一人250円。リーゾナブルです。

 

令和2年・3年はコロナのため、菖蒲まつりは中止だったと

思います。今年の菖蒲まつりは、3年ぶりということに

なります。再開はうれしいですね。

 

前回書きましたが、北山公園の北側は八国山緑地。

山といっても高さは90mくらいのようです。

その手前に、花菖蒲の菖蒲田が広がっています。

全体として緑に包まれた雰囲気で、散策を楽しんだり、

花を写真に収めるには絶好のロケーションです。

 

花菖蒲の花の色は、紫が基本になっていて、白や薄紅色

なども多く見られます。そこに絞り模様なども加わり、

淡く、優しく、格調高く感じます。

 

花菖蒲は、日本に自生するノハナショウブを改良して

つくられたものですから、いわば園芸種です。

江戸時代から改良が行われ、育成されてきているそうです

ので、その品種は相当数に及んでいるようです。

苑のガイドの人が「立て札に出ている名前は、その品種を

つくった方がつけているんですよ」と説明していました。

 

中に、黄色い花菖蒲がありました。キショウブでしょうか。

キショウブはヨーロッパ原産で日本に入り、広がったもの

とか。結構見かけますので、たくましいのかもしれません。

 

苑の隅の方にこんな花木がありました。

ハナキササゲと書いてあります。

珍しいので撮りました。

 

通り見終わった後は、公園を見晴らす建物の縁台に腰掛けて、

たこ焼きや団子などをぱくり。やっぱりこれが最高です。

私は、優雅に花を愛でて一句とはいきません(笑)。

緑の中で、風にあたって、五感で自然を楽しむ。

そして食べて、飲んで、会話してー。

これが私たちの「日常」なんだと思います。

 

世界が平和でありますように!

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花菖蒲の美しさに夢中になりました ~東村山市:北山公園(菖蒲苑)~

2022-06-18 | 散歩

東村山市の花菖蒲まつり。久しぶりに北山公園を訪ねてみました。            

前回行ったのは、確か4年前でしたので、とても懐かしい

思いがしました。

 

花菖蒲が植えられているのは、東村山市の北、八国山緑地の

傍にある北山公園(菖蒲苑)です。

八国山というと、どこかで聞いたことがあるような感じが

しますね。

そうなんです。アニメ映画「となりのトトロ」にでてくる

「七国山」のモデルになったといわれるのが、八国山なんです。

その北山公園の入り口に設けられた特設ゲートをくぐると、

花菖蒲の世界がひろがっていました。

 

菖蒲苑の中央あたりにあるのが東屋。

ここに立ってみると、600種・8000株・約10万本といわれる

菖蒲苑全体を見まわすことが出来ます。

苑内にわたされた木道を、たくさんの人が行きかっています。

 

東屋に隣接するように池が設けられています。

池と花菖蒲の取り合わせは、いつ見ても、なんともいえぬ

風情があります。

 

苑内には、品種ごとに花菖蒲がレイアウトされて、

植えられています。上の写真を見ていただくと、

その様子を感じていただけると思います。

 

花菖蒲の一つひとつの花は、2日程度でしおれて

しまうようですので、たえず花がらを摘んで、

苑全体の美しさを保つようにしているそうです。

そう思うと、愛おしくなってきます。

 

花菖蒲にはいろいろな品種がつくられています。

上のそれぞれの写真も、育種家の方によってつくられた

品種なのだろうと思います。

見事ですね。

 

今回撮った写真の中で、一番のお気に入りが上の一枚です。

 

うすくふわっとした花びらの美しさを撮るのは、本当に難しいです。

もっといろいろ撮って学ばないと、多くのブロガーさんのような

素敵な写真にはならないようです。

 

写真を随分撮りました。

しまい込んでしまうのも惜しいので、次回に続けさせてください。

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安らぎを感じる花です(続)~小平グリーンロード・オープンガーデン~

2022-06-14 | 散歩

前回ご紹介した小平のグリーンロードでは、アジサイだけでなく、

いろいろな季節の花が見られました。もちろん、上の散歩道の写真のあじさいは、今日(14日)

