ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

上野散歩 ~恐竜博2016:国立科学博物館~

2016-05-25 | 公園・庭園・名所
「日本初公開」の恐竜が「続々」という恐竜展が上野で開かれています。リハビリも兼ねて見にいってきました。
「二大肉食恐竜、夢の競演!」ということで、恐竜が2体ドーンとならんでおられました。





題して「恐竜博2016」。



会場は、東京の上野公園内の国立科学博物館。HPによると、5月24日現在で、入場者が40万人をこえたとのことで、大盛況のようです。

ナイトミュージアムーなどいろいろな企画がなされているようですので、スタッフの方々の努力もあってのことと思います。単に見るだけではなく、参加型の企画は人気があるんですね。残念ながら、ナイトミュージアムは大好評につき販売終了だそうで、残りの開催期間では体験できません。



正直言って恐竜に詳しいわけではありません。恐竜の進化について、確か7項目のキーワードでビデオ解説やパネル展示があったのですが、申し訳なくも頭に残っておりません。博物館の方、すみません。
そこでカメラで撮った簡単な紹介パネルがありますので、これでお許しください
まず、チレサウルス





カマラサウルス





ティラノサウルス





スピノサウルス





カスモサウルス





チンタオサウルス





このチンタオサウルスの骨格標本は福島県の広野町のものだそうですが、地震で壊れたため、博物館関係の方々によって修復されたのだそうです。「がんばれ福島」に感謝です。



クリンダドロメウス





一通り見て少々疲れましたので、博物館の中庭で一休み。中庭にはよく手入れをされたバラがきれいに咲いていました。
恐竜とバラの組み合わせですか。なかなか味がある仕掛けではありませんか。もっとも偶然かもしれませんがー











恐竜展は6月12日までです。恐竜好きな方はお出かけになってみてはいかがですか。
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初夏です ぼたんです ~栃木・塩原 妙雲寺~

2016-05-15 | 旅行
栃木県の塩原にある妙雲寺も牡丹の寺として有名なところと聞きましたので、ちょっと寄ってみました。



この妙雲寺は臨済宗妙心寺派のお寺ですが、寺の縁起によれば、今から830年ほど前、平清盛の嫡男である重盛のおばの妙雲禅尼の庵がつくられたのが始まりで、これが開基とされています。妙雲寺として建立されたのは1312年(正和元年)だそうですので、いずれにしても800年以上の歴史をもつ由緒あるお寺ということになります。

この招き猫には、思わずクスッとしてしまいますがー。



「妙雲寺の牡丹を育てる会」の方々が丹精こめて育てているのだそうで、数は3千株。一見するとそれほど多いようには感じないのですが、よく手入れされ見事に花を咲かせている様子には感嘆の声をあげたくなります。





境内は杉の古木などにおおわれ、静寂な雰囲気がただよっています。



山の斜面の道筋に、牡丹が巧みに配置され、なかなかの風情をみせています。

















また、滝も配置され、豊富な水量の水が流れ落ちています。





さらに境内には、牡丹だけでなくオオデマリ、水芭蕉、ヤマフジなども見ることができ、寺の歴史を物語るかのような情景を醸し出しています。











この見事な牡丹はちょうど見ごろの感じでしたので、あるいは今週いっぱいぐらいは楽しめるかもしれません。









地域には地域の人々に支えられた名所がたくさんあるんですね。
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初夏です ぼたんです ~福島・須賀川牡丹園~

2016-05-14 | 旅行
先日紹介した所沢のぼたんもだいぶ散っていましたが、東北のぼたんの名所「須賀川牡丹園」(福島県須賀川市)もこのところの暑さで、例年より早く見頃が過ぎてしまったようです。訪問したのは、つい数日前です。



この牡丹園の始まりは、今から250年前の1766年(明和3年)で、江戸時代にさかのぼるそうですから、随分と由緒のある庭園ということになります。







庭園内には大きな池も配置され、







その周囲に290種、7千株の牡丹が栽培されています。













この見事な花の美しさを表現するのは、むずかしいものです。







もみじが陽に映えて、美しく輝いていました。





これはオオデマリ(大手毬)ですが、まけじと頑張っているようです。



庭園内の建物に壁には、東京の跡見学園女子大学の寄贈になるモザイク壁画がありました。どういう経緯で寄贈されたのか聞き漏らしましたが、実際の花をよく表していますね。来年は最盛期の時期に訪問できればと思います。


