ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

冬の日の出会い ~地域散歩~

2024-01-25 | 散歩

ここ数日の大雪のため、高速道の車の立ち往生
など、各地で交通混乱の事態が発生しました。
改めて自然の怖さを感じます。
     
岐阜の子どもから、家のまわりの雪の写真が送られて
きました。50~60cm近く積もっているようです。
おそらく雪降しに追われる毎日なんでしょう。
毎年のこととはいえ、雪国はやはり厳しいようです。

今日(25日)は、東京は寒風が肌を刺す一日でした。
でも明るい陽射しに背中を押されて、歩いてみました。











花壇やフェンス沿いなどのちょっとした
スペースに、水仙が咲いています。
いつの間に咲いていたのか。
あちらこちらで花を覗かせています。
うつむき加減に咲く小さな花が、
気持ちを清々しいものにしてくれます。





あるお宅の花壇に赤く紅葉した小さな葉が
見られました。イチゴです。
イチゴというのは冬の寒さに強く、
越冬する力があるんですね。
初めて知りました。
一粒の実が、少し赤く色づいては
いましたが、どうやら休眠状態のようです。













昨年末からしばしば目にしていた木瓜(ボケ)
の花です。紅色だけかと思いましたら、
朱色や薄桃色や白い色の花もあったんですね。
葉は後から出てくるようで、そのせいか花が
良く目立ちます。
冬のうれしいアクセントですね。



これはカレンデュラ、一般にフユシラズ
(冬知らず)といわれる花ではないかと
思います。冬の間中楽しませてくれる花ですね。





これは河津桜の蕾です。
鉢植えにして育てておられるお宅の樹で、
2mくらいの背丈です。
少しづつ蕾が膨らんでいるようですが、
開花するのは来月中旬くらいでしょうか。
楽しみです。これからも時々見させて
いただこうと思っています。

厳しい季節ですが、冬を乗り越える草木や、
春に備えて休んでいる草木など、
いろいろなんですね。
歩けることの楽しさを味わうことができた
一日になりました。


世界が平和でありますように!

コメント (4)
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伝えていきたい伝統文化 ~江戸東京たてもの園~

2024-01-20 | 公園・庭園・名所

各地での梅の開花をいろいろな方がブログで
紹介されています。
小金井公園の梅が咲き出したようですので、
久しぶりに行ってみました。
1週間ほど前のことです。






    




公園の一角にある梅園に行ってみると、全体的には
まだツボミでしたが、数本の樹が開花していました。
例年まっさきに花をつける白梅と紅梅の樹です。
休日ということもあって、たくさんの人が梅を楽しん
でいました。





ロウバイも、蠟のような花をつけていました。
明るい陽ざしの中の梅やロウバイの花は本当に
いいものですね。

せっかく公園にきましたので、奥のほうにある
「江戸東京たてもの園」に行ってみることに
しました。
たてもの園は65歳以上は割引になります。
しかもJAFの割引も使えますので、一般の方の
入園料の半額以下になります。
ありがたいですが、ちょっと申し訳ない気も
します。



たてもの園の本館から、庭に出るための屋外出口
に向かうと、出口手前の「坪庭」に飾り結びが
してありました。
以前、この時期に来た時に、庭の松の木などに
飾り結びがしてあったことがありましたので、
もしかして今年も飾られているのかもしれません。
いいときに来たみたいです。





ぶらぶら歩みを進めると、高橋是清邸の建物が
本館の曲面のガラスに映っています。
これは、私のお気に入りの光景なんです。
大げさに言えば、ちょっとしたガラスのアートです。



さらにぶらりと進むと西川家別邸です。



さてと、飾り結びはどこにあるか。
ありました、ありました。
別邸前の松林や、庭の松にこも巻きがして
あり、そのこも巻きの上に、飾り結びが
つけられています。
これはテントウムシです。

庭師さんの遊び心ですね。
この飾り結びができるようになるには
どれくらいかかるのか。
こうした結び方ができる人も少なくなって
いるのではないかと思います。
はたして技法を習得するには、どのくらいの
期間がかかるか、簡単ではないでしょうね。