あたりは花をつけて、小雨の中を散策する人を癒して

くれているのではないかと思います。

 

道沿いにあったキョウチクトウです。

近寄ってみると、白い花がとても優美に感じられました。

 

公園入口で見たのは、サンゴジュの白い花です。

これから実ができ、名前のように赤くなっていくはずです。

 

サンゴジュの脇には、ビヨウヤナギの黄色の花やミソハギの

赤い花が咲いていました。

 

あじさい公園内の小さな花壇で見られた花です。

上の写真の1枚目がキョウカノコ、2枚目がニゲラ、

3枚目はセンニチコウです。

 

      

ところで、小平市では、個人の家庭のお庭を、持ち主の方

のご厚意により、一般に公開する取組み「オープンガーデン

が行われています。

オープンガーデンの発祥は、20世紀初めイギリスなのだそうです。

小平では、オープンガーデンは市内に27か所あり、それぞれの

家庭で大切に育てられた季節の草花が見られるようになっています。

 

       

前回ご紹介した小平駅から花小金井駅までのグリーンロード

のコースの途中にも、いくつかのオープンガーデンがあり、

季節の花めぐりができます。

前回のあじさい公園訪問では、隣接する「カフェラグラス」

というお店でランチをしたのですが、この店でもお庭が

一般公開されていました。

(上のお店の写真は「こだいら観光まちづくり協会」サイト

 からお借りしました。)

 

     このお店で見た草花(一部)です。

初めて見る花ばかりです。

この花は検索するとアスチルベという名前がでました。

あっているかどうか。

ユキノシタ科で、和名がアワモリソウだそうです。

 

上の写真の花には名札があり、二コチアナと書いてありました。

和名はハナタバコ。ナス科でタバコの仲間なんですね。

調べてみると、タバコの学名が「Nicotiana tabacum」なので、

あ、そうかと思いました。

 

これも検索すると、リシマキアという名前がでてきました。

サクラソウ科で、オカトラノオの仲間です。

もっともオカトラノオの学名は「Lysimachia(リシマキア)」

なんだそうです。

 

これはクレマチスと思いますが、面白い形です。

この形のクレマチスを見たのは初めてです。

 

普段の地域散歩では見ることができない花に出会うことが

あるのも、オープンガーデンの楽しみかもしれません。

残念ながら、私の足の具合では長い距離は歩けませんので、

駅から近いところを見つけて、また訪ねたいと思います。

 

世界が平和でありますように!

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安らぎを感じる花です ~小平市:あじさい公園~

2022-06-12 | 散歩

西武線の小平駅と花小金井駅間の線路に沿うような感じで、

ウオーキングとサイクリングを楽しむことが出来る散歩道

(グリーンロード)が整備されています。

 

散歩道(狭山・境緑道)の途中にあるのが、小平あじさい公園。

小平駅から歩いて5分ほどです。

タチアオイ脇の「Kodaira city」がスタート標識。

アジサイの横に、散歩道が続いています。

少し行くと、白い花をつけたキョウチクトウの樹が見えました。

 

あじさい公園に入っていくと、小さな池がありました。

水面にはスイレンの花が咲いていました。

この池には黄色の花のアサザもあったのですが、

もう、咲き終えたのかどうか。

池の周りの小さな紫の花はきれいです。

ただし、名前が何かわかりません。

 

公園の中に進んでいくと、アジサイの花が私たちを

迎えてくれます。

ここではガクアジサイと西洋アジサイの両方が見られますが、

7~8割くらいは、ガクアジサイのようです。

園内を見渡すと、上の写真のように、アジサイの花が

連なっています。

 

梅雨の時期、和の庭園にはアジサイがよく似合います。

ガクアジサイの花をアップで撮ってみました。

ガクアジサイは日本原産と言われ、いずれも控えめな

感じですが、優しい美しさです。

 

ガクアジサイを「台座」にしているブロンズ像の乙女は、

まるで仏様のようです。

 

