ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

埼玉散歩 ~所沢郊外をぶらぶら~

2015-04-27 | 散歩
このところ暖かな陽気がつづいています。
そんなわけで、所沢の郊外をミニドライブです。

久しぶりにカフェにたちよりました。
           
         

こんなケーキのセットもあるお店でした。
おいしそうでしょ。
           

午後の客の少ない時間帯のようで、店内はいたって静か。
畑の風景をのんびり眺めながらコーヒーをゆっくり。
           

今の時期、春から夏にかけての花がまっさかりなんですね。
店の外の花壇にこんな素敵な花が。

これはシソ科のアジュガでしょうか。
ツリーの形に、細やかな紫の花をつけています。
                  

こちらはたぶんアセビじゃないかと思うんですがー。
うすいピンクの釣鐘型の花をこんもりつけています。
                  

これなんでしょうか。まっ白い楕円形のつぼみがたくさん。
ウツギ(卯の花)のようにみえますが、違いますか?
         

店の隣の畑には、サヤエンドウの花が。
         

これは、ソラマメの花です。花が枯れるとそこから豆の
さやがでてくるようです。花ははじめてみました。
4月から5月は本当にいい季節です。
         


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東京散歩 ~日枝神社(清瀬)~

2015-04-23 | 散歩
清瀬の日枝神社にお参りしました。1579年に社殿が造営された
とのことで、随分と由緒のある神社のようです。

境内には鯉のぼりがおよいでいました。もうそんな時期
なんですね。
最近は、鯉のぼりのイベントもあちこちで行われている
ようですから、5月の連休はたくさんの人出で賑わうこと
でしょう。
       

境内の一角に、こんな花が咲いていました。クリスマスローズです。
クリスマスローズは、冬場から花を咲かせていたのでしょう。
花言葉は、「なつかしい思い出」。
              

クリスマスローズはうつむき加減に咲いて、どこか控えめな感じが
します。東ヨーロッパから西アジアが原産地とか。
       

これはシャガです。小さなアヤメという感じです。原産地は中国。
花言葉は、何と「抵抗、反抗」とか。各地で見られますから、
強く根付いて生きている花なんだろうと思います。
         

これもいろいろなところで見られるハナニラです。
ハナニラは、原産地は南米のメキシコ・アルゼンチンのあたりの
ようです。
花言葉は、「悲しい別れ」。星のかたちをしたかわいい花ですね。
       

鯉のぼりの季節は、やはりツツジが似合います。
古くから日本にある花木のようです。花言葉は「愛の喜び」。
       

以前見に行った笠間のツツジは見事でした。ツツジも各地に
名所がありますね。
       

原産地でみると、ミニ版世界の花たちといった風景でした。
コメント (2)
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リハビリの記 12 ~今をあるいていきます~

2015-04-19 | 日記
3か月の病院生活の間、一日が過ぎるというよりも、もう朝が
始まる、そして今日もリハビリ、そういう思いでした。
                  

単調といえば単調な毎日です。病室の窓からみる景色も
同じです。
                

でもこれまでの日常も、そのときそのときに小さな出来事は
ありますが、繰り返しの毎日なんですね。

自由に歩き回ることができないということ、考えてみれば誰もがいつか
そうした時がやってきます。
人に会うことも、いろいろな場にでかけることも、やがては気軽に楽しめ
なくなる。

そう思うと、何気ない日常をすごせることが贅沢のようにおもえて
きました。

それにしても、「歩く」・「歩くことができる」ということが
「生きている」ということを感じさせるものなんだと、
いまつくづくそう思っています。
ひょっとして神様が、早めに気づかせてくれたのかもしれません。

季節は早いですね。
春から、まもなく初夏を感じさせる時期になっています。
                

私のリハビリは、転院した病院でのアドバイスをうけながら
これからも続けていくことになります。

その病院の庭にも小さな花が顔をだし、そして桜が咲き、新緑が
目に優しく、まぶしくなってきています。
         

    

明日のことはわかりません。だからこそ今日をしっかり歩いて、
踏みしめていきたいと思っています。

リハビリのO先生・K先生、看護師さんや介護士さんはじめ病院の
スタッフのみなさん、見舞いに来てくださったみなさん、℡・メール
に付き合ってくださったみなさん。ありがとうございました。

