ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

写真で二度旅をする ~雪の高山、古い町並で~

2024-12-12 | 旅行

先日の土・日(12月7日・8日)、
好天の東京から向かった先の高山は、
一転して雪でした。




7日に
宿泊した奥飛騨の温泉は既に雪で、
深夜にはかなりの積雪となりました。
高山の市街地は積雪とまではいかなかった
ようですが、郊外は白一色でした。

何度か訪れている高山の町ですが、
雪の中を巡り歩いたのは初めてでした。





最初に訪れたのは、746年(天平18年)の
創建になるという飛騨国分寺。
奈良時代中期、聖武天皇が全国にその建立
を命じた国分寺の一つです。

   


以前、このブログにアップ済みですが、
その時は私は見に行けませんでした。
とりわけ見たかったのが、樹齢1250年以上
とされる大イチョウです。樹の周りは
イチョウの葉で覆われていました。


   

   



    

    
境内の鐘楼・庫裏・本堂・三重塔と
イチョウのコラボは、舞い降りる雪と
ともに思い出深いものとなりました。









続いて向かったのは、朝市が行われる宮川
の川沿いの通りです。午後の時間帯でしたので、
人の姿もまばらで、通りは静かでした。
おそらくこの雪の中でも、午前中は観光客で
賑わっていたことでしょう。





朝市の通りを横切り、古い商家や町屋が続く
「古い町並」を見て回ることにしました。
依然として雪は降り続いています。

木製の看板や格子窓、黒い壁などの店を
カメラに収めましたが、さすがに冷え込んで
います。首をすくめながら歩いていると、
とある建物の前で「よかったらどうぞ
お入りください」と呼び止められました。





町家風ですが、入り口はちょっと固そうな
雰囲気です。一瞬逡巡しましたが、
せっかくですので、入ってみました。
案内板には「村半:高山市若者等活動
事務所」と出ています。
どうやら市の施設のようです。







招き入れてくれた男性スタッフの方が、
建物の部屋や庭や蔵などの概要を説明
しながら、内部を案内してくれました。

最初に案内してくれたのは、建物の
主要な部屋である「本座敷」。
ここは賓客をもてなす座敷。障子を
左右に開くと、簡素ながら趣のある中庭が
目の前に広がりました。まるで絵画です。
寺院などにある「額縁庭園」とでもいう
感じです。




    


本座敷の隣にも座敷があり、立派なつくりに
なっています。ここからも中庭が見通せます。
部屋の雰囲気に合わせて据えられている
テーブルは、長持ちをリメーク。椅子は、
地元の木工スクール生が制作したもの。
いずれも最近の制作だそうで、
このことはパンフであとで知りました。




    
茶室が設けられていました。
ここで、賓客との茶会もなされたので
しょう。通りに面した戸口を開けて、
坪庭から直接賓客が入る様式になって
いました。



主な部屋を見終わって上り口の土間
から内部を見ていると、女性スタッフ
の方がやってきました。
この建物の来歴が書かれたパンフを
渡しながら、詳しくはユーチューブ
などSNSも見てくださいねとニッコリ。

ちなみに、パンフによると、この「村半」
という建物は、明治8年(1875年)の大火
直後に再建されたもの。10数年後に
この建物を所有した村田半次郎という実業家が、
建物を増改築をしてほぼ現在の姿にしたもの。
村田半次郎氏は、「繭」の卸売りを営んで
いた明治・大正期の豪商で、
屋号の「村半」は同氏の名前にちなんだ
ものだそうです。

女性スタッフが熱く語ってくれたのは、
ここで行われている活動と、この歴史的な
建物を、市が、若者の学びと一人ひとりの
結びつきの場として設置運営していること
のねらいでした。

「高山の高校生の多くは、地元に大学が
ないため、卒業すると市を離れていく。
そうした若者が高山に帰ってきたときの
交流の場となり、また市内外の若者が
活動を通じ、きずなを結ぶ場となり、
その力を未来の高山の地域づくりに
つなげていってほしいです。」





「さんまち」は、雪の降る中、多くの
観光客で賑わっていました。
観光で活性化が図られている高山ですが、
その一方で、若者の力を地域づくりに
活かしていこうとする行政の取り組みが
なされているんですね。
高山の魅力の別の側面を知り、次にいく
機会があったときは、もう一度聞いて
みたいと思いました。

今回「村半」のことをブログにしながら、
女性スタッフの言葉を思い出しました。

「写真はいいですね。後で写真を見る
とき、思い出すものがあります。
だから
写真で二度旅をすることになるん
ですね」

そんなブログをつくることができたら
うれしいのですが、そう簡単には
いきません。毎回悪戦苦闘です。

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久しぶりのバス旅です(続)~高山の古い町並み 平湯大滝~ 

2024-08-25 | 旅行

前回のバス旅の続きです。
御嶽山を写真に収めたビュースポットの所在地は、
長野県の王滝村です。御嶽山は長野の王滝村と
岐阜の高山市・下呂市にまたがってそびえている
山なんです。
王滝村のビュースポットを過ぎて岐阜県に入ると、
もうそこは高山市でした。

高山市は日本で一番面積が広い市なんです。
実は東京都の面積よりも広いんですね。
さて、しばらくしてバスは高山に到着。泊りは
郊外の丘の上の大きなホテル。そのホテルの
大浴場(温泉)でほっこりしたのはいうまでも
ありません。


 
(上のマップは「飛騨高山観光コンベンション協会」の
 HPからお借りしました。)
 

