ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

ありがとうの言葉 ~地域散歩~

2023-12-28 | 散歩

私が今通っているリハビリ施設ですが、
利用者は女性が多く、皆さんよく思い出を
話されます。
     
先日も、その中のお一人から、こんな話を
聞きました
「うちの人がなくなったのは10年くらい前。
よく働く人で、優しくて穏やかで、声を荒げる
など
一度もなかった。
昔のことだから家事など何もできない人だった。
だから家の事はすべて
私が一生懸命やった。」
     
しかし「でもね」と続けて、
ありがとうの言葉は最期まで聞くことが
なかった。
」と、ポツリ。

ちょっとしんみりさせられました。
もしも心の中の思いが言葉になって出ていた
なら、
言葉はきっと最高の贈り物になって
いたことでしょう。
もちろん、夫婦のかたちはいろいろです。
心の中には深く刻まれていることだけは
間違いありません。

このところの陽射しの温かみを感じながら、
いつものように散歩をしてみました。


以前から見たかったホオズキです。網目状に
なっていました。ややもすると気づかないのですが、
自然はこんな素敵な作品をつくるんですね。


   
ユリが咲いていました。
12月にユリが咲いているとは驚きです。
確か以前、11月に咲いているタカサゴユリが
紹介されているブログがあったのですが、
どのブログだったか見つけられませんでした。
たぶんこれも同じタカサゴユリではないかと
思います。
今年はだいぶ暖かいので、咲いたのでしょうか。







既にアップしたシボリカタバミ(オキザリス・
パーシカラー)です。
陽ざしをうけて真っ白な花を鉢一杯に
咲かせていました。



以下も、すでに紹介した花です。
まずギョリュウバイも今の時期に長く
咲く花です。



ノイバラと思います。
これも花期が長く、ずっと咲いています。



このルリマツリもずっと咲いている花ですね。


元気がいいイソギクです。
冬など何ともないといった感じです。

来週にはもう新しい年です。本当に早いものです。
この一年、皆様方には私のブログに訪問いただき、
ありがとうございました。

皆様にとって来年が良い年でありますように。
また一日もはやく平和な日々が戻ってきますように。

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楽しいクリスマスを ~池袋西口エクストリームイルミネーション~

2023-12-23 | 公園・庭園・名所

相変わらず足のリハビリに通っています。
   
リハのプログラムの中に、立ったままする
”その場足踏み体操”があります。
この体操は、利用者全員が、
腕を振り歌をうたいながらやります。
曲は、高齢の利用者さんも歌いやすよう、
昔懐かしい昭和の歌謡曲や、童謡・唱歌が
歌われます。


 
先日のリハビリでは、”足踏み体操をしますよ”、
とのスタッフさんの声に、利用者が集まると、
目の前に、歌詞が書かれた大きな紙が出ていました。
題名はなく、次の歌詞が書かれていました。

はしれソリよ 風のように 雪の中を 軽くはやく
 笑い声を 雪にまけば 明るい光の花になるよ
 ジングルベル ジングルベル 鈴がなる 
 鈴のリズムに 光の輪がまう・・・・・

え、これって何の歌だっけ。すぐには曲がうかびません。
スタッフさんが、”ジングルベルです”、と口ずさむと、
みなさん「あ、あのジングルベル!!」。
この歌は、もちろん誰もが知ってますし、
よく耳にするんですが、声に出して
最初から歌うことは意外にないんですね。

というわけで、ちょっとつかえながら
小さな声で歌い出しました。
ところが、”ジングルベル”のところにきた
とたん、大きな声で大合唱!

もうすぐクリスマスということで、スタッフさんが
クリスマスソングを選んでいてくれたんですね。
みなさん楽しいクリスマスになりますように。


さて、この時期といえば、定番のイベントは
イルミネーションです。











なるべく混まないところが行きやすいので、
池袋駅西口の『エクストリーム イルミネーション』
を見に行きました。
場所は東京芸術劇場前の西口公園。
シンボルの「グローバルリング」の輪が、
青い「光のつらら」で飾られています。
若者を中心に、ここを訪れた人たちが
思い思いに光の空間を楽しんでいるようです。






     


「グローバルリング」回りの樹木も青一色です。
西口公園がブル―の電飾で彩られていました。






 
「グローバルリング」脇にあるフォトスポット「光の水族館」です。















今年は、魚たちが楽器とコラボレーション
しながら、歌をうたっているような感じです。
まさに記念写真を撮るなら、ここでどうぞ
という感じでした。













それぞれのパーツが可愛いので、一つ一つを
カメラに収めてみました。

まだまだ夜も早い時間でしたが、バスや電車を
利用してイルミネーションを見に行けるのも、
歩くことができるからこそです。
リハビリのおかげで、なんとか足の筋力の回復が
図られています。
改めてリハビリスタッフの方々に感謝です。

世界が平和でありますように!