そして、ブログをみながら、「どこにでもあるいてゆけー!」と
叱咤激励くださる奥様に、もちろん大感謝です

                     (完)






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リハビリの記 11 ~一言のうれしさ~

2015-04-17 | 日記
私が尊敬する金平敬之助さんは、何気ない日常のやりとりの
中から、たくさんの思いやりの言葉を拾い集め、何冊もの
本にされました。

入院中、私も素敵な言葉を味わうことができました。

教えてくれてありがと

 廊下の向こうの、ちょっと離れた病室から、「看護師さん、痛いよ!」
 と、大きな叫び声が何度もなんども聞こえてきます。
 なかなか看護師さんがこないようでした。
 
 ますます叫び声は高くなり、フロア中に響くような感じになりました。

 やがて小走りにとんできた看護師さんが

 「教えてくれてありがと」
 「ごめんねなかなか来れなくて」

 患者さんは安心したのでしょう。すぐに穏やかなやりとりに
 なりました。

みんなで助けてるからね

 これも看護師さんの一言です。

 「助けて」と痛みを訴える患者さんに、看護師さんが、

 「みんなで助けてるからね」

希望があってこそ

 リハビリで、足の筋力を回復し、少しでも歩けるようにするためには、
 メタボの体を減量したほうがいいのですがー。

 食事を配りに来た看護師さんに、「ちっとも体重が減らなくて」と
 私が自嘲気味に言うと

 「希望があってこそ、エネルギーになるんです。」

 名言でした。

百人はいます

 リハビリを続ける毎日ですが、なかなか足の腫れはひかず、
 思うように、歩きを取り戻せません

 リハビリの先生に、つい私が、

 「どこまで回復するか、わかりませんよね。私には"応援団”もいませんしー。」
 とこぼすと
 
 先生は、

 「百人はいます。私だけでなく、看護師さんだってー。
  みんな応援してます。」

 先生、ごめんなさい

見守ってます

 うるっとした看護師さんの言葉です。

 休日に、病棟の廊下や階段を杖を突きながら、黙々と自主トレの歩行を
 していると、通りかかった看護師さんが、

 「頑張ってますね。みんな見てますよ。私も見守ってますからー。」

退院よかったですね

 翌日の日曜日には退院という日の朝早く、売店に新聞を買いに
 行きました。

 土曜日は病院はお休みで、売店には他にお客さんがいません。
 
 新聞を買いながら、レジの女性に、明日退院ですというと、
 「よかったですね」

 新聞をいつものように、レジ袋にいれて渡してくれた後、
 彼女はレジから出て、売店の入り口のところで、笑顔で
 見送ってくれました。
 
 見送られることがこんなにもうれしいとはー。

晴れてよかったですね

 退院の朝は晴れでした。朝7時、いつものようにおしぼりタオルを
 持ってきてくれた介護士さんが、

 「晴れてよかったですね。すっかり治ったら顔を見せてくださいね」

 本当にお世話になりました              (続く)

 
 

 
 
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リハビリの記 10 ~ついクスッと~

2015-04-16 | 日記
入院中ときおりクスッとしてしまう場面に出合うことが
ありました。

私の手じゃなくて

  看護師さんが、採血にきたときのこと。
  
  腕を差し出した患者さんに、看護師さんが
  『手を握ってください』

  するとその患者さん、勘違いしてなんと看護師さんの手を
  握ったんです

  途端に、『私の手じゃなくて、自分の指、握って

  もっとも私も、回診にきた先生に、『指、動かして』
  と言われ、思わず手の指をグー・パー。
  先生に『足の指』って言われましたが・・・・。

 