翌二日目の午前は高山市街の散策になりました。
今回のツアーは散策時間が短く、市街地では一か所
程度しか行けません。
そこで、定番の「古い町並み」の「さんまち」を
ぶらつくことにし「まちの体験交流館」のあたりの
通りの家々を、ゆっくり・のんびり見て回りました。

午前中の早い時間でしたので、まだ通りを歩く人の
姿も少なく、観光の人で賑わう高山とも思えない
静かな雰囲気でした。


家の軒下につるされた風鈴が涼やかです。観光で風鈴を
みることはありますが、日常の生活の中の風鈴をみるのは
久しぶりです。






  

  
格子に巻き付いている朝顔、鉢植えの朝顔。
風流を感じさせます。格子窓(正しくは何と呼ぶのか?)
の外に並べられたモミジの鉢植え。
その向こうの白い花は花魁草(草夾竹桃)?でしょうか。



竹筒の一輪挿し。ダリヤの花でしょうか。心配りを感じます。



格子窓の後ろにお酒の瓶が並んでいます。
居酒屋のお店だったように思います。



古風な構えのお店は、アクセサリーショップです。
いい感じです。





ちょっとくたびれて、体験交流館の建物前のベンチに
腰掛け、一休みしました。ふと見上げると、細い針の
ような葉の間に赤い実が見えました。イチイの実です。
早速にカメラに収めました。



バスに戻ると、“もう一か所寄ります”と、添乗員さんの
アナウンスがありました。向かった先は平湯温泉の近く
にある「平湯大滝」です。




   

   




この滝には、平湯温泉の発祥について「白猿伝説」が
あると、掲示板に書かれています。
これを見ながら、先に進むと、なかなかの滝が水煙を
あげながら流れ落ちていました。
幅6メートル、落差64mだそうです。
平湯は何度も通りましたが、ここを見に行ったのは
初めてです。バス旅ならではの出会いです。







つい習慣で、滝の周りの野草に目がいってしまいます。
上の写真はソバナなんでしょうか。
その下はハナウドという野草の花でしょうか。
ググるとそうした名前が出てきましたが、
果たしてあっているかどうかわかりませんでした。

久しぶりのバス旅でしたが、ゆっくり見てまわろうと
しても、どうしても“おせおせ”になってしまいます。
やはり旅に出かけるときは、何か新しい出会いが
間違いなくあるはずと、アンテナを高くして
いかない
と、せっかくの「出会い」のチャンスを
逃してしまいますね。(完)

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久しぶりのバス旅です ~奈良井宿 御嶽山~

2024-08-23 | 旅行

コロナのこともあり、遠出の旅行は2年ほど前に
行ったきりでした。
バスツアー(観光)なら涼しく行けるだろうと、
思い切って出かけてみました。
一泊二日の行程でした。
第一日目に目指したのは、長野の奈良井宿です。

  
バスは東京を午前に出発。途中、中央道の藤野付近
(相模原市緑区)の山あいに、「緑のラブレター」という
オブジェを見ました。

この巨大アート作品は30年ほど前につくられたものだ
そうです。縦横17m×26mとか。
添乗員さんの説明で初めて知りました。当時の藤野町の
町おこしのための作品なんだそうです。

奈良井宿には、昼過ぎに到着。
    
(上の奈良井宿散策マップは奈良井宿観光協会のHPから
 お借りしました。)

奈良井宿観光協会のHPによると、奈良井宿は、
日本橋から京都三条大橋までの中山道の真ん中あたり
の宿場町。南北約1キロにわたり家並みが続き、
旅籠の軒灯や千本格子などに江戸時代の面影が
残されているそうです。












    


観光案内所の方に訪ねると、街道沿いの家は江戸末期
から明治・大正の建物で、低い家は江戸末期から明治期
のもので、高い家(2階がある家)は大正期以降のもの
なんだそうです。

見学は短時間でしたので、急いで目立ったものを写真に
撮りました。

上の写真は、通り沿いにいくつかある水場

一つです。





醸造元の看板と杉玉。



籠です。いつの時期のものかわかりません。




    


隠れキリシタンが密かに作ったと言われるマリア地蔵。



寺院の掲示の書には、心が洗われる思いがします。







奈良井宿を出た後、高山に向かいました。
途中に御嶽山(岐阜と長野の境)を望むスポットが
ありました。御嶽山は、2014年(平成26年)9月の
噴火・爆発で、死者58名・行方不明5名・負傷者61名
を出すという最悪の大災害があったことは、
誰もが覚えていると思います。鎮魂の山です。

高山は次回にアップします(続く)。

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長崎あたふた旅日記4 ~佐世保 ハウステンボス~

2022-11-12 | 旅行

二日目の午後、佐世保のハウステンボスに

着きました。

予定よりも遅い時間の到着になりました。

 

ハウステンボスとは、”森の家”という意味で、

オランダの街並みを再現したテーマパーク

なんだそうです。

ホテルに向かって、ハウステンボス内に

バスが入って行ったとき、随分広いところ

だな感じました。

それもそのはずです。単独のテーマパーク

としては日本一の広さなんだそうです。

 

ホテルに入り一休みしてから、夕方近く

なって、街中を見て歩くことにしました。

さてと、どこに行こうか。

実は、こんなに広いとは思っていません

したから、ぶらっと一回りもすれば、

園内の様子は大体わかるだろうと思って

たんです。

 

ところが、もらった園内マップを見て、

どこに、どうやって行くか、そもそも

今どこにいるのか、見当がつきません。

我ながら、困ったシルバー観光客です。

 

  

結局、適当に歩いていて見つけたカナル

クルーザー乗り場で、クルーザーに乗船。

一周してから下船。そこにシンボルタワー

があることに気づき、エレベーターで

最上階へ。タワー展望室から景色を見る、

といった具合です。

行きあたりばったりもいいところです。

 

     

その後は、しゃれたグッズなどのショップを

見て歩いているうちに、次第にうす暗く

なってきました。

ホテルはどこにあったっけ?

