ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

軽井沢散歩 ~石の教会・内村鑑三記念堂~

2013-07-28 | 旅行
軽井沢の有名な教会の一つ、石の教会を訪問しました。

石の教会は、明治大正期のキリスト教の指導者・伝道者である内村鑑三を
記念して建造された建物だそうで、ネット上のいくつかのサイトでは
1988年の竣工のように紹介されていますので、比較的新しい建物のようです

しかし、緑の木立の中にひっそり佇む石造りの教会は、長い年月の中で自然
と調和して生きているような感じを抱かせます。

教会内に入り、一番奥の透明なガラス越しに、内部に射し込んでくる光の様
を目の当たりにしたとき、その崇高さに打たれたような思いがしました。



地下は内村鑑三の記念資料が掲示されています。キリスト者で人格高潔の
人物であったろうと思いますが、この額と解説を見たとき、思わずその
人間味に笑ってしまいました。

解説はこうです。「別荘で勉強されていた内村鑑三の耳に、旅館の
宿泊客の酒宴の大声が届き、氏は我慢できず、『この国賊ども!』
と怒鳴りつけた」

この額は、その数日後に届けられたということです。








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群馬散歩 ~鬼押出しで~

2013-07-15 | 旅行
鬼押出しに行ってきました。浅間山の広大な麓に、いたるところに奇岩が
無造作に折り重なっていました。


この光景は今から230年前(1873年)、浅間山の大噴火によって
生み出されたものとのこと。奇妙に静かな様子が、返って当時の
噴火のすさまじさを思わせます。



鬼押出しの園内に、上野寛永寺の別院、浅間観音堂がありました。
ふと見ると、こんな張り紙がー。



確かにそのとおりです。言わなくてもいいことを言ってしまうから、
人との関係がややこしくなってしまい、あげくの果てに仲違い。

でもですねぇ、人ってとにかく話したいんですよね。
このブログだって「きいて!きいて!」ですものね 
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エッセー ~蓮の生け花~

2013-07-04 | 日記
以前に勤めていた職場の N さんが、生け花の作品を写メにして
送ってくれました。
作品は、市内の公共施設のホールに展示しているものとのこと。
凛としてすばらしいできばえです。

N さんは、小原流の師範。職場の庭に咲く花などを素材にして、
いつも花を活けてくれていた人です。今も続けていますとの
添え書きに、うれしくなりました。

生け花の蓮は、まだ蕾ですからしばらくすると清廉な花がさく
はずです。きっと訪れた人を楽しませてくれることでしょう。

仏教のサイトを見てみました。清らかな花を咲かせる蓮は、
泥水を人生のつらさ、苦しさ、悩みなどにたとえ、
人が生きる中でのさとりを蓮の花に表わしているようです。

つらいのは自分一人ではない。確かにそうですね。
話を受け止めてくれる仲間、大事にしたいですね。







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鎌倉散歩 ~円覚寺~

2013-07-02 | 公園・庭園・名所
鎌倉検定の認定を受けている S さんに、北鎌倉を案内して
いただきました。

円覚寺は何度か拝観したことがありましたが、解説して
いただくのは初めてでした。

禅宗では、開基というのは平たく言えばお寺を創建した
スポンサーのことだそうで、円覚寺の場合は、北条時宗。

これに対し、開山はお寺の精神的支柱になった僧を言う
そうで、こちらは「無学祖元」禅師。

これだけでも「そうなんですか」と感心しきりでしたが、
ところで「無学」ってどういう意味かおわかりですか、
と問題の出題がありました。

実は「無学」とは、仏教の真理を究めてもはや学ぶべき
ことがない状態だそうで、反対に、まだまだ学ぶべき
ことが多い状態を「有学」というのだそうです。

S さんの解説を聞きながら、学ぶって本当は楽しいこと
なんだと今更のように思いました。




コメント (2)
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