通じてない

  リハビリ中、リハの先生と患者さんは、お天気のこととか、
  好きな食べ物や  おいしいお店とか、いろんなことを
  おしゃべりします。

  リハの先生が『今朝、〇〇先生、病室にきましたか』と
  患者さんに聞くと、

  その患者さん、かなり耳が遠いらしく、
  『でませんでした。お通じはありません』
  
  リハの先生、すかさず『通じてない』
  

頭を丸めて

  入院が長かったんで、オールバックにしてしていた頭が
  ボサボサに伸びてしまいました。

  毎週出前で病院にやってくる床屋さんに、思いきって、
  『丸刈りにしてください』というと

  床屋さんが、『頭を丸めて、リハビリですか!』

  そりゃあ、いろいろ反省することはありますが・・

確認は大事だけど

  看護師さんが処方された薬をもってきてくれました。

  看護師さんが、かんで含めるように
  『4週間分ね。今日は7日だから、8・9・10・11・・』
  
  私も一緒になって、『12・13・14・・・・。〇日までね』
  と唱和していました。

  かんがえてみれば、計算した方が早いんですが、
  私もだいぶぼうっとしてたようでした
  
                       (続く)

   



  
  
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リハビリの記 9 ~おいしいんです~

2015-04-15 | 日記
入院中の病院の食事ですが、骨折ですから、特に制限もなく
通常食でした。

入院してまもなく1月7日、こんなお品書きが添えられて、
夕食がでたんです。
       

七草粥なんです
家でもめったに食べませんから、喜んで完食。
あ、しまった!写真に撮るの忘れた

2月3日、節分でした。
まさか巻き寿しがでるわけないよと思っていたら、でたんです。
しかも甘納豆つきで。
感激のあまり、またまた写真に撮るのを忘れました

こうなったら次ははずせません。そうです、2月14日
バレンタインです。
かわいいカードがついていました。
           

きれいでしょ。
        

こうなると、次は3月3日、ひなまつりです。
てぐすねひいて、いまかいまかと夕食を待つと、
おお! お品書きだ。
        

食事、何と豪華じゃないですか。
                  

こんなわけで、やわらかくて味付けもよい食事の完食を
繰り返してました。

1日あたり、3食でだいたい1600カロリーぐらい
だったんですが、結局、退院時の体重は、入院した時から
2㎏減った程度

病院食でダイエットしようというのがそもそも間違いでした

                     (続く)
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リハビリの記 8 ~ごめんね~

2015-04-13 | 日記

誰か助けて

入院中、同室になった一人の高齢の患者さんを思い出します。

その人が病院に来たのは、私の入院後数日してからのこと。
家でも寝て過ごすことが多かったのでしょうか、片方の大腿骨の
骨折でしたが、ほとんどベッドで動けません。

その日から。私は、「助けて、誰か助けて!」という隣の声を
なんども聞くことになりました

骨折した部位だけでなく、足をあげる、体を起こす、寝返りをうつ、
ちょっとした動作でも痛みが走り、相当につらいようです

コールボタンを押すのも大変らしく、代わりに私が看護師さんを
よんであげることもありました。

看護師さんが、彼の訴えをきいて介護すると落ち着きます。

「どうしましたか」

聞いてくれることが安心につながる、看護師さんの真骨頂でした

ごめんね

夜になると看護体制も変わります。すぐに看護師さんが飛んでくる
というわけにはいかないこともありました。

あまりに彼が看護師さんを呼ぶので、「我慢できないの」と
隣のベッドに向かって声をかけると、「ごめんね」とポツリ

迷惑なことはわかっていても声を上げずにはいられない。
「我慢」は、彼にとってさぞ辛い言葉だったろうと今思うのです。

がんばる、ありがと

同室もしばらくしてのこと、明け方隣のベッドで
「助けて! おかあさん!」と呼ぶ声がー

「どうしたの」と聞くと「おかあさん」とは奥さんのことのようでした。
看護師さんでなく、つい奥さんを呼んでしまったのでしょう。

「痛いでしょうけど、ご飯をしっかり食べて、体を動かして
 そして、うちに帰りましょう。がんばれるかな。」と
声掛けをすると、「がんばる、ありがと」

神様がこの人の世話を

見舞いに来た奥さんに「ご主人はつらいようですね」と話すと、

「この人は家では何もしない人です。でも私は姑仕え
の苦労をすることなく過ごしてきましたから、神様が
この人の世話をしなさいということかもしれない。」

奥様は毎朝8時過ぎにはタクシーでやってきては世話を
していたのでした。

世の中にはいろいろな人生模様がある、そう感じた入院生活
でした

(続く)