まだ明るいうちなら、ホテルになんとか

戻れそうです。園内バスの乗り場をみつけ

ました。やれやれです。

 

ホテルに戻るともうすっかり暗くなって

いました。

 

光のファンタジーのゾーンは、上の写真より

もっともっと素敵なはずです。

そもそも、光の街は最高ですよと聞いた

ので、今回ツアー参加することにしたん

です。

でも、もう一度ホテルからでかけたら、

戻ってこれるか、不安です。

ホテルからちょっと遠そうです。

とうとう諦めました。

 

代わりに、ホテル近くのハロウインの

飾りつけを見に行きました。

でも、このためにハウステンボスに

来たんじゃなかったのにー。ガックリ。

 

今から考えてみれば、ホテルは園内に

あるんですから、戻れないなんてありえ

ないですよね。

ホント、もったいなかったです。

 

   

   

翌日は三日目、ツアー最終日。

晴天で、かなり暑かったです。

もうバスの乗り場もわかりますし、

各ゾーンの方向もわかってます。

できるだけ見て回るぞと、焦りながら

歩いていました。

 

ヨーロッパの古い町並みって、こんな感じ

なんでしょうか。

本当に外国を歩いてる気分です。

 

    

   

ドンキホーテが戦ったという風車は、

こんな感じの風車なんでしょうか。

 

     

    

 

クリスマスの時のハウステンボスも、

もちろん素晴らしいでしょう。

 

     

昼過ぎの集合時刻が迫ってきて、

あえなく、ツアーの終了となりました。

 

次回行くときは、イルミネーションも

花火もしっかり堪能するぞ。

とにかく、あたふたと慌ただしい旅でした。

(完)

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長崎あたふた旅日記3 ~仁田峠 棚畑 火張山花公園~

2022-11-11 | 旅行

長崎ツアーの二日目です。

 

ホテルを出発したバスは、島原半島の仁田峠の

ロープウエイに向かいました。

 

ここからは、1990年から始まった普賢岳(1359m)

噴火活動によって形成された平成新山

(1483m)を見ることができます。

 

仁田峠一帯は紅葉の名所ですので、ロープウエイ

に乗って紅葉を楽しむことになっていました。

上の写真はロープウエイのHPの動画からお借り

したもので、素晴らしい眺めです。

 

ロープウエイ乗り場につき、乗り場を見上げ

と、階段が続いているのが見えました。

私にはちょっと辛い段数です。しかも、

帰りも階段で降りてくることになるよう

です。

涙を呑んでキャンセルし、ツアーの方々が

降りて来るのを待つことにしました。

あとで感想を聞いたところ、「紅葉は

良かったですよ」とのこと。

もう残念至極です。

 

上の写真は、ロープウエー乗り場付近から

見た平成新山の光景ですが、ロープウエーや

山頂から見た紅葉はさぞ素敵だったと思います。

 

峠からは、遠くに島原市方向の海が見えます。

 

遊歩道付近の樹々の様子です。

 

このツツジはミヤマキリシマでしょうか?

今頃咲くものか、たまたまなのか、

よくわかりません。

 

この赤い実は、マユミなのかニシキギなのか

どうか。

とにかく山肌をおおう紅葉が見られず、

残念です。

 

 

次の観光地の、島原市の「火張山花公園」に

向けて走るバスの中で、昨日車窓から見た

ジャガイモの棚畑(段々畑)を思い出して

いました。

丘陵地全体に石垣づくりの段々畑が

広がっていたんです。壮観でした。

上の写真は、雲仙市観光物産課の動画から

お借りしたものです。

 

こちらは私が撮った写真です。

バスルートが違っていたため、お借りした

写真のような光景を取り損ないました。

またもや残念。

ちなみに、長崎のジャガイモ生産量は、

断トツの北海道を除いて、鹿児島と2位争い

をしているのだそうです。その主要な生産地

の一つが島原半島ということなんです。

 

さて「火張山花公園」ですが、今年の公開は

11月6日で終了ということで、コスモスも

ヒマワリも、もう終わりというところでした。

実はここも相当に広いんです。歩くのをやめて

バスに戻ろうとしたところに、園のスタッフの

方が、「電動カートで案内しましょうか」

声をかけてくれました。

 

     

助かりました。楽だったというより、

他のツアー客の方は見れなかったヒマワリを、

特別に見ることが出来たんですからー。

「ヒマワリはほとんど終わりで下を向いて

いますが、1本、元気よく咲いているのが

あるんですよ」と、スタッフの方が教えて

くれた写真が、上の写真です。

 

    

   

メインのコスモスも、上の写真のように、

素敵な写真を撮ることが出来ました。

「花神様」に出会った思いでした。

園のスタッフの方、本当にありがとう

ございました。

 

バスはこの後、佐世保のハウステンボスに

向かいました。(続く)

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長崎あたふた旅日記2 ~グラバー園、雲仙の宿~

2022-11-09 | 旅行

出島の復元建物は、2階に展示室がある

ところもあり、建物の2階に上がって

行きたかったのですが、足の具合もあり

ます。止めにして次の観光地グラバー園に

備えました。

グラバー園には以前行ったことがありました。

グラバー邸などの建物が、坂の上の丘陵地に

立っていることがわかっていたからです。

 