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どうぞいつでもお撮りください ~うれしさの地域散歩~

2023-12-18 | 散歩

今使っているブルーレイレコーダーの調子が
悪くなってきてます。トホホです。
   
レンズクリーナーでクリーニングはしてます
が、
時々読み込まなくなります。
もっとも、このレコーダーは10年以上前の機種
ですから、もはや寿命なのかもしれません。
家電類はなぜか同じような時期に買い換えてます。
連鎖して他のものも不具合を起こさないと
いいのですがー。

ところで今日はがくっと気温が下がりました。
昨日の気温とは雲泥の差です。
私たちにはこたえますが、草木にはそんな
ことはあたりまえのことでしょう。





少し前ですが、通り沿いのドウダンツツジの
垣根です。
今は赤くなった葉は落ちてきている
と思います。近くで、白い実を包んでいた
ナンキンハゼの赤い葉も、今はすっかり落ちて
しまっているはずで
す。



冬に入り目立つのが草木の赤い実です。
散歩コースではナンテンの実が良く目立ちます。
こんなにもナンテンの木があったのかと
今さらのように驚きます。





青空を謳歌するように実をつけているのは
イイギリです。
高い枝についた赤い実が青空によく映えます。





クロガネモチも赤い実です。
こちらは樹全体に満艦飾といった感じです。





緑の葉と赤い実がクリスマスの飾りつけになる
ヤバネヒイラギモチ(ヒイラギモチ)です。
上の写真の1枚目と2枚目がそうですが、
ただしモチノキの仲間です。
なお、当初これをセイヨウヒイラギと書きました
が、kojiさんからご指摘があり、正しくは、ヤバネ
ヒイラギモチ(ヒイラギモチ)です。訂正させて
ください。


11月頃に白い花をつけていたヒイラギは、
上の写真です。セイヨウヒイラギとは別で
キンモクセイと同じモクセイの仲間です。
来年の5・6月頃に黒っぽい実をつける
はずです。





壁に沿って縦横に組まれた支柱に、
枝を這わせているのはノイバラです。
外国風です。こうなると芸術的です。

カメラを向けていると、たまたま日頃
手入れをしておられる方が後ろから
やって来られました。
白壁に赤い実が、とても素敵で、建物と
ピッタリです、と言うと、
「ここまでに這うようになるのに
3年かかったんですよ。褒めていただき
とてもうれしいです。」とのお返事。

いつも勝手にあちこちの花壇の花を
撮ってすみませんとお詫びすると、
「どうぞどうぞ、いつでも撮ってください。」
本当にうれしい言葉をいただきました。
明日にでも、また撮りにいきたくなりました。



通りのそばの枯葉に埋もれるように
見えていた赤い実は、ヒヨドリジョウゴの
実と思います。





この大きな赤っぽい実は、カラスウリの実の
ように見えましたが、どうでしょうか。
4~5mの木に絡みついています。
こんなに高いところまで、カラスウリが
這い上るものかどうか。





今までずっと気づかなかったんですが、
高い樹にたくさんの黄色い実です。
センダンの実でしょうか。
来年はしっかり花も見ておかないと
いけないです。



この黒い実はネズミモチでしょうか、
それともトウネズミモチでしょうか、
どちらなのかよくわかりませんが、
フェンス沿いに木が続いていました。


   
通りに面したお宅の窓辺の花壇にバラが
花をつけていました。上品な雰囲気です。
こんな寒い時期に咲くバラもあるのか
と思い、
カメラを向けていると、
そのお宅の方が外に出てこられました。

黙って撮っていたので、不審に思われたか
とお詫びしたところ、
「このバラは”クイーンエリザベス”と
いうんですよ。大きな花をつけるんですが、
体調もあってなかなか手入れができなくてー」
と話してくれました。
寒い時期にも花をつける品種のようです。
他にも、違う品種のバラを育てているとの
ことでした。
来年は見ごろの時期に撮らせていただこう
と思います。
きっと、希望と幸せをもたらしてくれる
バラに違いない、そう思いました。