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初夏です 鯉のぼりです ~竜神峡・竜神大吊橋~

2016-05-09 | 旅行
5月の空に泳ぐもの、鯉のぼりです。今年も、たくさんの鯉のぼりを川などに掲げるイベントが各地で行われています。イベントが終了しているところも多いようですが、茨城県(常陸太田市)の竜神峡の鯉のぼりまつりは、5月15日(日)までの開催ということなので、それではと見にいってきました。



鯉のぼりがわたされているところは、竜神川をせき止めてつくられた竜神ダムの上にかけられた竜神大吊橋です。橋から見下ろすと100㍍下にダムがありました。






川の名前が竜神ということなので、その由来を解説する案内板に竜の民話が書かれていました。話はこの続きがありそうな気がするんですが、これで終わりなんでしょうかねえ。



橋の両端にも竜が描かれています。長さ375㍍の大きな吊り橋ではありますが、ほとんどゆれを感じませんので、皆さん普通の橋のように歩いています。もっとも、風があれば、一瞬どきっとするかも。





この橋の両サイドにワイヤロープが張られて、鯉のぼりが泳いでいました。山あいの緑、空の青、川面を背景にその数は約1000匹なんだそうです。











鯉のぼりは、子どもの誕生を祝い、無事の成長を願うものですが、その風習は江戸時代に始まり、当初の鯉を描いた「のぼり(旗)」から、やがて「ふきながし」形になり、鯉の形のものがつくられるようになってきたようです。かつては5月ともなるとよく見かけたものですが、今では特に都会ではあまり見かけなくなりました。













橋の中ほどを見ている人が随分いましたので、なんだろうと思いましたら、バンジージャンプです。見ている分にはよくやるなあと思いますが、とび込んでいるところから下を見下ろすと、おお怖い。やってる人は勇気がありますね。





茨城の観光スポットも結構あるんですね。来年また来ましょう。




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初夏です おやこんな花も ~立川・昭和記念公園~

2016-05-07 | 公園・庭園・名所
5月ということで、昭和記念公園の池には蓮の花が咲いていました。午後の時間帯ということもあって、花の数は少ないようでした。



ところで、最近はスマホで写真を撮る人が多くなりましたが、カメラをもちながら散策する人も随分と見かけます。立派なカメラをもっている若い女性の姿も決して珍しくはありません。

さて、園内を散策していて(実際は杖でギクシャクです)、これは何だろうかと思いながらまず目にしたのが、タニウツギです。ウツギ(卯の花)というのはユキノシタ科の植物ですが、タニウツギはユキノシタ科ではなくスイカズラ科なんだそうです。



この可愛い花は、フロックス(ブルードリーム)という名前で、ハナシノブ科なんだそうです。



これはクレマチス(テッセン)ではないかと思うのですが、他の草木に巻き付いているようでした。



これは、花木でベニバナトチノキです。随分と大きく育つ木のようです。



これもかわいい花ですが、チャイブ(エゾネギ)というんだそうです。ユリ科だそうでうす。



これはワイルドストロベリー(エゾヘビイチゴ)。バラ科。小さな花です。



よく公園の花壇などで見られるシラン。



昭和記念公園にはこのクリスマスローズがたくさん咲いているんですが、控えめな感じの花のせいか、あまり人のの目をひいていないようです。
日本語に訳せばクリスマスの薔薇。うーんなんか変。クリスマスの時期には咲いていないですよね。ヨーロッパ原産ですから、向こうの方は冬のバラと名づけたのでしょうか。もともとは12月に咲く品種があったのかもしれません。



花言葉は、いたわり・なぐさめ・私を忘れないで。何ともけなげではありませんか。



これはドイツスズラン。ヨーロッパ原産で、日本のすずらんよりも大きめの花をつけています。
案内板には、「ヨーロッパでは、この花を花束にして5月1日に相手に贈ると、その人に幸せが訪れるという『スズランの日』があるそうです」と書かれていました。早く教えてくれれば・・。5月1日はとっくに過ぎててますけどー。



昭和記念公園での生涯学習の一日でした。

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初夏です ポピーです ネモフィラです リナリアです ~立川・昭和記念公園~

2016-05-06 | 公園・庭園・名所
ゴールデンウィークは高速道がとかく渋滞。となると近場の公園に電車でいくのが一番です。子どもの日に昭和記念公園に行ってみました。園内は子ども連れで遊ぶ家族で大賑わいです。汽車の形をしたトレインバスは満員。私もしっかりと乗せていただきました。
「水鳥の池」にはたくさんのボートが浮かんでいました。







