ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

節分の鬼と豆まき ~折り紙で作ってみました~

2021-01-30 | 日記
一昨日は午後から、急にぼたん雪のようになりました。
その数日前、大雪注意の予報が出ていましたが、
結局「肩透かし」。
今回は、まるで不意打ちのようでした。
もっとも、夕方から夜にはみぞれのような感じになり、
積もることはありませんでした。





翌日は晴天。たかさんのブログ「たかたかのトレッキング」に
あったとおり、「雪の明日は裸虫の洗濯」になりました。



ところで、来週火曜日の2月2日は節分、豆まきです。
残念ながら今年は、都内の神社やお寺の多くは豆まきは
コロナで中止のようです。

近くに、子どもたちの歓声がいつも聞こえる保育園が
あります。今年の豆まきはどうなるんでしょうか。

ヒマですので、折り紙の本やネットを見て、鬼の面を
作ってみました。

これは少し折りに根気がいる大人向けの鬼の面。
ウルトラマンの鬼のような感じになりました。





やはり、折りがやさしい子ども向けの鬼の面のほうが
面白いです。
顔を書き入れましたら、”お孫さんですか書いたのは”、と
言われそうな顔になりました。(笑)





豆まきの掛け声は、「福は内、鬼は外」ですね。
この「鬼は外」の呼び方を、地域によっては変えている
ところがあるようです。

ネットを見ると、その一つが奈良県の元興寺。
このお寺のHPに、次のように出ています。

元興寺は、八雷神や元興神の鬼の発祥地で
あるので、近年あえて「福は内、鬼は内」と呼ぶよう
にしています。
つまり「福は家の内に入るように」「鬼は自分の内から
出るように」願っています。

 
昔、元興寺に出た悪霊の鬼を、雷の申し子の童子が退治した
という伝説があり、この雷を元興神(がごぜ)と呼ぶように
なったそうですが、この元興神が鬼のような顔で描かれて
きていたようです。

ちなみに、都内の雑司ヶ谷の鬼子母神堂の豆まきでは、
「福は内」とだけ言うそうです。

ともあれ「コロナは外」ですね。


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香り立つロウバイ、膨らむ河津桜の蕾

2021-01-26 | 散歩
澄み切った空が広がっています。
ロウバイの香りを楽しみたくて、航空公園に行きました。



公園の中ほどの藤棚は、柔らかな陽ざしを受けて、
3Dのようなシルエットを描いています。



冷え切った空気の中で、凛としてロウバイが咲いています。
花は控えめで、決して目立つことはありません。





黄色のロウバイの花はあくまで静かです。



    

ロウバイの香りはなんと表現したらいいのでしょうか。
甘い香りとか、石鹸のような清潔な香りなどの表現を
よく目にしますが、難しいですね。
ほのかに甘く、柔らかく、フルーティ。さて・・・。

    

ロウバイは光にかざして見るのが一番素敵に感じます。







航空公園には、十数本くらいでしょうか、梅の木があります。
なぜか白梅よりも紅梅の花のほうが早く咲き出しているようです。
梅の花も青空によく映えています。





園内の桜は、そのほとんどがソメイヨシノです。
しかし、1本しかないのですが、アメリカから寄贈された
河津桜の木があります。
近寄ってみると、少しづつですが蕾が膨らんできています。
その中にまさに開こうとしている蕾がありました。







自然の生命力の力強さに、畏敬の念を感じたひとときになりました。
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体にやさしいブラウニー ~積雪の予報を聞きながら~

2021-01-23 | 日記
今夜は東京でも積雪があるかもしれないという予報が
出ています。テレビのニュースにも出ています。



私の住まいのあたりでは、ポイント予報はみぞれです。
しかし、今は雨が降っています。
果たして私のあたりでも雪になるかどうかー。

都心ではめったに降りませんので、どうしても雪になった
時の交通の影響とか、路面凍結による転倒がニュースに
なります。
雪の多い地域の人からすれば、降雪がニュースになること
自体が信じられないことでしょう。

「路面凍結」。
嫌な思い出がよみがえります。
数年前の1月。滑って転んで骨折した当事者、それ私です。
東北生まれの私にとって、悔しく情けない思い出です。

岐阜の雪の多い地域で暮らしている子どもが、雪下ろしや
除雪の模様の写真を送信してきました。
家の屋根には、どの家でもハシゴがかけられているようです。
除雪機も使うようです。
冬中これを繰り返しているのかもしれません。
ケガのないことを祈るばかりです。

     

   

その子どもが、誕生日にと言って、体に優しいというグルテンフリー
のブラウニーを送ってきました。
めったにないことです。

  