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コンデジ片手にぶらり ~地域散歩~

2023-12-14 | 散歩

最近ぶらぶら歩きのときに、コンデジを
持って出ることが多くなりました。
上着のポケットに入りますし、軽くて
使い勝手がいいんです。
    
ところが、1年くらい前から、コントロール
ダイヤルの機能が故障したらしく、静止画が
右方向に動かなくなってます。
不具合箇所が拡がるとまずいと思い、先日
修理について調べてみると、なんと製品の
メーカー(カシオ社)は、既に5年前に
コンデジそのものの生産を終了していました。
つまりコンデジカメラ事業からの撤退です。
しかも補修部品の保有期限も過ぎていて、
修理の受付も終了になっています。
ガックリです。
とにかく、シャッターを無造作に押して
いるのに、きれいな映像をつくってくれる
カメラです。いい相棒です。
大事に使わねば。

さて、カメラ片手に、地域をぶらぶらです。
この一週間の間に撮った花です。

これは時期が外れていますが、
テッセンではないかと思うんですがー。
あってますでしょうか。
たった一輪、花壇に咲いていました。
1週間以上花がついています。
果たして今頃まで咲くものなのかどうか。



こちらはイソギクです。
ちょうど盛りといっていいかもしれません。
しっかりと花をつけています。





こちらは、オキザリス・パーシカラー。
和名はシボリカタバミです。
この和名は、実に花の雰囲気を言い表していて、
素敵だなあと思います。
和名に「味がある」花は、結構多いように感じます。
日が差してくると花を開き、日が陰ってくると
渦を巻いてしまうようです。面白い花です。



これはいわゆるカタバミですね。
カタバミにはたくさんの種類があるそうですが、
その中でも園芸種としてきれいな花をもっている
種類をオキザリスというようです。
上の写真も、結構きれいだと思うんですが、
花壇のあちこちにたくさん咲いていました。



ネリネです。別名がダイヤモンド・リリー。
これも今の時期に咲く花ですね。
ヒガンバナの仲間だそうですが、
こちらのほうは派手ですね。
開花期が長い花です。



ルリマツリです。とにかく開花期が長いです。
ずっと咲き続けています。



ヒイラギナンテンです。
その中でも、マホニア・チャリティと
呼ばれる種類です。
花が少ない今の時期に、2mくらいの背丈で、
存在感一杯に咲いています。



ビワの花です。
大きな木に、たくさんの花がついていました。
いろいろなところで咲いているわりには、
花が小さく固まって咲き、控えめな感じの
せいか、あまり
注目されないようです。
ちょっと気の毒です。



以前も、ブログに載せたフユザクラです。
寒さが厳しくなりつつある中で、
温かさを感じさせてくれています。
春への希望ですね。

寒い中でも見られる花があることは、
心が和みます。うれしいものです。
もちろん、日々花壇の手入れをされている
方々がおられるおかげです。
いつも勝手に撮らせていただいています。
お許し下さい。
本当にありがとうございます。

世界が平和でありますように!

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名残の秋です ~国分寺市:殿ヶ谷戸庭園の紅葉~

2023-12-09 | 公園・庭園・名所

三日ほど前ですが、しばらく訪ねていなかった
殿ヶ谷戸庭園に行ってきました。
紅葉がまだ残っていると聞いたからです。
教えてくれたのは庭園からそう遠くないところ
に住んでいる元の職場の同僚。
いろいろと話をしたかったこともありました。
    
その日は在宅のはずでしたので、庭園に向かう
途中で連絡すると、声を潜めて、今電話に
出られないので後で自分から電話を入れるとのこと。
その後SMS
に”病院で診察中”との連絡が入りました。
そういえば彼は先月はじめ急患で診察を受け即入院。
それが「大正解」で大事に至らず、検査結果もよく、
1週間ほどで無事退院。

三日前の日はちょうど予後を診てもらって
いたところでした。
結局会うのは次回にしましたが、年を重ねる
たびにどこかしら故障するのは仕方がない
ことです。お互い「もの忘れ自慢」をしながら、
とりとめもない話でストレスを発散するのは
何よりの「薬」です。
”会う、話す、聞く”は、やはり元気の元ですね。

さて殿ヶ谷戸庭園です。









ここは昭和の初め、当時の三菱財閥の岩崎家の
別邸だったところですが、現在は都立庭園に
なっています。
回遊式の庭園で、芝生地、崖下の湧水池、
樹林などが四季の風情を感じさせるものに
なっています。
紅葉は見頃を少し過ぎていましたが、晩秋の
夕暮れの風情を感じさせるものでした。