駐車場でバスを降りて、グラバー園を目指し、

ゆるやかな坂道を登っていきました。

上の写真は、グラバー園で最も有名な

グラバー邸です。園のHPからお借りしました。

 

グラバー園の入口脇にあるのが大浦天主堂です。

この教会を見上げたとき、さらに坂を、杖で

園の入り口まで上がっていくのも、ちょっと

辛いものがありました。

一瞬どこかで待っていようかと思いました。

お腹もすいていましたしー。

 

”奇跡的に羽田で間に合って、長崎まで来れ

たんだし行ってみるか”と、気を取り直し、

入り口の門をくぐりました。

添乗員さんが待っていてくれました。

「動く歩道もあります。せっかくですから、

一番上まで行き、ゆっくり降りて来ては

どうですか。」

止めますとは、とても言えなくなりました。

意を決して上って行ったのですが、これが

後々辛いことになるとはー。

 

グラバー園の一番上の建物は、旧三菱第2

ドックハウスです。ここから後は出口まで

下るのみです。

できるだけ短い距離でグラバー邸のあたり

まで行き、同行の我が奥様を待つことに

しました。

 

グラバー邸は、1859年(安政6年)、21歳の時に

来日し日本の近代化に貢献したトーマス・

グラバー氏の住まいです。

グラバー氏は、1911年(明治44年)、73歳で

死去するまで、生涯を日本で過ごしています。

 

グラバー園の中でも、グラバー邸は有名な

スポットとして、最もよく紹介されますので、

ご存知の方も多いと思います。

 

グラバー園から長崎の湾内や街をみると、

長崎の素晴らしい光景が目に飛び込んで

きます。本当にいいですね。

 

上の写真がイギリス製の「ハンマードック

クレーン」。世界文化遺産になっています。

竣工されて100年以上経っていますが、

今なお現役です。

 

花はやはりいいですね。バラ、ブーゲンビリア、

冬桜(たぶん)などが見られました。

 

この後、バスは、雲仙の温泉に向かい、

ジャガイモ畑や、海を眺めながら、

ホテルに到着しました。

朝からほとんど何も食べず、ついに食事

です。よくぞ頑張りました。

 

ところが夜、布団に入るとしばらくして、

二人とも脚が痛みだしました。

寝付けません。

部屋のお風呂で足を温め、持っていた

鎮痛剤を飲み、湿布薬を貼り、悪戦苦闘

です。

翌朝には何とか痛みが治まりましたが、

旅行初日はさんざんでした。(続く)

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長崎あたふた旅日記1 ~羽田での搭乗、出島~

2022-11-08 | 旅行

ようやく落ち着いた雰囲気になってきました

ので、先日、旅行会社の企画ツアーで、長崎に

行ってきました。

そもそも、旅行に出かけるのは、3年ぶりです。

 

行きも帰りも、東京~長崎の間は飛行機。

羽田空港を利用したのは相当前でしたので、

搭乗の仕方が今どうなっているのか、全く

分かりませんでした。

すべて添乗員さん任せです。

 

空港に向かうには乗り換えなしの高速バスが

便利と思い予約。当日朝は、始発バス停に

一番に到着。そして悠悠と乗車。

ここまではよかったのですが、発車して

まもなく「羽田到着が遅れる見込みです」と

車内アナウンス。

 え、どうしたんだろ?

まあ、バスの空港到着予定は、集合時刻の

30分前ですし、しかも飛行機の出発時刻は、

集合時刻の50分後です。

保安検査場通過は20分前までですので、

差し引き60分ほど余裕がありました。

 少しぐらいの遅れなら、大丈夫のはず。

ところが、首都高速に入ったあたりで、

「事故渋滞のため80分以上空港到着が遅れる

見込みです」と、衝撃的なアナウンス。

ほどなくしてバスは渋滞に突入。

 間に合わない!

あわてて添乗員さんに、車内から電話。

すると、「出発に間に合わなければ、

全面キャンセルか、それとも自己負担

後の便に乗り、長崎で合流するか、

決めて下さい。」

 合流するしかないか!

できるだけ安い便はどれ? バスに乗った

まま予約手続きができるの? 宿泊ホテルは

空港からかなりの遠隔地。路線バスの行き方

わからない。 

 どうすればいいの!

あせりまくっているうちに、羽田空港が

見えてきました。何とバスが遅れを少し回復。

奇跡です。目指すターミナルはもうすぐ。

しかし、既に保安検査場に入る時刻ギリギリです。

気持ちは急げですが、杖なので走れないん

です。あ、あそこにいるのは添乗員さんだ。

添乗員さんがテキパキ誘導してくれました。

さらに、空港の搭乗の係りの方がとても親切に

対応してくれました。

 ああ、助かったぁ!

 

     

長崎空港に、昼過ぎに無事着きました。

これからバスで、最初の観光地・「出島」

出発です。あのー、今朝から何も食べて

いないんです。機内で食べるお弁当とかを

買う時間がなかったんです。

 お腹空いたぁ!