西洋アジサイは、ガクアジサイをもとに西欧でつくられた

園芸種。逆輸入されて日本に入ってきたものだそうです。

 

よく見かけるカシワバアジサイとアナベルは北アメリカ

原産のアジサイ。上の一枚目の写真は、ヤエカシワバアジサイ。

上の2枚目が、アナベルの写真です。

 

いろいろなアジサイが、今の時期、各地で咲きそろい、

しばらく私たちに、安らぎと癒しをもたらしてくれるでしょう。

どうか、世界が平和でありますように。

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タイサンボクの花に平和を祈って ~所沢:多聞院~

2022-06-08 | 公園・庭園・名所

タイサンボクの花。実に大きくて白い花です。

花言葉は「前途洋々・威厳」。

これまで、実際に見たことがありませんでした。

今年に入って、偶然でしたが、所沢の多聞院(たもんいん)に、

その木があることを知りました。

何度も行っていたのに、迂闊にも気づかなかったんです。

先月中旬に行ったときは、茶色っぽい蕾のようなものを

見ましたが、まだ小さく、花が咲く雰囲気はありませんでした。

 

のんびりしているうちに、見逃してはまずいです。

先月末に、開花の状況をチェックに行きました。

しかし、タイサンボクの木は、相変わらず大きな葉ばかりです。

やはり開花はもっと先かと、出直そうと思いかけた時、

樹の上のほうに白いものがいくつか、ちらっと見えました。

タイサンボクの花です。

でも残念なことに、かなり高いところに咲いていて、

花の様子がよくわかりません。

下から見上げて撮ってみましたが、なおさら何だか

よくわかりません。

 

よくよく観察すると、大きな葉っぱの間に、皮を脱ぎかけ

たような、白く膨らんだものがあります。

さらに、ハクモクレンの蕾のような形ですが、

しかし白くつやつやして、どっしりとした楕円形のものが

見えます。

間違いなくタイサンボクの蕾です。

 

蕾が膨らんでから、何日くらいで開花するか分かりませんでした。

そこでネットをチェックし、4日後くらいに開花と勝手に決め込み、

満を持して出かけました。

運よく、当たったようです。念願の花です。

20センチから30センチはありそうです。

葉っぱも20センチくらいあります。

花の大きさがわかるような撮り方をすればよかったんですが、

喜び過ぎてすっかり忘れていました(笑)。

 

多聞院の庭を見回すと、早くもシモツケソウの花が咲き出して

います。

 

既に実をつけてるのは、枇杷やナツグミやロウバイです。

 

この赤い実は桑の実と思います。懐かしい思いがします。

 

こうして無心になって花や実を眺めていられるのも、

平和のおかげです。

世界が平和であってほしい。

繰り返し訴えたいと思います。

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これも珍しいと思います ~シチダンカなど:練馬区牧野記念庭園~

2022-06-04 | 日記

昨日(3日)は、埼玉や長野など各地で、雹(ヒョウ)が

降ったんですね。びっくりです。

地域によっては建物のガラスが割れたり、畑の野菜などに

被害があったとか。

被害にあわれた方々は大変だと思います。お見舞い申し上げます。

ところで、各ブロガーさんの写真(花)は、今バラが多いですが、

だんだんアジサイも多くなってきました。

もう6月、そろそろ梅雨入りの時期なんですね。

 

前回に続き、先日行った牧野記念庭園で撮った草や樹の花です。

ここにシチダンカ(七段花)というアジサイが咲いていました。

シチダンカは、1959年(昭和34年)、神戸の六甲山で再発見

されたものだそうです。ヤマアジサイの一種です。

珍しいんですね。

尖った萼片が重なって星のように見えるのが特徴とか。

 

名札に、ナルコユリ(鳴子百合)と書いてありました。

花が終わりかけでしたが、初めて見たので、アップしてみました。

 

これはサイハイラン(采配蘭)というのだそうです。

ランの仲間ですが、ちょっと変わっています。

必要な養分を光合成だけでなく、菌類からも得ていて、

栽培は難しいそうです。

 