健康食品に凝っているわけではありませんが、
気持ちが嬉しくて、美味しく食べました。
おかげで、免疫力がアップしたようです。感謝です。

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春を告げる花と鳥に出会いました ~地域散歩~

2021-01-20 | 散歩
緊急事態宣言が出て、よく出かける殿ヶ谷戸庭園や昭和記念公園など
主な庭園は軒並み、休園です。

美術館や博物館は開館しているところもあるようです。
映画館も開館しているようです。
でも、感染者が「8日連続で千人を上回る」などと言われれば、
出かけるのも気が引けます。

やはり気晴らしに近くを散歩するしかないようです。
ぶらぶらしながら、あちらこちらの通り沿いの花壇や庭に
咲いている花を何とか集めてみました。

植木鉢で目立っているのはラナンキュラスのように見えます。
もう少し先に咲く花なんですがー。



寒さに強いのは、プリムラとアリッサム。





寒さの中で、赤い花をつけているのは木瓜(ボケ)。
花言葉には「平凡」の他に、「先駆者」という言葉があり、
これに魅かれます。
コロナに立ち向かってくれているような気がします。



長い間咲き続けているのはチロリアンランプ。
さすがに寂しげな感じになっていました。



このウメの花は以前にも撮りました。
楚々としてきれいなので、また写真に。



今の時期の主役はサザンカ。八重咲で綺麗でしたので、
思わず撮りました。



これは沈丁花のツボミだと思います。
咲くのはまだ先でしょうね。
少しづつ春の準備をしているんですね。



ユキヤナギも春を感じさせる木です。
はやくも花をつけだしている木がありました。
もう少し先には、白い花で枝が一杯になるはずです。



これは何の実なのか、いつも通るところなんですが、覚えて
いないんです。



通り沿いの枯れ枝に止まって、平気で餌を探しているのはメジロ。
偶然なんですが、それにしてもすぐ目の前なんです。
警戒心が薄い鳥ですね。
メジロは春を告げる鳥の一つですね。





まだまだコロナとの戦いは続きます。
医療関係者の方々、また見えないところで私たちの日常生活を支えて
下さっている方々に、改めて感謝したいと思います。
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昭和の思い出を辿って ~石神井公園ふるさと文化館と三宝寺池~

2021-01-17 | 公園・庭園・名所
練馬区の「石神井公園ふるさと文化館」で、「昭和のこどもたち」
という人形展(特別展)が、昨日(1月16日)まで行われていました。
この機会に石神井公園を散策してみることにしました。
電車・バスが空いているはずの平日の午後を選びました。

     

石神井公園にはもう何年も行っていません。本当に久しぶりです。
公園の南側を流れる石神井川には、やわらかな陽ざしを受けて
水鳥が泳いでいます。
全体が黒っぽく、くちばしから額のあたりが白くなっています。
図鑑をみると、オオバンという鳥に似ていますが、さてどうでしょうか。







「ふるさと文化館」は石神井池のすぐ南側。近代的な建物です。
人形展は2階が会場になっていました。





台の上に人形が並んでいます。人形の一体は、30~40センチくらいの
高さです。
昭和の子どもたちの姿が、びー玉、メンコ、チャンバラ、ままごと、けんか、
とっくみあい、またのぞき、三輪車などのタイトルで、作られています。
昭和20年代から30年代前半くらいでしょうか。

自分の子どもの頃と重なって、なつかしさが蘇ってきます。
近くの山で取ってきた木でチャンバラ。小さな川でびしょびしょ。
田んぼで泥だらけ。缶蹴り。けんけんぱ。資材置き場や空き地で
ごっこ遊び。
確かに貧しかったと思います。何もない時代だったと思います。

ところで、この人形の作家は、石井美千子さんという方です。
残念ながら撮影禁止でしたので、雰囲気をお感じになりたい方はネットで
検索してみてください。

文化館を出た後に、三宝寺池のほうを少し歩いてみました。
桜の季節だけでなく何度となく訪れた園内の風景は、以前と同じでした。

池の周囲の木道や歩道も、おそらく変わっていないようです。
散策を楽しむ人、カメラで池の風情や野鳥の姿を撮る人。
そうした人たちが思い思いに公園内を楽しむ姿も同じです。
ただ、それほどの人ではないのは、コロナ禍のせいでしょう。









逆光の中での池の佇まい。いろいろな光景を見せてくれる池です。





池から上がったたくさんの鴨が、枯葉の中に首を突っ込んで何やら
ついばんでいるように見えます。いったい何をしているやら。



昭和の前半の子ども時代、仕事に追われた昭和後半から平成。
あっという間に時が過ぎてきました。
そして今、人生の集大成の時期に入っています。
それがまさかコロナ禍になるとは思いもよりませんでした。
明日はわからないものです。
それだけに、この一日を大事に生きていきたいものです。











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暮れのイルミネーションを思い出しました ~国立市・大学通りのイルミ~

