あじさい公園は、昭和48年(1973年)に造られています。
開園して今年で50年近くになるわけですが、この間、大きくなった
樹木によって陽が遮られ、アジサイが全滅しそうになったため、平成
8年(1996年)から翌年春にかけて樹木を切り(「萌芽更新」)、
陽が入るようにして、アジサイの保全に努めてきているのだそうです。
前回ご紹介したようにガクアジサイがメインの公園で、そのアジサイは
約1500株と紹介されています。(小平市ホームページより)
その公園の入り口のあたりに、小さな池がありました。
池には、スイレンが花を開いていました。
スイレンの脇に黄色い花が顔を出していました。
これはアサザです。
アサザは一日花で、午前中に咲き、夕方には閉じてしまいます。
次々と咲いていくようです。
アサザは、国のレッドリストでは準絶滅危惧種とされている花です。
東京では葛飾区の水元公園に自生しているそうですが、近年各地で、
保護活動が行われている貴重な花ですね。
もしかして保護活動の一環として、この公園に植えられたものかも
しれません。
池の周囲には、やや寂し気に、アヤメやブルーデージーが静かに咲いて
いました。
公園の中ほどには、小さな円形の花壇があり、草花が植えられて
いました。公園全体のアクセントになっているようです。
まずは、シモツケ、ニゲラ、フランスギクです。
ニゲラの花を見たのは初めてです。珍しい咲き方の花ですね。
これは、ベロニカ、マツムシソウ、ムギナデシコです。
京カノコ、千鳥草です。
アジサイの手入れだけでなく、花壇の草花の手入れも、ボランティア
の方々によって行われているようです。
ネットを検索した限りでは、都内のアジサイの名所とまでは紹介
されていない感じですが、大切にしたい公園と思いました。