これはコバノズイナ。

垂れ下がった穂状の白い花をつけています。

 

フユサンゴ(冬珊瑚)です。タマサンゴとも呼ばれます。

秋から冬にかけて赤い実をつけますが、今の時期に

小さな花をつけるんですね。ナス科の仲間で、

花はナスの花に似ています。

 

これはお馴染みのセンダン(栴檀)の花です。

思ったより、結構大きな木でした。

 

オモトもよく見かけますが、あまり目立たない植物

ですね。こんな実ができるんですね。

 

確かネズミモチと出ていたように思ったのですが―。

ネズミモチの花も控えめで、あまり目立った感じがしません。

 

これはイヌツゲと書いてありました。

小さな白っぽい花をつけています。

イヌツゲは垣根に使われる木ですね。

 

ひっそりと咲いているのはフタリシズカ(二人静)です。

ヒトリシズカよりも、葉も丈も大きい感じがします。

 

ムラサキシキブ(紫式部)の花が咲き出していました。

小さな薄紫の花です。秋になると紫色のきれいな実を

つけますね。

 

争いや諍いに目を奪われている間に、いつのまにか

少しづつ季節が進んでいきます。平和を願わずにはおれません。

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珍しいダイオウマツの樹 ~練馬区の牧野記念庭園~

2022-06-01 | 散歩

東京都練馬区にある「牧野記念庭園」については、これまで

何度もご紹介してきました。

この牧野記念庭園内には、牧野富太郎博士の住まいが保存されて

います。

牧野博士は逝去するまでの約30年間、ここに住んでおられました。

 

   

今回、来年春のNHKの朝ドラが、牧野博士をモデルにつくられる

ことになったため、記念庭園を訪問する人が多くなったようです。

先日記念庭園に行ったときも、

「練馬区に住んでいたことがありますが、博士の記念庭園がある

とは知りませんでした。NHKの朝ドラの主人公になると聞いたので、

来てみました。」という方と出会いました。

主人公役のキャストも決まっているようですので、

朝ドラの開始が近くなるにつれ、おそらく入園者は増えていく

だろうと思います。

 

       

庭園入口を入ると、大きな松の木の前に、等身大の牧野博士の

顔出しパネルが飾られていました。

植物研究に勤しんでおられたときの服装なんでしょうか、飾らない

お人柄が偲ばれます。

 

      

パネルの後ろにある松の木には、ダイオウマツという名札が

ついています。ダイオウショウ(大王松)とも呼ばれるようです。

    

          

 

       

 

見上げると、堂々とした松の木で、もしかしたら30m近くはあるか

と思われる高木です。これまで特段気に留めていませんでした。

 

たまたま園内を整備していたスタッフの方に、珍しいんでしょうねと

尋ねたところ、「珍しいと思いますよ。樹齢は90年くらい。

北アメリカ原産で、松の木としては3番目くらいに高木になる種類

と聞きます。アカマツなどの松葉は、葉は二本ですが、

ダイオウマツは葉は三本なんですよ。ここに松ぼっくりを比較した

ものがありますから、見てくださいね。」

 

ダイオウマツ・クロマツ・アカマツの三つの松ぼっくりを見ると

大きさの違いは歴然としています。

ダイオウマツの松ぼっくりは、30センチくらいはありそうです。

 

     

そのスタッフの方が、落ち葉の中から三本葉の松葉を拾って

くれました。帰宅してから、地域に生えてているアカマツの

松葉・球果と比べてみました。

それが上の写真です。30センチの定規を添えてみました。

左下がアカマツの松葉と球果。右がダイオウマツの松葉です。

ダイオウマツの葉の長さは30数センチ。確かに三本葉です。

これに対し、アカマツの葉は二本葉で10センチ。球果は5センチ。

植物分類の体験をした気分です(笑)。

 

今まで特に気にも留めなかった松の木ですが、これもおそらく、

牧野博士が植えたものなのではないかと思います。

今回の記念庭園訪問で、まだまだ知らないことが結構あったことに

気づかされました。

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