 

  

これまで長崎は何度か来ていますが、出島は

初めて訪れました。

出島は1636年(寛永13年)に築造され、

町中のポルトガル人収容されました。

その後ポルトガル船が来航禁止となり、

1641年(寛永18年)にオランダ商館が平戸

から移転。以降1859年(安政6年)の

オランダ商館廃止までの218年間、

日本と西欧との窓口の役割を果たしました。

上の写真は、HPからお借りした「表門橋」と

「カピタン部屋」(オランダ商館長の部屋)

です。

 

  

出島のパンフによると、現在16棟が復元されて

いるそうですが、上の写真はその全体図と

ミニチュア模型です。

 

復元された建物には当時の商館員の生活が

パネルなどで紹介されています。

 

     

復元されている建物の一部です。

上から順に、「筆者蘭人部屋」(書記役の

住まい)、「乙名詰所」(表門から出入り

する人監視する乙名(管理者)の詰所)、

「組頭部屋・銅蔵」(銅を計量したり梱包

した場所)、「へトル部屋」(商館長次席の

住まい)、「一番船船頭部屋」です。

 

東京は少し寒かったので厚着でした。

ところが長崎は一転して暑く、このため

着ていた服を脱ぐはめにー。

日本は広い。

 

上の写真は島内の植樹ですが、もしかして

シャリンバイの実かも。

なぜかほっとしたものを感じました。

 

しばらく長崎の旅日記にお付き合いください。

(続く)

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久しぶりの信州の旅です ~松本城~

2021-10-29 | 旅行

前回のブログの続きです。

山梨の知人宅で再会を楽しんだ後、知人の車で、

長野の松本市に連れていってもらいました。

久しぶりに松本城を訪ねてみたかったのです。

 

現在、「天守」が国宝(建造物)に指定されている城は、

松本城・犬山城・彦根城・姫路城・松江城の五つ。

その中でも松本城は、「現存最古の五重六階の木造天守」

の城として有名です。

とりわけ、姫路城が白い壁の城、松本城が黒い壁の城として、

並び称されることは、皆さんよくご存じのとおりです。

 

お城の入り口です。

たまたま入城者が途切れた写真になりましたが、

少しづつ賑わいを取り戻しつつある感じがしました。

 

天守見学の受付の前に、こんな看板が出ていました。

「天守入口までの待ち時間は50分です」と書かれて

います。入場制限がされているのでしょうか。

とにかく、だいぶ待たなければなりません。

結局入城は諦めて、お堀の外から、天守を眺める

ことにしました。

 

お城の入口を左に折れて、お堀沿いに赤い橋(埋橋)

のあたりまで行って、引き返してくることにしました。

 

当日は、快晴に恵まれ、皆さん思い思いにお堀沿いを

散策していました。

 

青空を背景にした天守の光景は、何とも言えません。

夢中で、シャッターをきりました。

 

バーチャルな映像で天守を見るのも素晴らしいですが、

やはり実物を目の当たりにするほうが、感動します。

 

残念ながら、城内は紅葉というには、少し早いようです。

 

そのかわり、セイタカアワダチソウやバラの花などとコラボした

城の光景をカメラにおさめることができました。

私としては、まずまずの写真になりました。

 

城の東側の通りの並木です。

ここもうっすらと色づいていました。

もう少しすれば、紅葉がきれいに見られるかもしれません。

 

さてお城を出た後はランチです。

そのレストランは、

「松本ホテル花月」の「I;caza[ikaza]」(イカザ)。

地元の言葉で「行こうよ!」という意味だそうです。

クラシックな雰囲気のレストランでした。

これまで、めったに料理の写真を撮ることはなかった

のですが、散策後に、ゆっくり食事をするのも久しぶり

でしたので、記念にカメラにおさめてしまいました(笑)。

 

久しぶりの旅を楽しみました。

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山梨の深まる秋を見ました ~富士山、甲斐駒ヶ岳、そして樹々の実など~

2021-10-26 | 旅行

先日、山梨の知人を訪ねました。

甲府の先のほうの、閑静なところに住んでいます。

途中、JR中央線の車窓から見えていたのは富士山です。

まさか写真が撮れると思っていませんでしたので、

あわててカメラを取り出し、シャッターを切りました。

富士山の写真は今年3月、南武線多摩川沿いで撮った

ものに続き、2度目です。

 

もっと大きく富士山が見えるところがないか、

知人に聞きましたら、くっきりと見えるスポットに

早速案内してくれました。

見る角度によって、随分その様子が変わります。

雄々しいです。

 

ちなみに、帰路、中央線で撮った富士山です。

夕日に染まっていました。

富士山のいろいろな表情を撮るのは楽しいです。

 

甲斐駒ヶ岳は、標高2967m。

南アルプスの名山と言われ、百名山の一つに

数えられています。

山梨県の北杜市と長野県の伊那市にまたがっています。

甲斐駒ヶ岳は独立した峰のような感じのためか、

どこからもよく見えるようです。

知人宅からも、甲斐駒ヶ岳がよく見えます。

 

住まいのあたりを、散歩してみました。

寒さが増しつつある時期です。

家々の庭には、花はほとんど見られません。

でも、名前はわかりませんが、いたるところに

野菊がひっそりと咲いていたことが印象的でした。

 

これはシバザクラの花のように見えますが、

今の時期に咲くことがあるのかどうか。

これも狂い咲きなんでしょうか。

 

キウイの実がなっていました。

キウイというのはちょうど今頃に実をつけるんですね。

初めて知りました。

この実は、まるで藤のような枝ぶりの樹についていました。

ちょっとびっくりでした。

 

この黒い実は、シロヤマブキの実のようです。

ヤマブキは実がならないものと思っていましたが、

違うんですね。

ちゃんと実がつくようです。

 

