色とりどりのコスモスが多くの方のブログに
紹介されています。
和名の「秋桜」。静かな秋の美しさや
清々しい空気を見事にとらえた名前だと
思います。
日本語というのは本当に素敵です。
所沢の「コスモス畑」にでかけてみました。
コスモス畑に向かう途中で、”これまで随分
鳥の写真を撮ってきました”という方と
途中で、一緒になりました。
『長い間撮り続けてきましたが、
「カワセミなど、何時ころ来ますか」とか、
「どのへんに来ますか」とか、よく聞かれます。
このあたりがいいスポットだと言って
待っている人も多いですが、わかりません。
ゆっくり待つしかないですね。』
『大きなカメラでなくとも、小さいカメラでも
十分とれますよ』といって、
手にしたコンデジを見せてくれました。
私は鳥を撮ることはほとんどありませんので
よくわかりませんが、その方が言いたかった
のは、自分が自然の中に溶け込む気持ちが
ないと良い写真は撮れないですよということ
かもしれません。
鳥と違って、花は動きません。
いいなと思ったら撮る、
パシャパシャ撮る。
結果良ければすべて良し。
専らこれだけですから、これでは上達
するわけはありません(笑)。
コスモスは青空によく映えます。
でも、今回偶然ですが、青空と雲と
コスモスの写真を撮りました。
花にばかり気をとられていましたが、
コスモスは雲とのコラボで随分と
雰囲気が変わるんですね。
ちょっとした気づきです。
もっとも自己満足ですがー。
そんなわけで、手当たり次第に
パシャパシャしました。
コスモスは整然と同じ方向を向いて咲く
ということがありません。
こちらの都合に合わせて、密集して咲いて
いません。
「色とりどりに咲き乱れる光景」なんて
言うは簡単ですが、実際に上手く撮るのは
私にはとうてい無理です。
何せ相手は自然です。
そんなわけで、「ま、いいか」の
写真ばかりになりました(笑)。
そんな中で、あれカマキリじゃないか、
こんなところで何をしてるのかと思ったのが、
上の写真です。
真ん中左寄りに、茎につかまっています。
なかなか顔を見せてくれません。
やっと撮れた一枚です。
私が悪戦苦闘している傍で、
”これって面白いシルエット。
コスモス畑の魔法使いみたい”と、
家人が自慢げにしています。
実は、そのシルエットは本人なんです。
いつのまにか自然に溶け込んでます。
ただ単にこれは面白いと感じて、
撮っただけのようです。
ちょっと悔しい!
世界が平和でありますように!
練馬区のローズガーデンに秋のバラを見に
いくことにしました。
大江戸線で光が丘駅行きの電車に乗り込むと、
車内に、下のような絵が貼ってあるスペースを
見つけました。
東京都の都営地下鉄には、2019年7月から
「子育て応援スペース」が設けられて
いたんです。
このスペースは、小さなお子さんを連れた
保護者の人の他、高齢者や車イスの人などが
気兼ねなく電車を利用して外出できるように
するために設けられたとのこと。
写真の絵は、「ぐるんぱのようちえん」という
絵本に出てくるものです。
「やさしい」スペースで、とてもいいですね。
さて練馬区の「四季の香 ローズガーデン」
です。区の公営のガーデンです。
規模はさほど大きくはないのですが、
ガーデンのデザインがとても素敵なので、
気に入っています。
うれしいことに入場無料です(笑)。
結構多くの人がガーデンを訪れ、
秋バラを楽しんでいます。
今月末がちょうどハロウィーンということで、
ハロウィーンの飾り付けがなされていました。
子どもたちがよろこんで写真に収まって
いました。
メインは、もちろんいろいろな種類のバラです。
同時に、バラを盛り立てるように、園芸種や
山野草の花が組み合わせになって、植えられて
います。
それぞれの開花時期や色彩が考慮されていて、
実に色彩豊かです。
今回は、バラの花と、バラの花を盛り立てて
いる草花を紹介しましょう。
上の写真の花は、アカバセンニチコウ
(レッドフラッシュ)のようです。
赤紫の葉がきれいな花ですね。
こちらの花は、ジニアですね。
こちらも、ジニアだと思います。
この花は、スタッフの方が、トレニアの改良種で
スーパートレニアと教えてくれました。
これは、普段よく見るトレニアでしょうか。
こちらは、ユキハナソウ(ユーフォルビア・
ダイヤモンドフロスト)でいいんでしょうか。
これは、コムラサキの実ですね。
こちらは、マルバフジバカマでいいんで
しょうか。
最後の写真は、ミカンのようにみえますが、
こんな木も植えているんですね。
ちょっとした「遊び心」なんでしょうか。
このローズガーデンは、イングリッシュ
ガーデンのスタイルのような感じです。
今回も、スタッフさんが丁寧に草を
とったりするなどの作業をしていました。
これから冬の時期は、おそらく来春に
むけての整備作業の期間になるのだろう
と思います。
ガーデンがきれいなのも、当然ながら
普段の手入れがあってのことですね。
世界が平和でありますように!
