桜を楽しめるのはリハビリのおかげです ～豊島区雑司ヶ谷 法明寺～

東京では、靖国神社の開花が報道されて以来、これを待っていたかのようにあちらこちらで桜が咲き出しました。

そこでまず、咲き揃ったところを検索したところ、池袋駅近くの「法明寺」が見ごろと出ています。
早速に出かけてみました。



東京メトロの雑司ヶ谷駅から法明寺を目指しました。途中の「鬼子母神」に立ち寄りたかったからです。
参道の大きなけやきを見上げながら、鬼子母神堂にいくと、何人もの参拝客の姿が見られます。
どうやら参拝のあとは、法明寺の桜を見にいくようです。







法明寺は鬼子母神堂のすぐ近くです。ぶらぶらいくと「桜祭り」の横断幕が出ていました。
中に入ると、参道の両脇にソメイヨシノの見事な花が目に飛び込んできました。



どの木もほぼ満開です。
木の下には屋台店が数軒出ています。
食べて飲んで。やはりお花見は、これがないとどうも気分が盛り上がりません。









さて肝心の桜ですが、本数は多くはありません。古木といっていいでしょう。
しかしいずれも見事です。





さくらの花びらの柔らかさには引き付けられます。







足を複雑骨折してもう4年がたちます。
元の状態には戻らないと言われていますが、これまで随分多くの人に励まされてきました。

手術をした病院では
「リハビリ室だけでなく看護師さんもみんな応援してますよ」（リハビリ室のＫ先生）
「リハビリは嘘をつかない。長嶋監督がそう言ってましたよ」（介護士さん）

今通院している通所施設のスタッフの方からも
「痛くてもいつも頑張ってますね。笑顔が他の利用者さんを明るくして
くれてるんですよ」

利用者の方々が明るいのは、コーディネーターのＭさんはじめ、
スタッフの皆さんが明るいからなんです。
ありがとうございます。

担当のケアマネのＲさんは、つい弱音を吐きがちな私を
「口はわるいけど、性格はいいから」
と、笑い飛ばしてくれます。

リハビリのＡ先生の
「随分筋力がつきましたね。以前よりもきれいに歩けるようになりましたよ」の言葉には、いつも励まされます。

皆さんのおかげで、あちらこちら出かけては、写真を撮ったり、そしてブログを書くことができています。
本当にありがとうございます。これからも、リハビリに努めていきます。

春というより初夏のような川越でした ～蔵づくりの町 川越～

21日は暖かいというより、暑いほどの1日でした。

かつての職場の人と川越を散策しました。
午前に小雨がぱらついたようでしたが、昼近くには青空が広がり、あっという間に気温も急上昇。
おかげで上着を脱いで散策することになりました。

久しぶりの「時の鐘」です。観光客で賑わう街を見下ろしているかのようです。

　　　　　　

それにしても、時の鐘の通りも、中央通りも、菓子屋横丁も人であふれています。
通りの両側の蔵づくりの店を次々覘き、お土産を買ったり、スイーツなどの食べ歩きをしています。





「年々観光客が増えているんじゃないかと思いますよ。」
たまたま乗ったタクシーの運転手さんの話です。

最近は、着物での散策が流行っているのでしょう、着物で通りを歩く若い人の姿が随所に見られました。

「川越まつり会館」には、豪華絢爛な山車が展示され、お囃子と踊りの実演が行われていました。
笛・太鼓・鉦の音を聞いていると。体が浮き立ってきます。





　　　　　　

散策の途中で、すっかり葉桜になった「河津桜」を見かけました。



桜の種類もいろいろです。
河津桜のように早々と花を咲かす種類もあれば、おそらく来週後半に満開になるはずの「ソメヨシノ」もあります。

いろんな生き方のある私たちの人生と同じです。時には歩みを止めて、今を楽しむことがあっていいのでは。
葉桜にそんなことを感じながら、歩いていました。

ともあれ、ソフトクリームがおいしかったです！(笑)

もうすっかり春なんですね ～ぶらり散歩です～

電車やバスに乗るとよく席を譲られることが多いのですが、
とうとうドアを「開けてあげましょうか」と言われてしまいました。

あるクリニックに行ったときのこと。
診察を終え、支払いも済ませて、いざ帰ろうとクリニック玄関の引き戸をひいたのですが、びくともしません。
軽いはずなのに。
入るときはすっと開いてくれたんです。
新しいタイプのものです。古くて建付けが悪いなどということは決してありません。

苦戦していると、開けましょうかと若いお母さんが声をかけてくれました。
しかし、その方が力を入れても開きません。
でもすぐに「あっそうか」と、ドアにロックがかかっていたのを見つけ、解除してくれました。

どうやら何かの拍子にドアにロックがかかっていたようでした。
腕の力が落ちたかとドキッとしましたが、つまり注意力が足りなかったということでした。
やれやれです。

気を取り直して、うららかな日差しの中を、よいしょ、よいしょと歩いてみました。

すっかり春めいていました。
寒緋桜は、紅色の花をつけていました。
オオシマザクラのような種類なんでしょうか、早咲きの桜もたくさんの花をつけていました。





学校の子どもたちが育てているという道路際の花壇には、コウサイタイ（紅菜苔）の黄色い花が見事でした。
コウサイタイというのは、菜の花とよく似た花でアブラナの仲間です。食用にもなる花だそうです。
私は初めて目にしました。





ハクモクレンはちょうど今が時期ですね。青い空によく似合います。



足元を見ると、オキザリスです。可愛い花ですね。



１月頃から咲き続けているボケの花は、緑の葉が繁ってきて、一層鮮やかさを増しています。



気が付けば、まわりはもうすっかり春模様です。
別れと出会いの季節がまた巡ってきたんですね。

桜だよりです ～柳瀬川の河津桜～

デイケア施設のスタッフさんが、「柳瀬川の河津桜がもう咲いてますよ」と
教えてくれました。

そういえば「河津桜」の開花は、2月に入った頃からテレビで伝えられて
いたように思います。
花期がソメイヨシノに比べると結構長い桜です。薄紅色の花です。

早速バスで行ってみました。バス停からすぐ近くです。



東所沢と清瀬の境界のあたりを流れる柳瀬川の土手沿いです。
桜の木は２本ですが、すぐに目に飛び込んできました。





きれいですね。
１本はだいぶ花をつけています。散歩する人、ジョギングする人など、花を
見上げています。
私もカメラを向けてパチリです。









もう１本の木は、１～２分咲きといったところでしょうか。
そのせいか、かえって蕾の紅色が印象的です。









桜には、どなたも思い出があるのではありませんか。

今日３月３日はひなまつり。父の命日です。
あの頑固一徹な父がひなまつり日に逝ったなんて、くすっとしてしまいます。

子どもの頃、父、母、兄弟たちとお花見に行きました。
お菓子などおやつはほとんどなくとも、桜の木の下にゴザを広げ、食べたおにぎりの味は忘れられません。

両親も兄弟の一人も、他界して今は寂しくなりました。
でも思い出があることは元気の素です。

陽ざしも柔らかく暖かな一日でした。のんびりできました。

次回のリハビリの時に、スタッフさんに「とてもよかったですよ。
教えてくれてありがとう。」と話そうと思っています。