木立を見上げれば、葉をうす緑色に透かして、まぶしい光がとび込んできます。



小さな噴水からは水が噴き出て、水面にはね返り、ひとときの涼を感じさせています。



昭和記念公園のメインの花畑は只今準備中といったところですが、渓流広場の脇には、ポピー・ネモフィラ・リナリアが初夏を彩っていました。







ポピーもネモフィラもリナリアも可憐な感じの花ですが、これらが一緒になると、きれいな彩りを見せてくれます。







可憐な花の競演にひき寄せられるように、次々と人が訪れては、花を楽しんでいます。どちらかというとここは大人のゾーンです。









子どもたちの歓声が響きわたる昭和記念公園の中で、この一角だけは、穏やかに時間が過ぎていくようです。





ところでこの時期、園内の花は少ないのですが、とにかく広い敷地を散策するとそれなりにいろいろな花を目にします。それは次回ご紹介しましょう。

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初夏です ぼたんです ~所沢・多聞院~

2016-05-02 | 公園・庭園・名所
つつじの後は牡丹の花を見に行こうかとのんびりしていましたら、東京近郊では牡丹も盛りを過ぎつつあるとか。それでは早速にと、埼玉県所沢市の「多聞院」に行ってみました。実は、ここは牡丹がきれいなことで有名な寺だということを、はじめて知ったのですがー。





「多聞院」は、寺のパンフレットによると、江戸時代中期の1694年(元禄7年)に、川越城主柳沢吉保により創建された寺と記されています。
多聞院の毘沙門堂には、武田信玄が合戦の際に兜に納めていた黄金の毘沙門天が祀られているそうで、ご開帳は12年に一度、寅年の5月だそうです。

上杉謙信の毘沙門天信仰はあまりにも有名ですが、奇しくも武田信玄もまた毘沙門天を軍神としていたわけですね。ちなみに、毘沙門天というのは、仏教世界の四方を守護する四天王のうちの多聞天のことです。





毘沙門堂の前には、狛犬ではなく狛寅が置かれています。虎というよりチーターのような感じです。





肝心の牡丹ですが、今年は開花が早く、加えて強風の影響もあってだいぶ散っていましたが、それでも優美な花を十分に楽しむことができました。多聞院は、また珍しい花をみることができるところでもあるのですね。所沢市のHPにも紹介されています。













めずらしい花というのは、この「まむしぐさ」や、



この「八角蓮」などです。「くまがいそう」や「ゆきもちそう」もめずらしいのですが、すっかり咲き終えていて花をみることができませんでした。



他にも「えびね」や「すずらん」や白い綿のような花を目にしました。







多聞院の境内には、面白いものがありました。これは「鬼の悟り」像。寺とどういう関係があるのでしょうかね。



こちらは「笠地蔵」。なつかしいおとぎ話の世界ですね。



「開運・かわらけ当て」。2枚投げたんですがうまく的の真ん中にあたってくれませんでした。運はまだまだ回ってこないようです



多聞院はモミジの名所でもあるんだそうです。11月頃に行ってみたいですね。
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初夏です つつじです ~越生・五大尊つつじ公園~

2016-05-01 | 公園・庭園・名所
つつじの名所はどこも人でいっぱいです。知られているようで知られていないところはないか、いろいろ探してみました。そこでここはどうかと思い、行ってみたのが埼玉県越生町の「五大尊つつじ公園」です。越生と言えば梅。越生梅林が有名なところですが、つつじもなかなかいいんです。



「五大尊」とは、公園の案内板によると、五大明王の尊称とか。本堂には、大日如来の化身である「不動明王」を中心に、「金剛夜叉明王」など4つの明王が安置されているのだそうです。
この五大尊境内には、江戸時代末期に鈴木金兵衛という豪商が、四国・西国・秩父・板東4か所の「札所写し」をした104基の石碑が建てられています。



五大尊境内のつつじには、約300年前に植えられたものもあるとか。公園全体では、10種類約10000株のつつじが植えられているそうです。パンフレットには「関東一」とありました

今年は暖かな日が続いているため、「例年に較べつつじが咲くのが早く、この時期にしては散ってしまったり色あせてしまっているつつじも多いんです」と、公園を管理するスタッフの方がちょっと残念そうに話してくれました。



まず、五大尊の本堂あたりのつつじです。













越生のおだやかな町並もみることができます。



五大尊から東屋にかけてのつつじです。















東屋から大高取山にかけての斜面一杯のつつじです。どうやらここが公園で一番の見どころのようです。









山の斜面には元気な人向けの散策コースが整備されています。もっとも子どもたちには格好の遠足コースなんだそうです。ともあれ見晴らしも抜群。一気に開花した年には訪れた人から感嘆の声があがるというのもうなづけます。



















越生町は、先日(4月29日)全国に先駆けて「ハイキングの町」を宣言しています。静かで緑豊かな町に、楽しげな声があふれることを願っています。
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