ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

よくよく目を凝らしていないと ~地域の野草~

2022-09-28 | 散歩

台風が過ぎ去った後、晴れの日が続いています。

気温は少し上がったものの、湿度が下がったせいか、

しのぎやすく感じます

散歩していると、ツクツクボウシの鳴き声がしました。

何となく弱々しい鳴き声です。すぐに止んでしまいました。

たぶんセミの声は、もうこれが最後ですね。

もうすっかり秋なんですね。

 

通りの花壇に咲いていたのは、どうやらニチニチソウ

です。

花がやや小さめですが、ニチニチソウで間違いないと

思うんですがー。

次々と咲く一日花ですね。

上の写真は、数日前、雨の合間に撮ったものです。

よく見ると、花の真ん中で、花びらが立っている

ように見えます。八重咲きなんでしょうか。

 

昨日、再度写真を撮りに行きました。

やっぱり八重咲きの感じです。

園芸種なので、珍しくないのかもしれませんが、

目にしたのは初めてです。

八重のニチニチソウがあるのかどうか、ご存知の方が

いらっしゃいましたら、教えてください。

 

アメジストセージの紫の花穂がきれいになって

きました。しばらく楽しめますね。

 

ハート形の種が可愛いフウセンカズラです。

フェンスに絡みついています。

 

ランタナですが、野生化している感じです。

花に蝶が止まっています。

ヒョウモンチョウというのかどうか。

よくわかりません。

 

毎年見かけていたハゼラン(三時草)が、今年は

見つけられないでいました。

ところが、よくみると野草の中に埋もれていたり、

通りと花壇の隙間のところにしがみつくように、

咲いていました。

ハゼランの葉など、どんな姿なのか知らなかった

ことも、見つけられなかった理由の一つでした。

今回やっとわかりました。

 

背丈が大きかったので、キクイモでしょうか。

キクイモモドキとは葉の形やつき方が違うらしいの

ですが、よくわかりません。

 

秋の定番、シュウメイギクですね。

優しい感じがします。

 

コムラサキシキブの紫の実は、実に上品な感じがします。

 

ヒヨドリジョウゴです。

道端で木に絡みついていたりするんだそうですが、

これまで見つけたことがありませんでした。

下の方ばかり見ていたんですね。

今回、フェンス際のヒガンバナを見ながら、何気なく

顔を上げたら、何とフェンスに絡みついていたんです。

それだけでなく、道端の奥の空き地にも

背丈の低いのがあったんです。

注意深く観察しないとだめですね。

 

去年の今頃なら、キンモクセイが咲いていたんですが、

今年はちょっと遅れているようです。

でも、上の写真の具合では、いい香りを漂わせるのは

時間の問題ですね。

秋は短いです。よくよく注意していないと、花や実を

見逃してしまいますね。

 

世界が平和でありますように!

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高貴な名前もあるんですが ~ヒガンバナ~

2022-09-24 | 散歩

台風14号の後に、また台風がやってきました。

東京は、ほとんど影響はなかったようですが、

またもや雨続きになってしまいました。

そこで、空模様を見て、雨の合間をぬっての散歩です。

 

ちょうど秋のお彼岸です。

それに合わせたかのように、

あちらこちらで咲くヒガンバナ。

真っ赤な花は、鮮やかそのものです。

今年は、日高市(埼玉)の巾着田の曼殊沙華まつりが

3年ぶりに行われています。

アクセスの関係で行けそうにないのが残念です。

 

通りのヒガンバナは、「見て見て」と言わんばかりに

真紅の花を開いています。

でも、なかなか「いいね」という雰囲気にならないのは、

葉が出ていないために、萎れてくると侘しさが

漂うからかもしれません。

曼殊沙華という別名は高貴ですが、幽霊花など

の不吉な感のある別名が多いのは気の毒です。

 

さらに、牧野記念庭園のヒガンバナも

見てきました。

 

山野草や立ち木の緑の中に配色された赤、そして

白は、控えめながら、静かに秋の気配を強調していました。

 

今の時期、園内は花や実は少ないのですが、

ホウチャクソウがひっそりと黒い実をつけていました。

 

ただちょっと心配だったのが、ブナ科の樹木シナグリが

「ナラ枯れ」の被害にあっていたことでした。

最近、ナラ枯れが全国的に広がっているようです。

ブナ科といえば、コナラやミズナラ、シラカシなども

同じ科の樹です。

各地で対策が講じられているようですが、

何とか最小限に食い止められるといいのですがー。

 

世界が平和でありますように!