2021-01-14 | 散歩
例年なら、年末から始まった都内イルミネーションの、きれいな輝きが
まだ見られるはずでした。

ところが、今はコロナ禍もあり、都内では、東京駅、東京ドーム、新宿などの
イルミは中止されたり、すでに終了になっているようです。
まだ、見られるところもあるようですが、夜でかけるのもためらって
しまいます。

いくつか見てからブログにしようかと思い、まだ記事にしていなかった
イルミがあります。
国立駅前の大学通りのイルミネーションです。
昨年末に撮ったものです。
このイルミもすでに終了していますので、もう見られません。



イルミは、夕方5時きっかりに点灯されました。
駅前の通りの両側にある銀杏の木5本ずつ、合わせて10本の木のイルミ
が輝き出しました。
豪華な飾りつけではありませんでしたが、暮れのひと時、日常のもろもろを
暗闇の中にとどめ、光に思いを馳せさせてくれるには十分でした。







     

この通りは、春には多くの人で賑わう桜の名所です。結構の人が訪れている
のではと、思っていきましたが、むしろひっそりとした感じで意外でした。

数分おきに、色が変わります。それがビルの窓に映し出されたりして、しばらく
見とれていました。

     

     

         

イルミになぜ魅入られてしまうのか、非日常の世界だからでしょうか。
大学通りのシンプルなイルミが、かえって一人ひとりの思いを深めさせて
いるような気がしていました。







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希望の春が訪れますように ~地域の花たち~

2021-01-10 | 散歩
8日(金)から緊急事態宣言が実施されています。
昨日の土曜日(3連休の初日)、朝陽はいつものように昇り、街を照らし始め
ました。





不要不急の外出は避けて、と言われ、何となく家で過ごしていましたが、
1日中家にいるのも気が滅入ります。

まだ初詣に行っていませんでしたので、「分散参拝」と称して、夕方に
地域の神社にお参りにでかけました。
元日から9日も立っていますし、陽も陰ってきた時刻とあって、閑散とした
雰囲気でした。
家族連れの方など若干の参拝の人がいましたが、さすがに三密などという
状況ではありませんでした。
お札をいただいて、すぐに帰宅しました。





昨日の都内の人出はどうか。テレビで見る限りでは、減ってはいるようで
したが、激減といった感じでもありませんでした。



今後どうなっていくかわかりませんが、収束の方向に向かっていくためには、
お互いを支えあうという雰囲気が広がっていくことが大切ではないかと思う
のです。言うは易く行うは難しですが、私たちの明日がかかっています。

今日も快晴でした。ほんの少しだけ散歩に出ました。



前回見落としていた花がありました。
小さなロウバイの木も花をつけています。
抒情詩のようなブログでいつも私たちを和ませてくれる”桐花さん”は、
ロウバイの「うつむき加減に咲く様子が愛おしい」と書いておられましたが、
まさに言い得て妙ですね。

    

ひっそり咲く水仙。黄色は幸せ色です。



ひょっとしてこれも「ギョリュウバイ」かもしれません。



これって「リュウキンカ」に似てますが、花の時期が早いような気もします。
違っていたらごめんなさい。



梅の花と思います。数輪花が咲いていました。
1・2か月先には希望の春が訪れますように。



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久しぶりの花に和まされました ~地域散歩~

2021-01-07 | 散歩
お正月用に買った花です。ユリは蕾でした。
なんと、2・3日前に蕾が開きました。
ひょっとして開かないかもしれないと思っていただけに、
ちょっとびっくり。
天国の母が、気遣ってくれたのかもしれません。



今日は朝から青空が広がりました。澄み切った空です。



夕方には出されるという「緊急事態宣言」を気にしたわけではないですが、
陽ざしが感じられるうちに、散歩に出てみました。
今の時期ですから、花を見るのは無理のはずです。
フウセンカズラの実が枯れ色になってぶら下がっています。
まさに冬ですね。



例年なら数輪の花をつける木瓜(ボケ)も、今年はやっと一輪です。
そんなに寒いわけでもないのにどうしたのでしょうか。
でも蕾が見えています。あと1・2週間くらいかもしれません。



今の時期ですから花を期待するほうが欲張りなんですね。
そう思いつつ、いつもの通り沿いの花壇にこんな赤い花がー。
ツボミもたくさん見えます。マーガレットの一種のようです。



ちょっと離れてはいますが、もう少し先にも、通り沿いに、よく日の
当たる花壇があります。ひょっとしてそこにも咲いている花が
あるかもしれません。
足をを延ばしてみました。
すると、紫色の葉とピンクのかわいい花の草木がありました。
名前はギョリュウバイ。寒さの中でも咲く花のようです。
どうやら昨年暮れぐらいから咲いていたのでしょう。