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リハビリの記 7 ~父の杖~

2015-04-11 | 日記
腫れると靴が

 骨折すると足首のあたりから足先までぷっくり。
 困ったのはこれまで履いていた靴が入らないんです。

 そんなわけで、右足と左足で1cmも大きさの違う
 スクールシューズでリハビリをするはめになりました。
                            

 見舞いに来たKさんもアキレス腱を切ったとかで
 いまだに足が腫れ、やはり靴に困っているとのこと。

 腫れの具合で話が盛り上がりました

足らしくなったね

 かなり太めのサツマイモのようだった足も、退院近くになって
 やっと「足らしくなった」んです。

 「足らしくなった」・・うーん。うまい表現
 そもそも、こう言ったのは、主治医のせんせい。

 それまで回診にくるたびに、せんせいは、
 「腫れをひかすには、足指動かして!、足首も!」
 と私の足を見るたびに、指示されたお方です。

 どうやらせんせいも私の足の腫れっぷりに、感心して
 いたのかも。ふらちな患者ですみません。

父の杖を

 足らしくなったとはいっても、まだまだ元通りとは
 いきません。やはり夕方ころになると、ぷくっと。
 
 それで今はまだ、家の中でも杖をつかっていますが、
 実はこの杖は、10年ほど前、歩きがおぼつかなくなった
 亡き父がつかっていたもの。
          


 父は、最初は訪問看護を嫌がっていました。でも看護婦さんに
 「ちょっと、家のまわりを散歩しましょ」と言われて、腕を
 とられると、でれー

 いそいそと父がでかけたときにつかっていたのがこの杖なんです。
 
 お父さん、形見の杖は、息子がちゃんとつかってますよ。
 看護婦さんなしで、一人でね。あはは
(続く) 


 
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リハビリの記 6 ~リハビリはウソをつかない~

2015-04-10 | 日記
自主トレーニング

 リハビリの先生のトレーニングは、一回あたり1時間弱。
 これでは時間が足りないので、自主トレをするようにとのこと。

 足指・足首の曲げ伸ばし、つま先立ち、左足への体重負荷、
 足首曲げとアキレス腱伸ばしを意識しての足の前後開脚、
 杖による歩行、左足首の筋力強化etc

  リハビリの進行に合わせてメニューも増えていきました。

 病棟の手すりや窓枠につかまりイチニイチニ。
          

 廊下、階段や、 病院の周りの小道などを、ギクシャク、
 よっこいしょ!
       

 チューブを利用して、足首をきこきこ。不気味じゃ。
       

無理をしないで

 2月から3月に入り、毎日のように歩行練習をしていました。
 距離は短いんですけどね。もちろん杖をついてです。
       


 でも、私の歩きは右に傾いているばかりでなく、危うげな
 感じがするらしく、看護師さんだけでなく、介護士さん、
 さらには栄養士さん、相談員さんにまで、
 
    「あせらないで、ゆっくり」
    「無理をしてはダメ」

 とどめは、施設の管理スタッフの人に

  「階段でなく、エレベーターをつかったら!」
 
 看護師さんは、歩きの回復よりも、パンパンになる足首まわりの
 腫れを心配してくれて、「無理しないで」と言ってくれていた
 のですがー。
 
リハビリはウソをつかない

 病室内でなかなか曲がってくれない足を上げ下げしていたときの
 こと。 部屋にやってきた介護士さんに、どうにもねと愚痴ると、

    「リハビリはうそをつかない。やったもんがちですよ。テレビで
     みましたよ」と。

この言葉は、巨人軍の長嶋茂雄名誉監督が、自身のリハビリトレーニング
 の中で言われた言葉
だそうです。
  
 介護士さんありがとう! あの時も、そして今もリハビリがんばってます。
                               
                                  (続く)
  
 

 

 

 
 
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リハビリの記 5 ~リハビリ室でのトレーニング②~

2015-04-08 | 日記
リハビリは平行棒をつかうものばかりではありません。

ダイエット用の健康器具ではないんですが、こんな
ものもつかいました。これは「ステッパー」。
          

これって踏み込むのにかなり力が必要なんです。
特に骨折した方の足は、なかなか力がはいりませんから、
うーんと、「気合」をかけながら踏んでました。

最初は20回でいい、といわれたんですが、次第に
30回、50回。もうダメ! せんせ、勘弁して!