今月14日(土)・15日(日)に行われた川越祭りです。
今回は、初日の14日の「宵山」(よいやま)に
行ってみました。
宵山では、夕方暗くなるころに、それぞれの山車の
提灯に灯がともります。山車が提灯の灯に浮かび
上がり、まつりの雰囲気をさらに高めます。
山車では、笛・太鼓・鉦の居囃子(いばやし)が
始まり、獅子・狐・おかめなどの踊りが披露され
ます。祭りに訪れたたくさんの人が山車を取り囲み、
じっくりと、この宵山を楽しみます。
川越の駅を出ると、大変な人出です。
道路際で山車の巡行を待つ人、
屋台店の食べ物・飲み物を楽しむ人。
もう人・人で溢れています。
通りを、神輿が威勢よく練り歩いています。
ますます祭りが盛り上がってきます。
宵山に訪れた人が、通りをいきます。
灯りのともった山車を目指す人、
山車を見終えて戻ってくる人。
とにかく、人波でぎっしりです。
さて最初に出会ったのが、徳川家光の山車です。
家光の人形が、きりっとしたお顔を見せています。
将軍の威光を感じさせます。
山車の周りを飾る提灯です。
提灯はこんなふうに、山車を飾っています。
山車の正面の両脇の木彫りです。
これだけでも豪華です。
山車の手すりの周りの木彫りです。
豪華な木彫りには驚くばかりです。
山車両側の車輪です。
かなりの重量を支えていることになります。
左右に曲がるときは、この車輪の下に
先が平たくなった鉄の棒を差し込んで
操作しています。
こちらは河越太郎重頼の山車です。
鎧武者姿をしています。
山車の周囲を飾る「幕」です。
これは刺繡が施されているのかもしれません。
これだけでも、文化的価値が高いものなん
だろうと思います。
まさに豪華絢爛ですね。
これは菅原道真の山車です。
両脇に白狐が飾られていて、後ろを
振り向いています。
何か謂れがあるのだろうと思います。
それぞれにすばらしい装飾が施された山車
の数々ですが、とても一度では紹介で
きません。また、来年のまつりで、他の
山車を紹介したいと思います。
とにかく豪華絢爛の一語につきる山車です。
世界が平和でありますように!
先週、4年ぶりに故郷の福島を訪ね、
ずっと行っていなかった父と母の
墓参りをすることができました。
久しぶりの故郷は、青空がひろがり、
遠くに、吾妻山(一切経山)の噴煙が
上がっているのが見えました。
子どもの頃と変わらぬ光景です。
(今回、噴煙の写真を撮るのを
忘れていました。写真は7年前の
のもの。母は入院中でした。)
福島では、両親の墓だけでなく、
母がまだ3歳だった時に早逝した実母
(祖母)の墓、叔父の墓などをお参りし、
さらに数軒の親せき宅を訪問。
慌ただしい日程でした。
突然の訪問だったにも関わらず、
誰もが温かく懐かしく、
昔の思い出話を語ってくれました。
ふるさとの有り様は変わっていません。
変わっていたのは、”コロナ禍の中の
故郷訪問は迷惑だ”と、決めてかかって、
今頃訪ねた自分のほうなんです。
緑がまぶしい福島から、喧騒の東京に
戻ってきました。
このところ整理していなかった花や
草木の写真を整理してみました。
去年なら、もうとっくに素敵な香りを
漂わせていたはずのキンモクセイが、
10月半ばになって、やっと咲き出し
ました。
あたりにいい香りが広がっています。
遅い早いと口にしてしまいますが、
キンモクセイからすれば、暑かった
から、ちょっと涼しくなるのを
待ってただけなのかもしれません。
これはシュロの木の実と思うと最初に
書きましたが、実はこれは花で、しかも
雌花なんだそうです。”サザンカさん”が
教えてくださいました。
ありがとうございました。
雄花と雌花は別々の木に咲くそうです
ので、次は雄花を探してみます。
シュロに花が咲くとは思っても
みませんでした。
少なくとも、毎年花が咲いていたはず
ですが、しっかり見ていなかった
ということですね。
上の写真の一枚目はスモークツリーですね。
ふわふわした感じで柔らかそうです。
でも直接触ったことがありませんので、