トンボ。


ハチ。


ホタル。


カエル。


トカゲ。


キンギョ。


カマキリ。


クワガタムシ。


飛んでいるトンボ。


これはなんでしょう。ミノムシ?。
実は、回答の中に入っていないんです。

     
どれくらい飾られているか、ちょうど居合わせた
「たてもの園」のスタッフさんに聞くと、
18種類のようです。年々飾り結びが増えています
も言ってましたから、実際は、もう少しあるの
かもしれません。
ともあれ、ちょっと殺風景な松林に賑やかさが
感じられて、これぞお正月といった気分です。









さらに歩いていくと、昭和レトロな雰囲気のする
一角があります。お風呂屋さん(銭湯)は、子どもの
頃に行った銭湯が思い出されて、とても懐かしいです。
無理でしょうけど、年に1回くらいはお湯を張って
くれて、足湯くらいできたら最高なんですがー。





ちょうど、伝統工芸の村山大島紬(つむぎ)と、
型染・木版染の実演が行われていました。
時代が進むとともに伝統文化が消えてしまうことが
ある中で、こうした伝統技法を伝えていくことは
大変なことだろうと思います。
大事にしたいものです。

世界が平和でありますように!

コメント (6)
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地域の防災にあたってくれる人たち~東村山市消防団出初式~ 

2024-01-13 | まつり・イベント

我が家の暖房はエアコンです。ところが年明けから、
そのエアコンがどうも暖かくなりません。
     
長いこと、フィルターの掃除をしてません。
蓋をあけてみると、わたぼこりが見事なまでに
ぎっしり。パネルの内側には黒っぽい汚れも
ついています。
我ながらよくまあほっといたもんです。
感心している場合ではありません。
とても手に負えません。
   
みぞれが降るかもしれないとの予報もあります。
さらに冷え込みそうです。専門の業者に頼むしか
ありません。連絡すると、早速機材を持った
業者さんが来て、テキパキとクリーニングして
くれました。作業が終わると元どおりの温風です。
エアコンのクリーニングは、1月はあまり忙しく
ない時期なんだそうです。すぐにやってもらえた
のはラッキーでしたが、痛い出費になりました。
普段から手入れをしておかないとダメですね。


普段は仕事をしながら、火災などが起きると
駆けつけるのが地域の消防団の役割です。
  

     
今年も東村山市の出初式を
見に行ってきました。
東村山と言えば、コロナで亡くなった志村けんさん
の出身地です。










    
会場の駅前広場で式典が始まりました。
会場には消防車などがずらり整列。
東村山市は分団数が多い市なんでしょうか。



東京消防庁の音楽隊が式の進行に合わせて演奏
しています。





平日でしたが多くの市民の方が見守っています。
近くの保育園(幼稚園?)の子どもたちが、
先生に連れられて、随分見に来ています。
男の子は消防車が好きですね。





各分団の団員や消防車の行進です。





消防庁カラーガーズ隊のパフォーマンスです。








    
いよいよハイライトの一斉放水です。
耐火服に着替えた団員が操作し、ロータリーの
噴水の上に、放水が行われました。
式典ですので、放水はあっという間に終了しました。

今回の能登の地震でも、地域の消防団は、取水など
困難をきわめる中で、消火活動にあたっていたはずです。

中には自分も被災しているにもかかわらず、
今、災害対応の活動をしている人がいるかも
しれません。

「見えない」
ところで取り組んでいる人がいる
ということを忘れないようにしたいと思っています。

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健康で元気に暮らしていけますように ~谷保天満宮のどんど焼き~

2024-01-09 | まつり・イベント

能登地震で被災された方々には、辛く苦しい日々を
過ごしておられると思います。心からお見舞い
申し上げます。
また、報道によると被災地では、被災された方々の
救援活動や被害箇所の復旧活動が、懸命に
行われて
います。
各メディアは、自衛隊、各自治体の消防・警察など、
さらには企業やNPO団体などにより様々な活動が
行われていること伝えています。
厳しい気象状況の中で行われている関係の方々の活動
には、本当に頭が下がる思いです。感謝の気持ちで
一杯です。

松が明けました。どんど焼きが行われる国立市
(くにたちし)の谷保天満宮(やぼてんまんぐう)
行ってみました。



学問の神様・道真公をお祀りした天神様です。
由緒ある神社です。


     