写真は、本館とその前の芝生地です。
立ち木などに、こも巻き・霜よけが施され、
冬の到来を感じさせています。










芝生地も穏やかに緑が広がり、モミジとの静かな
コントラストを描き出しています。




    


和風庭園の象徴の竹林も、夕暮れ時に静かです。













茶室(紅葉亭)まわりのモミジは、建物との調和を
考えて、茶室を包み込むように作られているように
感じられます。














         
崖下の湧水地は、この庭園で一番に四季の風情を
感じさせるところです。
「贅沢」な造りと言ってもいいのではないかと
思います。













モミジは一部まだ艶やかさを残していましたが、
落葉が季節の区切りを物語っていました。



ちょうど園内の小道沿いに、キチジョウソウが
随分と花をつけていました。
葉の間にひっそりと咲いていますので、
うっかりすると見過ごしてしまいます。
ところで、キチジョウソウを見ると幸運が
訪れるそうです。
さて何をお願いしましょうか。

世界が平和でありますように!

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思い思いの語らい ~昭和記念公園の黄葉~

2023-12-03 | 公園・庭園・名所

地域では樹々の紅葉が進み、通りの落ち葉も
多くなってきました。イチョウも黄色く色づいて
います。
数日前ですが、立川の昭和記念公園の黄葉を
見に行ってきました。



JRの西立川駅の改札を出ると、すぐ前が公園の
ゲート(西立川口)です。
訪れたのは平日でしたが、多くの人がゲートを
目指していました。
新聞などでも紹介されていましたから、
結構の人出になっていたのだろうと思います。
私のようなシルバーだけでなく、若い人たちの
姿も随分あります。
ゲートを入ってまっすぐ行くと、いつもの池です。
池の周りの樹々もすっかり色づいています。



目指すイチョウ並木はゲートから左手の
ほうですが、道の両脇には、ナンキンハゼを
はじめ、いろいろな樹々の色づきが目に
飛び込んできました。



とりわけ、大きなメタセコイヤの木は黄色く
色づき、堂々たる雰囲気です。
カメラを向ける人も多く、ちょっとした紅葉の
スター的存在でした。



イイギリの実はだいぶ高い梢から顔を
覗かせていました。
しばらく梢をみつめて、どう撮ろうかかと
あれこれ考えながら、「固まって」いると、
「あれは何の木ですか」と、後ろから来た
女性の方に尋ねられました。
「イイギリと思います」と答えましたが、
たどたどしく歩いては、よいしょとカメラを
向けるので、倒れやしないかと心配して
声をかけて下さったのかもしれません。
大丈夫です、カメラはコンパクト デジカメ
です、軽いです。
リハビリにも通ってますから、足腰は
まずまずです。ありがとうございます。





とにもかくにも颯爽と歩けば格好がいいんですが、
やはりそうはいきません。
よいしょ、よいしょと歩き、モミジの赤をカメラに
パチリ。私には、見栄や無理は禁物です。




さて、肝心のイチョウ並木です。
イチョウ並木の名称は、”かたらいの並木”。
並木に向かう手前の広場は、イチョウの
落ち葉を敷き詰めたようになっていました。
ベンチにも落ち葉が降りかかっています。
ここで若い人が語らえば、確かに絵になり
そうです。
でも私では、どう見てもよっこらしょの
一休みにしか見えないです。





青空にイチョウ。青と黄色のコントラスト。
何度見てもいいものです。















並木のトンネルは、見事と言うほかありません。
並木の手前で、三脚を立ててカメラを向ける人、
歩きながらカメラを向ける人、様々です。
イチョウの黄葉は決して鮮やかではないんですが、
こんなにも人を引き付けるのは、陽光の賜物なの
かもしれません。



ワンちゃんも、整列して記念写真に収まって
いました。もっとも、じっとしていません。
走りたくてしょうがないんでしょうね。
イヌの種類を尋ねましたら、
「オーストラリアン ラブラドール・・・・・・。」
む・むっ。舌を噛みそうな長い名前です。
記憶力が危うい身ですので、とても覚えられません
でした。

   
この昭和記念公園もそうですが、シルバーの方が
手をつないで散歩しているのを、訪れた公園などで
見かけます。
かつて、コラムニストの金平敬之助さんが、
「私は外出のときはよく妻と手をつないで歩くん
ですよ」とおっしゃっていたのを思い出します。
人生の喜び。しみじみ思うようになりました。

世界が平和でありますように!

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