実際どんな感じかわかりません。
その隣にあったのが、2枚目の写真の
パンパスグラスです。
同じイネ科のススキは”おいでおいで”を
しますが、こちらはドーンとしていて、
どうだと言わんばかりです。
酔芙蓉(スイフヨウ)です。
上の一枚目は昼前に撮ったもの。
2枚目は午後3時頃撮ったもの。
同じ木です。
見事に白からピンクへと
色変わりしています。
朝顔ですね。10月に入ってからも
花を咲かせるものは、何と言う名前
なんでしょうか。
シュウメイギクです。
秋の到来を感じさせる花です。
キクの花にも変わった花があるなと
思っていましたら、
キク科ではなくキンポウゲ科で、
アネモネの仲間だったんですね。
しかも、花びらのように見えるのは
萼片だったとは、思い込みも
いいところです。
アメジストセージ。
これも紫のふわっとした部分は
萼なんだそうですね。
では花はどこにあるのか。
見かけたらよく観察してみます。
バタフライピー(チョウマメ)だと
思います。
きれいな形の花になるようですが、
よく観察しなかったので、見つけ
ませんでした。
もったいなかったです。
ヒヨドリジョウゴ。
道端のフェンスに絡んでいました。
植物園でこれがそうか、などと
感心していましたが、
身近な散歩コースにあったとはー。
フウセンカズラ。
この袋の中に、ハート模様の種が
できるんですね。おもしろい植物です。
普段何気なく見ている花や草木。
面白いとかそうだったのかと驚くことが
しばしばですが、花などからすれば、
今年特別に咲いたり実をつけたりして
いるわけではないんです。
いつもと同じなんです。
妙に感動しますが、見る側の人ーつまり
私たちのほうが注意して見ていなかったり、
思い込んだりしているだけなんです。
「人間って、ほんとに厄介な生き物だな」
と花や草木は思ってるかもしれません。
世界が平和でありますように!
地域のまつりとしてはかなりの人出が
ある「所沢まつり」。
数年前に行ったことがあります。
昨日(8日)行われました。
所沢駅(西武線)のプロムナードデッキから
駅前広場を見ると、キッチンカーがずらっと
並び、それを楽しむたくさんの人です。
山車の巡行ルートになる大通りはさらに
多い人出であふれています。
今年は久しぶりに山車の巡行も行われる
そうで、かなりの盛り上りようです。
まつりは、いろいろな催しが行われて
います。女性のチームによる和太鼓です。
力強さと艶やかさで、人垣ができています。
演舞もなかなかのものです。
お囃子に合わせて、お面をつけた
子どもが踊ります。
狐に獅子も舞っています。
手鈴をもった女性の舞い手が、
よさこい踊りのような振り付けで
自由に踊っていましす。
若い人たちが主役になっているようです。
女性の生き生きとしたパフォーマンス。
ひょっとしてこの祭りは女性が支えて
いるんじゃないのか、そう思えるほど
の躍動感です。
こちらでも、特設のステージで
獅子舞が行われています。
小さい子が楽しそうに獅子舞に
見入っています。
ほほえましいです。
通りには、神輿がくり出しています。
女性だけの神輿も威勢よく練り歩きます。
その神輿の後ろは子ども神輿のようです。
かわいい神輿です。
男性の担ぎ手が多い神輿は、
法被をきていない人も入っています。
もしかして、地域の人は自由に
担ぎ手に加われるのかもしれません。
山車は10台あるそうですが、居囃子の
後、しばらくして曳き手に曳かれて巡行を
始めました。
曳き手は、地域の大人たちや
子どもたちなどです。
自由な服装です。
地域の人たちが支え、地域の人たち
が主役のまつりなんですね。
そんな感じを強く受けました。
懐かしく、それでいて地域のエネルギー
を感じるまつりでした。
今年、巾着田(日高市)のヒガンバナの
開花は例年よりも遅れ、見頃が先月末
から今月初めになりました。
巾着田は久しぶりです。
開花状況を確認して出かけました。
高麗駅から巾着田でバスを降り、
住宅街を抜け、高麗川沿いの土手下を
