ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

鴻巣のポピー畑を歩いてみました ~埼玉:こうのす花まつり~

2017-05-23 | 公園・庭園・名所
テレビをぼーっと眺めていましたら、埼玉の鴻巣の「麦なでしこ」が盛りを迎えていますとの報道です。きれいです。ポピーも素晴らしいようです。何とか行けそうでしたので、バス・電車を乗り継いで行ってみることにしました。高崎線の電車は久しぶりです。車窓からの景色を楽しむことができるのも電車ならではのこと。ゆっくりもいいものです。

鴻巣駅からは土日限定ですが、無料のシャトルバスがでていました。馬室会場に向かいました。バスを降り少し行くと、手前の麦畑の向こうに、麦なでしことポピーの花畑が広がっているではありませんか。これは広い。とにかく広い。天下御免の杖歩行、少々お邪魔かもしれませぬが、お許しあれ。





「麦なでしこ」を見るのは初めてでした。うす紫の花が風に揺れています。清楚な感じにあふれています。





ポピーの畑の広いこと、パンフレットには「日本一」とあります。12.5㌶の畑に3千万本だそうです。畑の道を進んでいくにつれて、遠く水平に広がっていた真っ赤なポピーが一面の赤になっていきます。真夏を思わせる陽気の中で、揺らめく赤い花が涼やかに感じられるのも不思議です。



















ポピーはケシ科の花。ここでは、シャーレ―ポピー・カリフォルニアポピー・虞美人草(ヒナゲシ)が中心のようです。







全体が赤いポピーで占められている中で、中心にあるのは黄色のポピーの花。赤・黄・白のグラディエーションは感動ものでした。ポピー畑の全景がドローンなどで空から映し出されれば、さらに感動は深まるかもしれないのですが、そんなことを言ってはきりがありません。ここまでに丹念に花を育ててきた地域の方々に「すごいです、よかったです」と伝えるのが先ですね。



















帰りに、鴻巣駅前の案内スタッフに「よかったですよ」と声掛けしましたら、笑顔が返ってきました。この暑い中ご本当に苦労様です。


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那須の新緑がまぶしく映えていました ~那須塩原で~

2017-05-17 | 旅行
5月に入って新緑が鮮やかになってきました。那須岳も緑の中にどんと存在をアピールしているようです。



観光パンフによると、冬はスキーで賑わう「那須ゴンドラ」を頂上までいくと「ゴヨウツツジ」の群生地があると出ています。それでは行かなくてはと、早速車で行ってみました。
ゴンドラのある山の麓は、水仙で美しく覆われていました。



ゴンドラに乗りこむと視界が広がっていきます。気持ちがおおらかになっていきます。これは期待できそうです。





やがて山上につきました。ちょっと歩くと展望台から那須岳を見ることができます。それにしてもちょっと寒いなあ。
それもそのはずです。なんと雪が残っているではありませんか。眼下に広がる平野部は、初夏のよそおいになってきていますが、山上は春がやっと訪れたといった感じです。











肝心のゴヨウツツジは、群生地は次の写真のところを右に折れてしばらく登っていくんです。やっとの思いで登っていってみたんですが、やはり無理でした。残念ながら芽吹いた葉ばかりで、花はまだです。



ゴンドラへの入り口のところに戻っていくと、あれ白いツツジが咲いているじゃありませんか。どうやらこれがゴヨウツツジのようです。山上の群生地が白い花で埋め尽くされたら圧巻でしょうね。
期待を膨らませているとがっかりさせられる。一方で、どうせたいしたことはないと思っていると感動的な風景にめぐり合う。人生ってそんな繰り返しなのかもしれません。穏やかにいきましょうか(笑)。






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埼玉・多聞院散歩 ~牡丹の花が少しだけ残っていました~

2017-05-06 | 公園・庭園・名所
GWに埼玉県所沢市の多聞院を散策してみました。夕方になっていましたので、毘沙門堂で手を合わせる参詣客はあまりいませんでした。私も願い事をさせていただきましたが、普段から神仏にきちんと手を合わせていませんので、その時だけの勝手なお願いではご利益は薄そうです。

写真ではよく見えませんが、小さな寅の置物が「身代わり寅」として毘沙門堂の周りにびっしりおかれていました。随分と数が多いので私の分が毘沙門様の目に留まるかどうかわかりません(笑)











このお寺は牡丹の寺としても名です。しかし、残念ながらほとんど咲き終わっていました。4月下旬ごろが見頃だったようです。牡丹の花は優美ですが、その淡い色調は、しっとりとした美しさを感じさせます。日本画の世界にはぴったりなんでしょうね。そんなことを思いながら山野草や木々の緑の中、静かな境内を散策してきました。









そのほかにも珍しい野草がいろいろ見られるのですが、ほとんど花の時期を失していました。







秋口の紅葉は見事だそうです。これは忘れないようにしなくては。




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福島・花見山散歩 ~ツツジが咲きそろいつつあります~

2017-05-05 | 旅行
福島市郊外の「花見山公園」は、最近全国的にも桜の名所として取り上げられています。GWの一日、夕暮れに差し掛かる時分でしたが、公園を散策してみました。







花見山公園は、花卉農家の阿部さんが園主を務める個人がつくった公園です。無料で一般に公開されています。
写真家の秋山庄太郎さんが紹介したことをきっかけに、次第にその美しさが広く伝わるようになり、今や福島市随一の観光スポットと言ってもよいほどの名所になりました。

なんといっても桜の美しさは見事というほかはありません。周囲の山あいも含めて小高い山が桜でおおわれる様には目を奪われます。ピーク時には、バスやマイカーなどで訪れる観光客が引きも切らず、あまりの人出に、ぶらっと立ち寄ることなどとてもできない状況になります。
その桜ですが、さすがにGWまでにほとんど散ってしまいました。ほんの少し花を残している木を見つけました。



花見山公園では、桜の他、ローバイ・梅・レンギョウ・ボケ・ハナモモ・ハクモクレン・ツツジなど色とりどりの花を楽しむことができます。これだけの花を植えて整備したのが個人ということには驚きます。
今は、桜に代わって、ツツジが咲きそろいつつあります。











こんな花木も見られました・利休梅です。利休梅は桜や梅と同じバラ科の花木の一種です。



これは、菊桃というのだそうですが、ハナモモの一種です。



チューリップの額縁になっているのは、オオデマリでしょう。



このカエデは、「出猩々」と呼ばれるものかもしれません。春先の新芽の赤が鮮やかです。もう一種類は何というのでしょうか。





公園の夕闇が迫ってきました。控えめな福島人の実直さ、意志の強さを改めて感じながら、公園を後にしました。











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