都内の紅葉もそろそろ見納めの時期です。
数日前、紅葉の名所の一つ、国分寺市にある
都立殿ヶ谷戸庭園を訪ねてみました。
庭園に入っていくと、中門を覆うように
立つモミジの樹が迎えてくれていました。
本館受付から中に進んでいくと、緑に映える
大芝生を縁取るように色づいているモミジが
目に飛び込んできます。
毎年同じようでいて、そのたびに新鮮な感動を
与えてくれる光景です。
陽射しがちょうど真上でしたので、見上げると
光が赤や黄色に色づいた葉を透かしています。
庭園の一番の紅葉のスポットは、東屋(紅葉亭)
です。上の写真は、殿ヶ谷戸庭園のホームページ
からお借りしました。
東屋の崖下には、湧き水を利用してつくられた池
があります。この池の周囲のモミジを東屋から
見下ろしながら、光や葉の緑がつくりだす光景を
楽しむわけです。
全くの偶然ですが、着物姿の方が額縁の絵のよう
に写真に映りました。
後ろ姿がとても素敵な雰囲気でしたので、
使わせていただきました(上から2枚目です)。
たくさんの方が、この東屋に腰を下ろし、
紅葉を眺めながら、語らいを楽しんでいました。
東屋の周囲のモミジも光に映え、紅葉の見事さ
を演出していました。
手水鉢のモミジは、庭園のスタッフの方の
心配りかもしれません。日本庭園ならではの
美しさです。
庭園内のセンリョウの実、ミツマタの蕾が
秋の深まりを感じさせます。
二週間ほど前に訪ねたときに、ひっそりと咲いて
いたキチジョウソウ(吉祥草)です。
10cm~15cm程度の野草ですが、可憐です。
今回は、既に咲き終えていました。
殿ヶ谷戸庭園ではこんな作業も行われて
いました。これも二週間ほど前のことです。
雪吊りは、まもなくの冬の到来を告げています。
世界が平和でありますように!