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自然は芸術家です ~都立薬用植物園~

2022-09-19 | 散歩

九州を北上していた台風14号は、今日19日は、山口に入り、

日本海沿岸を北東に進んでいるようです。

東京も、私の住んでいるあたりでは、朝から雨が降ったり、

晴れたり曇ったりと、目まぐるしく天気が変化しています。

被害状況が報道されていますが、被災された方には、心から

お見舞い申し上げます。

 

この3連休は雨など不安定な天気で、気軽に出歩くわけ

にもいきませんでしたので、撮りためていた花などの

写真を紹介します。都立薬用植物園の草花です。

 

夏から秋の変わり目ごろに咲く花ですね。

どれもよく知られていますが、上からオミナエシ、ニラ、

シオンです。

シオンは園芸種が広く出回っていますが、自生している

ものは少なくなっているんだそうです。

 

これはオオイヌタデです。

高さは2m近くありました。空き地などでよく見るイヌタデ

は30~40cmくらですが、はるかに大きいタデです。

花穂も10cmはありそうです。枝垂れています。

 

キカラスウリ(上の1枚目)とオオカラスウリ(2枚目)の花です。

午後に撮った写真ですので、おそらく萎みつつあるのだと

思います。

レースをひろげたような花には、今年も出会えませんでした。

 

      

キカラスウリ(上の1枚目)とヘビウリ(2枚目)の実です。

ヘビウリの花は、撮り損なってしまいましたが、

キカラスウリと変わらないくらいだったと思います。

それが、実になるとこんなにも違うんですね。

 

ちょっと変わった花を見つけました。

シモバシラというんだそうです。初めて見ました。

冬になると地上部が枯れ、その茎に根から吸い上げた

水がたまり、凍って結晶のようになるので、シモバシラと

呼ばれるそうです。面白いですね。

 

ゴジカ(午時花)の花です。

この花を見たのも初めてです。

午の刻(11時~13時)頃に開花する一日花だそうです。

アオギリ科と表示されていました。

 

カリガネソウ(雁草)です。

花の様子が雁のように見えるということから、

この名前がついたそうです。

きれいな花です。

 

自然は、まるで芸術家のようですね。

世界が平和でありますように!

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秋はいつものようにやってきています ~所沢:多聞院~

2022-09-15 | 公園・庭園・名所

最近、通りを散歩していると、マスクを外して歩く

人が、少しづつ増えてきた感じがします。

でも、まだマスクで歩く人のほうが多いですね。

私は依然としてマスクで歩いてます。

というのも、一人分くらいの幅の歩道のすれ違いとか、

5・6人くらいの人の間のすり抜けとかは、片手が杖と

いうこともあって、マスクを再度着けるのが

面倒なんです。

今日もちょっと狭い歩道を、人とすれ違いました。

すれ違った瞬間、お互い斜め後ろを見て、「あ、どうも!」。

どちらも顔半分がマスクでしたので、すれ違って初めて、

「誰さんだ」と気づいたわけです。

苦笑いしながら、「どうですか、体調は?」「階段で膝を

ぶつけて痛くってね」と、お決まりの会話。

コロナ以前の「日常」に戻るのはいつのことやら。

 

所沢の多聞院(たもんいん)に行ってみました。

萩の花を見たかったからです。

モミジは、ほとんどがまだ青々としています。

本格的に色づくのは10月中頃からでしょうか。

 

一部ですが、うっすらと黄色味を帯びた葉が見られました。

なぜか枝の先端だけが赤茶色の葉もー。

 

さて肝心の萩ですが、高さは2m弱です。

垂れた枝に、たくさんの紫紅色の花が

ついています。

ミヤギノハギではないでしょうか。

 

ミヤギノハギは、他の萩に較べて花が大きく、

花つきもいいことから、全国的に人気のある萩とか。

しかし、宮城に自生種はなく、その名前の由来も

はっきりしていないようです。

ケハギの園芸種とする説もあるようです。

 

これはセイヨウフウチョウソウのように見えますが、

どうでしょうか。

 

ヤマシャクヤクの実です。赤く割けて黒い種が見えて

います。

 

ツルボですね。境内の道路際などに、たくさん顔を

出していました。

 

ヒガンバナが境内のあちらこちらに見えています。

もうそんな季節になってきているんですね。

季節はいつものように進んでいるようでした。

 

世界が平和でありますように!

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中秋の名月が楽しめました ~地域花散歩~

2022-09-10 | 散歩

今日(10日)は「中秋の名月」。

東京の天気は、1週間ほど前の予想と打って変わり、

晴れになりました。

それではと、夜空を見上げると、満月が輝いています。

なかなかピントが合いませんでした。

おまけにレンズの内側に少し曇りがー。トホホです。

でも、何とか撮ったのが上の写真です。

お月さまのおかげです。

 

相変わらず、カメラを片手に散歩をしています。

最近撮りためた花を紹介したいと思います。

キバナコスモスがいたるところで見られます。

野生化が進んでいるようです。

 

ムラサキゴテンです。ツユクサの仲間です。

一日花ですが、朝に開花して昼には萎んでしまい

ます。上の二枚の写真は、朝撮りました。

三枚目は昼前に撮ったとったものです。

開花時間が本当に短い花です。

 

朝に花を開いたムラサキゴテンの脇で、昨晩からの

オシロイバナの花が萎みかけていました。

夕方にはまた別の花が咲くはずです。

同じ一日花でも、こうも違うんですね。不思議です。

 

一枚目はタマスダレです。2枚目はやや黄色味をおびて

いますが、同じタマスダレだろうと思います。

3枚目は、サフランモドキですね。

 

花壇に紫の花をつけた低木がありました。

ブーゲンビリア(和名はイカダカズラ)のようです。

南国の花ですが、この暑さの中で元気一杯なんですね。

 

コムラサキシキブの紫の実が見られるようになりました。

しばらく楽しめそうです。

 

この紫の花はムラサキルエリア?、それともヤナギバルイラソウ?