これは、ご存知のバイク。太ももの筋力アップというより、
膝を鍛えるためのようでした。これだと20分くらいは、
軽い・軽い。
あたりまえです。ペダルの踏込を相当軽めに設定して
ましたから。せんせ、すみません!
          

これ階段です。登るときは痛くない方の足を先にします。
降りるときは痛いほうの足がさきです。
          

この左隣にあるもっと低い階段は、すいすい。でもこの
写真の階段は確か30センチくらいの高さ。これが
大変。

普通の建物の階段はこのくらいがあたりまえでしょう。
しかも、奥行きが狭ければせまいほど、手すりにつかまらないと
のぼれない。はじめて知らされました。
          

降りる方がむずかしいし、こわいんです。
もし皆さんのまわりに、よいしょよいしょと階段をのぼりおり
している人がいたら、押さないように、見守ってあげて
くださいね。

おふろの入り方の練習、布団にすわる・立ち上がる練習、
高いところにものをあげ・おろす練習、片手に重いものをもって
歩く練習などもしたんです。

何気ない日常動作も、私たちは、体のあちこちの筋肉をつかい
バランスをとっていることを今更のように感じました。
                          (続く)



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リハビリの記 4 ~リハビリ室でのトレーニング①~

2015-04-07 | 日記
リハビリ
リハビリは、平日の午前と午後の2回です。

私の担当は、指導に研究熱心なO先生と、たえず励ましてくれたK先生
のお二人でした。
なかなか指示通りにできない私を、辛抱強く指導してくれました。
ありがとうございました。

リハビリは基本的には、骨折した足に少しづつ荷重をかけながら、
足首の筋力と柔軟性の回復を図っていきます。
同時に、細くなった太ももやふくらはぎの筋力もつけていくんです。
          

足指で、お手玉をつかんであげあろしをする、タオルをひきよせる。
こんな簡単なことがなかなかできず、もどかしいったらありません
でした。
               

平行棒でのトレーニング
入院4週目に入り、サポーターを外したあたりから、
平行棒につかまりながら、骨折した足に
体重の4分の1荷重(15㎏~20㎏)、3分の1荷重(25㎏~30㎏)、
2分の1荷重(40㎏前後)、3分の2荷重(50㎏~60㎏)、全荷重
(つまり片足で全体重を支える)と負荷をかけていきました。
           

当たり前ですが、歩くためには、片方の足に体重のすべてがのせられないと
いけないんです。結構速いペースでした。

負荷をかけるのはただ立っているわけでなく、平行棒につかまったり
、杖をつかったりしながら、もちろん歩くんです。
足をつくことに、無意識に不安があるらしく、右足に体重をのせて腰を
引いてばかりいました。

「かかとから着地して、膝を曲げて、つま先で蹴るように」。
そうなんですよ。歩くってそうするんですよ。それができないんです。
歩き方をすっかり忘れたようでした。

平行棒内での、つま先上げ、かかと上げ。腿あげ。
右足・左足と足を前後しながら、足首を曲げ、アキレス腱をのばして
歩く。

こわばった足と重い痛みに、おもわず涙がじわ!