これはミツマタでしょうか。

実なのかどうか、わかりませんでしたが、

これは蕾だそうです。

「さざんかさん」から教えていただきました。

来春に、これが開花することになるようです。

 

 

この赤い実もよくわかりませんが、ガマズミの実の

ような気がします。

 

この庭木はリョウブという樹のようです。

高さは4~5mはあったでしょうか、

樹全体にたくさんの黄色っぽい実がついていました。

春には樹全体に白っぽい花をつけて見事ですと、

知人が話していました。

 

このトウモロコシを太くしたような実は、

検索してみたところマムシグサの実らしいです。

緑色から段々赤くなっていくようです。

首をもたげたようなマムシグサの花は、4月頃に咲きます。

所沢の多聞院の庭で見られたはずですが、

今年は撮り損なってしまいました。

 

秋は次第に深まっているようでした。

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風のように旅をしたい ~飛騨高山の紅葉~

2020-11-16 | 旅行
岐阜の高山市に行ってきました。先週のことです。
所用のため一泊して帰京する日程で、ちょっと強行軍。
バスの乗車時間が長くてやや疲れました。

周囲の山々の紅葉は盛りを過ぎていましたが、市内はちょうど
見ごろのようでした。







宿泊した旅館は、城山公園の近くで、周囲が赤く色づいています。







     

昔からある旅館のようで、部屋にはこんな額が飾られていました。
「風の様に旅をしたい、風のように気まぐれに」



色っぽい額もありました。



飾られていた額のように旅を楽しむには、時間がありません。
そこで、知り合いに、帰りのバスの時間まで、城山公園などをぐるっと
回ってもらいました。

城山公園は、安土桃山時代の1588年に、金森長近氏によって築城
された高山城があったところです。
しかし、江戸時代の1695年に幕府の命により壊されたため、城は
残っていません。
金森氏の騎馬像の周囲の紅葉があまりにも見事なだけに、返って
もの寂しく感じられました。













市内は「古い町並み」を始め、いろいろな観光名所がありますが、
今回は駆け足で、桜山八幡宮を参拝し、またの機会に訪問することと
しました。ちょっと残念でした。





しばらくすると雪の便りも聞かれるようになる飛騨です。
そんな気候の中で、桜島大根・ブラックベリー・リーフレタス
(サニーレタス)などを、小さな畑で自然栽培している話を、
知人から面白く聞きました。







アブラナ科の野菜は交雑しやすいのだそうで、白菜と水菜が
交雑してできた種を試しに蒔いたところ、なんとハイブリッドな
「白菜水菜」ができたとか。
「個性的で面白い野菜と思ったけど、もちろん売り物なんかには
とうていなりません。」と、笑ってました。
どんなものか、実際に見たかったですね(笑)。

道端にこんな花が咲いていました。なんでしょうか。

さざんかさんからコメントをいただきました。
「ヒマラヤユキノシタ」で、本来は春に咲く花だそうです。



次に機会があれば、まだ見たことがない高山祭などじっくり
観光したいと思いました。
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特別公開の聖護院に行きました ~GO TOトラベルで4⃣~

2020-11-07 | 旅行
京都の名所・旧跡めぐりで大事なこと。
もう一つあります。時間配分です。
実は仁和寺でだいぶ時間をとってしまい、計画が押せ押せになって
しまったんです。

行きたいところがあと2か所あったのですが、ガイド役のYさんの
アドバイスで、その2か所はほんの少し見るに留め、これまで訪ねたこと
がない「聖護院」(左京区)の特別公開を見にいくことにしました。

そうです、聖護院大根とか聖護院八つ橋とかいう、その聖護院です。
寺院のあたりの地名にもなっているんです。

平安時代後期の1090年に創建された聖護院は、「本山修験宗」の総本山です。
「本山修験宗」とは天台宗の流れをくむ修験道の一派のことだそうです。
パンフレットにある「山伏の総本山」のほうがわかりやすいですね。

山門脇には、石柱に「聖護院門跡」と出ています。
写真は、京都市のHPから借用させていただきました。

        

門跡寺院というのは、皇族や公家などが出家して住職を務める寺院
(または住職)のことだそうで、寺院の格式を表しています。
特に聖護院は、第119代光格天皇の時代、天明の大火(1788年)で
御所が燃えた際などに、仮御所として用いられたことがあるそうです。

ちなみに、門跡寺院の始まりは、宇多天皇が退位後出家して住まわれた
仁和寺だそうです。
つまり門跡寺院は、皇室とのゆかりがある寺院ということですね。

パンフを見ると境内全体は次のようになっていますが、拝観できるのは
一部でした。

    

表玄関を入る際に、職員の方が杖の私を見て、杖先を布で覆ってくれました。
何気ないのですが、思いやりの心を感じました。
また拝観の前に、聖護院の方から、聖護院の由来・文化財等について説明が
ありました。お寺の方の直接の説明は京都では始めてでしたので、丁寧さに
頭が下がりました。

さて、入り口付近にあったのは、なんと山伏の人形です。
これなら、わかりやすいです。

    

また廊下には写真が掲げられ、平成12年(2000年)とあります。
開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)の一千三百年御遠忌の際の写真
だそうです。