葉が太いのがムラサキルエリアなんだそうですがー。

さてどうでしょうか。

 

 

ミズヒキとコラボしているのは、

シロバナマンジュシャゲ(シロバナヒガンバナ)です。

もうヒガンバナが咲く時期なんですね。

 

このところ気温が少し下がってきたせいか、涼しく

感じる日もでてきました。

しかし、沖縄の南にはまたもや台風が停滞しています。

沖縄の人にとっては、月や花どころではないでしょう。

被害がないことを祈っています。

 

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中秋の名月は満月 ~9月10日~

2022-09-06 | 日記

今年の「中秋の名月」は、9月10日(土)です。

しかも、「国立天文台」の解説によれば、満月です。

ただ当日は、東京は曇りの予報。うーん。

晴れてくれればいいんですがー。

 

通っているリハ施設に、今、折り紙で「お月見」

飾られています。

貼りつけられている折り紙は、

「満月、すすき、お団子、うさぎ」など。

どれもスタッフさんの力作です。

(写真をお願いするのを忘れました。)

 

私も、「お供え」としてぶどうと柿と栗を折らせて

もらい、施設の「お月見」に貼っていただきました。

それが上の写真です(笑)。

 

    

我が家のほうにも、ささやかな「お月見」の折り紙を

貼って、悦に入っているところです。

果物の折り紙は、疲れましたので省略です。

 

そうしましたら、久しぶりに岐阜の子どもから、

家庭菜園でつくった野菜が送られてきました。

この夏はあまりできなかったようで、少々少なめ。

でも、やはり嬉しいものです。

 

一番多かったミニトマトは、ステラミニトマト。

「固定種」だそうです。

ちなみに中玉トマトは、アロイトマトとポモドーロトマト

と言ってましたが、どれがどれやらわかりません。

 

ホオズキは、食用ホオズキで、キャンディランタン。

フルーティで甘い味がします。

 

オクラは大ぶりで、白オクラ。

さっと茹でて、かつお節にしょうゆで食べました。

 

ピーマンは、ごく普通のピーマン。

形はよくないですが、新鮮が売りです。

 

子どもは、無農薬栽培を楽しんでいるようで、

説明に力が入っていました。

ともあれ、元気なようで何よりです。

親バカです(笑)。

 

世界が平和でありますように!

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山野草も秋を迎えます ~牧野記念庭園~

2022-09-02 | 散歩

秋の気配を感じるようになってきましたが、

今、かなり強い台風が沖縄南方の海上に停滞しています。

これから日本を縦断するようで心配です。

 

このところNHKのBSテレビで、大リーグ中継をよく見て

います。大谷翔平選手の活躍には、本当に嬉しくなります。

30号HRを打った後のコメントもよかったですね。

「いいホームランだった。サンディ(エンゼルスの投手)

の活躍は素晴らしかった。ヤンキースは素晴らしいチーム。

3連戦はどれも接戦で、いいゲームだった。」

実に、爽やかなコメントです。

これがブログだったら、早速「いいね・応援・続き希望」

「クリック」してしまいますね。

 

 

       

練馬区の「牧野記念庭園」です。

来春のNHKの朝ドラは、植物学者の牧野富太郎博士を

モデルに、その生涯が描かれます。

そうしたこともあってか、入園者が増えているように

感じました。

日頃あまり目立つことのない山野草が取りあげられる

ことも、楽しみです。

 

 

園内の樹木に、この夏最後と言わんばかりに、

ミンミンゼミが鳴いていました。

もうすぐ、セミの抜け殻を見ることもなく

なるでしょう。

 

花よりも草木の実が目立っていました。

ホウチャクソウというのだそうです。

黒い実がついていましたが、

ピントずれてしまいました。

 

シロヤマブキも四つの黒い実をつけていました。

 

ヤブミョウガです。何となく愛着を覚えます。

 

フユサンゴ(タマサンゴ)です。

オレンジ色の実は、これから赤くなっていくそうです。

 

ジュズダマというのだそうです。イネ科です。

なんとなく稲の雰囲気ですね。見たのは初めてです。

 

次は、花のほうです。

キツネノカミソリです。ちょっと、うまく撮れて

いません。残念。

 

定番のヤブランの花です。うす紫です。

 

キンミズヒキです。

低木ですが、随分と花をつけていました。

アゲハがじっとして動きませんでした。不思議!

 

タイワンニンジンボクも花を一杯につけて

いました。

 

これは、初めてみました。

ハナゾノツクバネウツギと名札がでていました。

山野草も、多くの人に楽しまれるといいですね。

 

世界が平和でありますように!

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