「涙がじわ」っと言えば、平行棒内で体のふらつきを支えながら、
ソフトボールのピッチャーのように、お手玉を目標に向けて投げる
のもきつかったですねえ。
とにかく、膝と足首が曲がんないんですからー。

同じようなことを「輪投げ」もつかってやりました。こどもの遊びなんて
言ってられません。
          

                           (続く)




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リハビリの記 3 ~歩きをたすけてくれたもの~

2015-04-05 | 日記
ベッドからの移動

 入院の間、ベッドでずうっと寝ているわけにはもちろんいきません。
 手術の翌日からリハビリが始まりました。リハビリ室へいくのが毎日
 の重要な日課です。 
 ときどき検査や診察もあります。トイレやシャワーも、それに売店にも
 いかないといけません。
 
 3か月の間、お友達になってくれたのが車イスでした。病院内の
 どこに行くのも車イスです。看護師さん、介護士さん、リハビリの
 先生によく押してもらいましたが、自分でもよいしょよいしょと動かし
 ました。
        

 車イスを動かすには、結構腕の力が必要なんです。ちょっと長い距離を
 動かしていると、くたびれてきます。 誰か押して・・。
 車イス競技のスポーツ選手は 相当に筋力トレーニングをしているはず。
 妙に感心していました。 
 
歩くための補助具

 歩くための補助はもちろん松葉づえでした。なれないと脇の下や
 手首に余計な力が入り,スムーズな歩きにならないんです。
       

 手術後足首を固定したのは白い包帯でぐるぐる巻いたギプス。
 2週間ほどつけました。ギプスのあとは、硬質プラスティック製
 のサポーターをつけました。これも2・3週間ではずしました。
 あとは、自分の足がたよりでした。

     

 ベッドからおりて、車イスにうつり、松葉づえを右腕にかかえ
 移動します。
     

 そうそう、車イスでの最初のトレーニングはトイレの行き方、座り方。
 これは大事です。とにかく、三食しっかり食べましたから必須なんです(笑)。

 目的の場所につけば、車イスから立ち上がり、ぎくしゃく・ギクシャク。
 やさしいようで、うまくつかえないんです。
 中学生の男の子は、ほいほい 松葉づえで歩いてました。運動神経の差は
 歴然です。

 松葉づえのような安定性はないんですが、とても扱いやすいロフストランド
 クラッチという補助具があるんです。
 退院近くには、このロフストランドを使って歩きました。
     

 ロフストランドを使う頃になると、車イスはやめて自立歩行で頑張ることに
 なりました。お友達とはお別れです。リハビリの先生や、看護師さんには
 いつまでも車イスに頼っていてはダメと、ぴしゃっと言われました。
     

 今、退院してこのロフストランドで引き続き歩く練習を続けています。
 自主トレです。早く元通りの歩きになるようがんばりまあす 

                           (続く)    



 
 

 
     
 
 

 
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リハビリの記 2 ~春がこんなにまぶしいとは~

2015-04-03 | 日記
入院したのは1月の初めでした。

足を骨折したので、病院の外に出るわけにもいかず、ひたすら
病棟の窓から外を眺めるほかありませんでした。

今日も雪が舞ってる。きれいというより、いつの間にか
気が滅入ってくる、重苦しい景色でした。

      

退院の話が出たのは3月に入ってから。3月末、病院に別れを
告げ、地域をほんの少し歩いてみると、とにかく明るいんです。
まぶしいくらいです。

桜は今を盛りと咲き誇っていました。

          

        

白鳥は、春を惜しむかのように、数羽残って餌をついばんでいました。

        

        
        

菜の花や様々な桜

        

        

               

帰路のサービスエリアには、見事なモクレン・こぶしが。

        

                

ようやく戻った家のまわりを見回すと、桜や海棠などが
ピンクの花に覆われていました。

        

                

ケガをしてはじめて味わう春のまぶしさ・やわらかさです。

                       (続く)
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リハビリの記 1 ~やっちゃいました~

2015-04-02 | 日記
年明け早々、足を骨折してしまい
救急車(この写真とは違うものですが)のお世話に

何と3か月近く入院しておりました。
そんなわけで、ブログはすっかりお休みということに。

                 
入院した時は、冬でございました。
             

退院してみると、何ということでしょう、季節はすっかり春になっていました。
             

私は冬眠していたんでしょうか

早速に素敵な春を求めて、散歩しながら、あちこち
カメラでパチリしたいのですが、足がどうにもペンギンさん状態
でございます

やっと復活したというのに、しばらく散歩は無理でございます

そこで、次回から、リハビリの模様などを書かせてくださいね。
皆様は、くれぐれもケガなどされませんように

                         (続く)
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