宸殿です。宸殿というのは出家した皇族の住まいで、執務を行うところ
だそうです。襖絵が素晴らしいです。



奥に見えているのが本堂です。



宸殿前の庭は、白砂が市松模様に描かれています。見事なものです。







建物内の中庭です。特別の庭ではないかもしれませんが、京都を感じます。



ところで、玄関わきには二つ輿がありました。
一つは、四方輿。
江戸時代のもので、宮門跡がお使いになったものだそうです。



もう一つはそれより古いもののようですが、いつのものかなど、これから
研究されるそうです。
ちょっとボケてしまいましたが、貴重な文化財なのだろうと思います。







後から調べながら書いているのですが、正直のところ、歴史の話というのは、
どうも頭に入ってくれません(笑)。
ともあれ聖護院の拝観はこれで終わりになりました。
案内してくださったYさん、ありがとうございました。

お腹もすいていましたので、そのあと四条に出て遅いランチです。
京都らしくきれいなランチなので、写真に撮りました。
食べ終えましたら、元気が出ました(笑)。



まだまだ訪ねていない京都の寺社はたくさんあります。知人も何人かいます。
今回は会えませんでしたが、元気なうちに旧交を温めたいと思いました。

固い旅行記になってしまいました。お読みいただきありがとうございました。
(完)











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仁和寺に行く途中で四葉のタクシーを発見 ~GO TOトラベルで3⃣~

2020-11-04 | 旅行
京都の名所めぐりで大事なことは、アクセスです。
電車・バスは便利ですが、行き先によっては結構時間がかかるところも
あります。

そこで観光タクシーを利用することにしました。
今回ガイド役をしてくれたのは、三つ葉のクローバーマークのタクシーの
Yさん。女性ドライバーさんです。

「ちょっとかしましいですけどー」とてきぱきした声。元気の人です。
しかも快晴で、気持ちがいい日。
車の走りも元気がいいようです(笑)。

いろんな話をしてくれました。
「前を走ってるタクシーの屋根を見てください。あの行灯(あんどん)は、
うちのグループのタクシーのマークですけど、四葉のクローバーです。
京都であれをつけているのは、うちの千台以上の車の中で、4台だけ。
あれが見られるなんて、お客さんラッキーですよ。」

とっさのことで写真は撮れませんでした。
でも、ひょっとして、何かいいことがあるかもと期待しましたがー(笑)。

仁和寺を最初に案内してもらいました。
真言宗御室派の総本山です。
創建は平安時代の888年。宇多天皇により完成をみた寺院です。
御室御所といわれるように、皇室との深い関わりの歴史を持つ寺院です。
御室(おむろ)とは、天皇や皇族の御座所を意味するのだそうです。

正面の門が阿吽(あうん)の仁王像のある二王門です。







門をくぐると境内が広がっています。中ほどに中門が見えています。



この境内に、国宝や重要文化財の建物が並び、また仏像をはじめ多数の文化財が
収蔵されています。
まさに千年の古都の文化・歴史を目の当たりにしているわけです。

  

左手の表門(御殿入口)から、よく手入れされた庭を見ながら、玄関⑭
に進みました。このエリア全体が「御殿」です。







玄関を上がるとすぐが白書院。白砂の庭(南庭)が輝いています。

   

   



白書院などの部屋で、ちょうど現代アートの「ゼロ・ヒガシダ彫刻展」が
行われていました。
雅と現代アートが平和をモチーフに調和しているようです。    

   

    

さらに進むと宸殿です。襖絵が雅(みやび)を感じさせます。
北庭も静かなたたずまいを見せています。





(北庭)





    
御殿の入り口に戻り、金堂を目指しました。
(勅使門)


(観音堂)


(金堂)


金堂の屋根瓦に亀に乗った人の瓦がありました。黄安(こうあん)仙人
だそうです。
黄安仙人は、HPを見ると永遠の象徴として安置されていると出ていました。



帰路に、五重塔を見上げました。

   

案内役のYさんは生け花の未生流の免状を持っているんだそうです。
私のかつての職場にも生け花師範(小原流)のIさんがいました。
母は龍生派の師範でしたので、しばし生け花の話で盛り上がりました。

仁和寺も11月後半には紅葉に映える時期になるようです。
(続)

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緑の東福寺もいいものです ~GO TOトラベルで2⃣~

2020-11-02 | 旅行
初めて京都に行ったのは高校の修学旅行のときでした。
それ以来、京都を訪ねる機会はもちろん何度もありました。
ですから、なぜまた京都に行ったんですかと言われても、何となく決めた
というか、何といっても京の都なので、としか言いようがないんです。
もっとも、早くしないとGO TOの予約が取れなくなるかもしないという
焦りもありましたがー。

それでも、家族で話し合い、訪問先はこれまで駆け足だったところや行った
ことがないところにしようということになりました。

東福寺です。
ここは京都駅から近く、アクセスのいいところです。
鎌倉時代の1236年に創建された臨済宗東福寺派の大本山で、現在でも
25の塔頭がある大寺院です。

東福寺は、京都でも屈指の紅葉の寺院としてよく知られています。
以前秋に訪ねた際は、紅葉には少し早すぎたり逆に終わりかけていたりで、
じっくり見ることがありませんでした。
そこで、静かな雰囲気を楽しむのもいいのではと思って、行って
みることにしました。

日下門(にっかもん)から入ると、すぐに大きな伽藍が目に入りました。
本堂(仏殿)ですが、それは後にして、まず通天橋(つうてんきょう)と
庭を見ることにしました。

この通天橋とその周囲が、ガイドブックなどによく出てくる紅葉のスポット
です。まだ、もみじは葉が青い状況でしたが、それでもうっすらと色づき
始めていました。







通天橋から見る臥雲橋(がうんきょう)のあたりも紅葉のスポットです。
でも、今回の通天橋の周囲の緑も結構いいものでした。
(11月下旬ごろの紅葉がちょっぴり羨ましいですがー。)







