藤城さんの作品は、メルヘン、そして自然の美にとどまらず
現実の社会をも描き出しています。
そのことを、教育テレビの「日曜美術館」(昨年12月29日
再放送)は、次のように解説しています。
「メルヘンだけではない、現実の世界を描くきっかけになった
原爆ドームの作品。そして、東日本大震災。藤城は何度も
被災地を訪れ、復興の祈りを込めた影絵を制作。去年11月
には防護服を着て福島第一原発をデッサン。完成した影絵
には、がれきの中に『世界がぜんたい幸福にならないうち
は個人の幸福はあり得ない』という賢治の言葉を添えた。」
http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2013/0825/index.html
東北の被災地が少しずつ復興への道を歩んでいる中で、必ずしも
その道筋が見えない福島。
しかし、藤城さんのこの作品には、私たちが希望を抱き続ける
ことへの祈りを感じます。
藤城さんが描こうとしているもの、それは「愛」なのかもしれ
ない、私にはそう思えてなりません。
(了)
現実の社会をも描き出しています。
そのことを、教育テレビの「日曜美術館」(昨年12月29日
再放送)は、次のように解説しています。
「メルヘンだけではない、現実の世界を描くきっかけになった
原爆ドームの作品。そして、東日本大震災。藤城は何度も
被災地を訪れ、復興の祈りを込めた影絵を制作。去年11月
には防護服を着て福島第一原発をデッサン。完成した影絵
には、がれきの中に『世界がぜんたい幸福にならないうち
は個人の幸福はあり得ない』という賢治の言葉を添えた。」
http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2013/0825/index.html
東北の被災地が少しずつ復興への道を歩んでいる中で、必ずしも
その道筋が見えない福島。
しかし、藤城さんのこの作品には、私たちが希望を抱き続ける
ことへの祈りを感じます。
藤城さんが描こうとしているもの、それは「愛」なのかもしれ
ない、私にはそう思えてなりません。
(了)