この黄色い花は、フユシラズ(カレンデュラ)のようです。



この白い花はオキザリス・プルプレア。フヨウカタバミともいうようです。



この長い茎の上に黄色い花をつけているものも、カタバミの仲間で、
「オオキバナカタバミ」というそうです。



鉢植えになっている花は、縁取りがピンクで、白い花のようです。
名前はオキザリス・パーシーカラー。
この花の巻き方は、オキザリス独特のものなんですね。



この黄色の花は以前から咲いていた花のようです。
昨年暮れに目にしたような気がします。
イソギクという名前だそうです。



久しぶりに見た花たちに和むものを感じた散歩でした。
花の名前のほとんどを、さざんかさんが教えてくださいました。
名前がわかって、うれしくなりました。
さざんかさん、ありがとうございます。

明日からは夜は外出自粛が求められるようです。
日中はさほどでもないのでしょうが、それでも不要不急の外出は控える
ようにということでしょう。

友人は、できるだけ人との出会いの機会を減らすしかないのかもと、
嘆いていました。
スマホで話せばいいのでは、と言われるかもしれません。
しかし、たとえ少しの時間でも、対面して相手を肌で感じることで、
支え合いが生まれてくるのではないでしょうか。

元気をだすためにも、気晴らしをする工夫を考えたいと思っています。
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ロウバイ 紅梅・白梅 そして水仙の花 ~所沢航空記念公園~

2021-01-03 | 散歩
今「静かな年末年始を過ごしましょう」と、呼びかけられています。
思えば、ステイホームなどど言われてもう数か月になるでしょうか。

こうした状況の中で、気づかされたことがあります。
それは、人と語らったり、体を動かしたり、音楽や演劇などを楽しんだり、
自然を楽しんだり、時には気晴らしをしたり、そうした時間・ゆとりを
もつことがいかに大切かということです。

コロナは私たちからこうしたゆとりを奪っている。本当に憎いやつです。
改めて、医学に関わる方々が力を発揮してくださることを願っています。

今日は、十分注意しながら、航空公園のロウバイを見に行ってきました。
車です。



公園には、いつものように犬の散歩をする人たちが見られました。
また、ボール遊びや凧揚げなどを楽しむ子どもたちの姿もありました。
でもあまり多くはないようです。







手入れをしていたスタッフの方に話を聞くと、ロウバイは、例年より少し
早く咲き出しているとのことでした。
訪れた人にロウバイを楽しんでもらうため、先月以来、枯れた葉を枝から取り
除いているのだそうです。満開はやはり2月頃ではないかと思うとも、言って
おられました。ご尽力に感謝です。











隣接の和風庭園は、いつものように静かでした。





早くも紅白の梅の花が咲きだしていました。
紅梅がずいぶんと咲いています。早咲きなのでしょうか。







「茶のみ処」には豪華な羽子板が飾られていました。



    

メニューには、お正月に出される”花びら餅”や丑を模った”和菓子””がありました。
丑の和菓子のほうを注文しました。煎茶と一緒に味わいました。
ほっとした気分になりました。



庭園内には、水仙の花が顔をのぞかせていました。
希望を持ちましょうと語りかけているようでした。



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年の初めですが、母の命日なんです ~昔を思い出しながら~

2021-01-01 | 日記
今年も特別な支度はしないつもりでした。
年の初めですが、実は母の命日でなんです。
でも何もないのも寂しい気がして、やはり形だけ揃えました。

玄関の正月飾りは、ミニのお守りです。
これでは歳神様は気づいてくれないかもしれません。



鏡餅もミニのセットです。
丸い餅が二段になっているのではなく、中は四角い切り餅です。
ちょっと神様に申し訳けありません。



でも、少しですがセンリョウなどを飾りました。
もう少し買い足したほうがいいかもしれません。
天国で、母が怒っているかもしれません。



小さなお仏壇に心ばかりの花を飾りました。



おせちは健康第一・ダイエットです(笑)。

「おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
簡単に言葉を交わして、今年も静かなお正月です。



だいぶ以前、子どもたちを連れて帰省していた頃は、決して豪華なおせちでは
ありませんでしたが、大皿にかまぼこやだて巻き、煮しめ、イカ・ニンジン
(福島独特のものです)、キンピラなど、たくさん盛りつけました。
「おめでとう」のあいさつなど聞こうともせず、勢ぞろいした兄弟の子ども
たちが競って食べ始めていました。
賑やかというより大騒ぎでした。

お花は、花屋さんに事前に注文しておいたものを受け取りにいかされました。
今考えてもかなり豪華で、高いお花でした。
決して経済的に豊かではなかったのに、これだけは母のこだわりでした。
花を生けるときの母は楽しそうでした。
父は、皆嫌がるのもかまわず、自慢のカメラで写真を撮っていました。

もはや遠い昔のことです。

今年は、「初詣は密を避け、分散参拝をお願いします。」と呼びかけられて
いるそうです。数年先には、これが思い出話になることを祈るばかりです。

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