赤い八角形のお堂は愛染堂。重要文化財になっています。





通天橋から右に折れて北方向に上がっていくと、開山堂です。これも重要文化財です。











一通り歩いたところで、入り口に戻り、庫裏と方丈を目指しました。
庫裏(くり)の中に入り、進んでいくと方丈です。
方丈の周囲には、南庭・西庭・北庭・東庭が配置され、八相の庭と呼ばれて
います。
南庭は枯山水庭園。西庭と北庭は市松模様の庭。西と北は現代的ですね。
うかつなことに、東庭の写真を撮るのを忘れました。
なるほど、などと感心しているうちに、どれがどれやらわからなくなり、
すべてカメラに撮ったつもりになっていたせいです(笑)。

(庫裏)


(南庭)




(西庭)
  

(北庭)
  

庫裏の入り口に戻り、南側の本堂(仏殿)から三門を目指しました。
三門はちょうど特別公開中でした。





後で、タクシーの運転手さんに聞いたのですが、「階段は南禅寺より急かも
しれません」とのこと。

もうだいぶ疲れてましたので、結局特別拝観はパスすることに。
でも仏像はなかなかのものなのだそうで、やっぱり入ればよかったかなと
思いましたが、後の祭りです。

しばし座り込んだ後、四条に出てお茶をすることに。
四条烏丸のカフェ(和風)の、おしゃれでかつ上品な高級ぜんざい。
とにかく美味しかったです。
疲れたときは甘いものに限ります。(続)










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神戸の海を見てきました ~GO TO トラベルで1⃣~

2020-10-31 | 旅行
旅行に出かけました。2年ぶりです。
GO TO トラベルを使わせていただきました。
きちんと注意していれば大丈夫なことは、もちろんです。
妙にハイテンションでした。
もっとも、出かけるまでに熱がでたりしないか、内心はヒヤヒヤして
いたんですがー。(笑)

神戸です。以前少しだけ住んだことがことがありました。
海と山がきれいな街です。とりわけ海を見たかったのです。

ホテルは入り口で検温チェック。カメラタイプの検温は初めてです。
朝食バイキングは、マスクに加えて一人ひとりビニール手袋(使い捨て)
の着用です。

消毒アルコールはホテルだけでなく、デパート・レストラン・グッズショップ
などいたるところにありました。手が荒れそうなくらいです。
安心です。

最近は、街をゆくマスク姿の人に違和感を感じなくなりました。
そうした中で、神戸の若い人たちには、おしゃれなマスクが
多いような気がしました。

ハーバーランドの夜景です。
もっと高いところから撮れればよかったのですが、1万ドル分くらいでしょうか(笑)





明け方、次第に空が明るむ中、小豆島行きのフェリーと思いますが、
ちょうど港を出ていこうとする光景を見ることができました。





空がオレンジ色に染まっていきます。
日の出です。力強い光です。
私たちにエールをを送ってくれているようです。









すっかり明るくなったハーバーランドの港は、大型客船のにっぽん丸、
ポートタワー、モザイク館などいつもの風景です。







夜の通りは静かな感じがしましたが、それでも客の多い居酒屋も見られました。
コロナの影響は簡単には収まらないかもしれませんが、あの大震災から
しっかりと復興を遂げた街です。
間違いなく賑わいを取り戻すことと思います。
今回、神戸の人たちのエネルギーを分けてもらったような気がしました。

しばらく旅行記にお付き合いください。(続)


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マッターホルン ~涼しさをどうぞ~

2020-07-14 | 旅行
マスク着用、外出は控えめに、などと言われて、どうも元気がでません。

そこで、せめて気分を一新しようと、ブログのテンプレートを大自然の風景に
リニューアルしました。
スイスのマッターホルンです。
もっとも、もっぱら取り上げているブログの記事とは、ほど遠いですがー(笑)

これを見た家族が、ここは3年前の夏に行ったと得意げに話しだしました。
しかも、写真を持ってきて、これをブログに載せたらいいじゃないと言います。
旅行したのは私ではないので、うーん・どうかしらん。

とはいいつつ、ブログはネタ切れです。
結局、テンプレートの「改装」記念に飛びついてしまいました。

ところが、マッターホルンへの行程は、本人は今となっては記憶があやふやです。
そこで、素敵と感じたところをあげてもらいました。

サンモリッツから、イタリアのティラノに特急で行く途中のループ橋。おそらく
ブルージオ橋とか。
特急がおしゃれですし、レンガ造りの橋がいいですね。







ベル二ナ特急や氷河特急の車窓からの眺め。
これぞヨーロッパの風景です。









ツェルマットの町から見えるマッターホルン。
これを見たときは、素敵と思ったでしょうね。





マッターホルンを望む展望台。



展望台からの眺め。氷河など周りの光景。
とにかく雄大な感じがしたようです。







展望台を出て、ハイキングしながら見たマッターホルン。
日本で言えば、逆さ富士。
これが、最高の眺めらしいです。





ツェルマットのホテルや、古い民家。
そこ・ここで、わいわい・がやがや。ガイドさんの話などみんな忘れたそうです。





旅行した本人には今もって感動なんですが、やはり体験してない身には、
「へー、そうなんだ。すごいね。」の繰り返し。ちょっと悔しいですね。

一人歩きには自由気ままさと、思いがけない出会いや発見があります。
グループの歩きは、何といってもその場その場での感動と思い出の共有です。

とにもかくにも、移動の自由を奪っているコロナには、一日も早く
退散してほしいですね。
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