歩いて「曼殊沙華公園」へと進んで
いきました。
すごい!土手も公園も真っ赤です。
圧倒するような赤です。
とにもかくにも、公園は訪問者で
一杯です。
公園のヒガンバナは、ほとんどが
赤のヒガンバナです。
なぜかシロバナマンジュシャゲが
あまりありませんでした。
何とピンクのヒガンバナがありました。
ただし咲いていたのは管理事務所脇の花壇。
数本です。
名前はわかりません。初めて見ました。
ヒガンバナ(リコリス)には、赤だけで
なく、いろいろな色や種類があるんですね。
公園はほぼ赤一色。
赤いヒガンバナで埋め尽くされて
います。
まさに赤の絨毯です。
園内の小道を、入園者が列になって
進んでいきます。感動を何と言って
表現したらいいのか、難しいものです。
「すごいね。きれいね。いいね。」
もう、この一言で十分です。
ヒガンバナの花が咲いているのは、
一週間くらいでしょうか。
花も花茎も萎んでしまうと、
しばらくして、花径の跡をぐるっと
取り囲むように葉っぱが伸びてきます。
この葉はそのまま冬を越し春を迎え、
初夏ごろに枯れます。
地中には球根が眠っています。
そして秋になると、地面から突然のように
花茎を伸ばす。
ヒガンバナはこの繰り返しなんですね。
不思議なサイクルをもった植物です。
それにしても、ひだひだのついた
細長い花びら、針のように長い雄しべと
雌しべ。
美しくとも、孤高の雰囲気があります。
やはり天上の花なのでしょうか。
私は、一面を覆いつくすような
ヒガンバナよりも、どちらかというと、
上のように何かしら郷愁を帯びた
ヒガンバナの風情の方が好きです。
遠くに小高い山を見るヒガンバナ。
土手の小道を縁取るヒガンバナ。
脈々と流れる川の傍で、静かに
咲くヒガンバナ。
人がいようといまいと
川の流れを包むヒガンバナ。
世の中の喧騒を離れて、時が過ぎて
行きます。
こうした光景が自然なのだなと
思うのです。
こんな思いにとらわれるのも、
年を取ったからなのかもしれません。
10月に入りました。今日(1日)は、
午後には小雨まじりの天気となり、
あれほど続いていた暑さもどこへやら、
すっかり秋を感じさせる日となりました。
秋と言えば、先月29日は「中秋の名月」
でした。いわゆる「十五夜」です。
当日は雲がかかっていましたが、
雲が切れたときに、何とか満月を撮る
ことができました。
ススキにおだんごのお供えはしません
でしたが、「十五夜」の風習は、
いつまでも行われていってほしいもの
です。
さて大國魂神社です。
先月27日、府中市の大國魂神社で、
秋季祭「くり祭り」が行われていると
いうので、久しぶりに神社を訪ね、
本殿にお参りし、裏手の大銀杏の木
にも手を合わせ、子どもたちの
健やかな成長をお祈りしました。
ちょうど行われていた秋季祭「くり祭り」
ですが、神楽の奉納と徳川家への栗の献納
が合わさって「くり祭り」と呼ばれるように
なったようです。
27日は宵祭りとして「薪狂言」が
奉納されていました。
狂言を見るのは始めてでした。
日頃文化は大事などと言って
いながら、実は初体験です。
実演には引き込まれました。
この「くり祭り」には、大鳥居から
拝殿までの参道の両側に約260本の
行燈が掲出され、ローソクの灯りが
灯されていました。
行燈の脇にはたくさんの屋台店です。
栗を売る屋台店も出ています。
屋台店にはくり祭りに訪れた
たくさんの人たちで賑わっていました。
あたりが暗くなっていくにつれ、
屋台店の明かりが際立っていきます。
訪れる人がまつりの中に溶け込んで
いきます。
屋台店は、どのまつりにも欠かせない
ですね。
「行燈の奉納画は、府中市芸術文化協会の
会員の方が書いたものですよ」と、
行燈に灯をいれていた神社の方(権禰宜?)
が言っておられました。
「まつり」。
なつかしくふるさとを思い起こします。
体が揺さぶられるような「祭り」も
もちろんいいですが、ゆったりしみじみ
としたものを味わう「まつり」も
ずっとあり続けてほしいものです。