境内の一角には、既にしめ縄などの正月飾りが
積み上げられています。
中心の竹の上にはダルマが置かれています。







宮司の祝詞でどんど焼きの神事がはじまりました。
祝詞などが終わると、いよいよ点火です。





どんど焼きの始まりです。






  
すぐに煙があがり、炎が広がっていきます。
やがてしめ縄や正月飾りなど、すべてが炎に
つつまれていきました。


   

   



    

     

     
多くの人が見守り、手を合わせ、祈ります。
「無病息災・家内安全!」 
どうか誰もが健康で元気に暮らしていけます
ように。
能登の被災者の方々が、一日も早く普段の
暮らしに戻ることが
できますように。


炎が収まった後の火で餅を焼いて食べる
ところも多いようです。
紅白の餅を手にした人が随分いましたが、
さてどうされたかー






万一に備えて消防団の方が待機していました。
ご苦労様です。







天満宮には隣接する梅園があります。
梅園の
梅はほとんどが蕾でしたが、
ごく一部が開花していました。
本格的に梅を楽しむことができるのは、
中旬以降でしょうか。







谷保天満宮の帰りに、富士山をカメラに
収めました。
上の一枚目は府中本町駅の駅舎の窓越しに
撮ったもので、二枚目・三枚目は南多摩駅
の近くの是政橋のたもとから撮ったものです。

雪を被った富士の写真は久しぶりです。
どうか穏やかな日々を送ることができます
ように願わずにはいられませんでした。

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静かな初詣 ~石神井の氷川神社で~

2024-01-04 | 日記

能登地方の地震に続いて、翌日の羽田の事故
です。今年はその中での初詣になりました。

例年なら、初詣は心が弾むのですが、明るく
ふるまってはならないような気持がして
なりませんでした。








石神井公園近くの氷川神社に着くと、
本殿まで参拝者の列ができていました。
しかし賑やかな声はあまり聞かれません。
やはり災害や事故のことがあるのでしょうか、
訪れた人は静かに参拝の順番を待っている
ように感じました。

本殿の前に進み、改めて家族の安全と、
世の中の平和を祈らせていただきました。





なぜか、参道脇の「花手水」の清らかさが
印象的でした。













この神社は地域の総鎮守なのだそうです。
必ずしも大きな神社ではありませんが、
周りは樹々で覆われ、静かな雰囲気の
ところです。
心の落ち着きを取り戻したところで
改めてお参りしたいと思っています。

ところで、今回の飛行機の事故ですが、
危機的状況の中で乗客が全員無事脱出できた
ことは奇跡にも近いと、客室乗務員の適格な
行動に対し、欧米のメディアから称賛の声が
寄せられているそうです。

理想は人為的なミスをゼロにすることです。
しかし、現実にミスが発生したときに、
そのミスを救うのも人です。
改めて、乗客の命を守った客室乗務員の
方々に称賛の言葉をお送りしたいと思います。

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穏やかで平和な一年でありますように ~新しい年に~ 

2024-01-01 | 日記

新しい年を迎えました。今年も思いつくままに出かけ、
ブログにしていこうと思っています。拙い内容ですが、
どうぞよろしくお願いいたします。

今朝7時前に、朝焼けの中を陽が昇ってきました。
まばゆい光に圧倒されます。壮大なエネルギーです。
日の出を目の当たりにしていると、私たちは本来
ちっぽけな存在なのだとつくづく思います




年末に大國魂神社にお札をいただきに行って
きました。大きな絵馬です。
眼光鋭い辰の表情を見ながら、私たちは一体
何をお願いするのでしょうか。


   

   

   
大國魂神社の境内には、巨木と言われる樹が
たくさんあります。巨木は、私たちの社会の
ありようを見続けてきています。
はたして、どんな思いでいるのでしょうか。





今日一日、東京は快晴でした。暖かく穏やかな
一日でした。
青空を背景に松の木がさらに伸びようとして
います。ボケは蕾を膨らませ、少しづつ花を
開き出しています。





その一方で、身内が住んでいる札幌や岐阜の
飛騨の地域は、昨年暮れ以来雪です。
これから降雪が多くなっていくはずです。
その地域のありようとともに、新しい一年の
暮らしが営まれていきます。いろいろなことが
あるでしょう。


今このブログを書いている最中に、能登地方で
震度7の地震がありました。大津波警報が出て
います。
被害が心配です。無事を祈るばかりです。

この一年どうか穏やかで
平和な日々であって
ほしい、そう願わずにはいられません。

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