ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

春を求めて ~河津桜の開花~

2022-02-28 | 散歩

新聞やテレビはウクライナの状況を連日伝えています。

他人事のように考えてはいけない、そう思います。

この現実をしっかりと見ておかなければと思います。

 

〈地域のお宅の庭先で〉

2週間ほど前、地域を散歩した際に、

あるお宅の庭先で、偶然鉢植えの河津桜を

目にしました。2mほどの小ぶりの樹です。

普段の散歩コースとは違うこともあって、

これまで気づきませんでした。

今年は特に寒い日が続いていましたが、見事に花を

つけていました。薄紅の花びらが印象的です。

さぞ、日頃大事に大事に、育てておられるのでしょう。

 

〈石神井公園駅近くで〉

このところようやく寒さが和らいできました。

いつも見に行っている河津桜はどんな状況か、

行ってみました。昨日(27日)です。

石神井公園駅近くの、小学校に向かう通り沿いに、

河津桜が植えられています。樹は50本ほどあるようです。

まだ全体には蕾の樹が多いようでしたが、

中に数本開花が進んでいる樹がありました。

河津桜は大島桜と寒緋桜の自然交配種なのだそうです。

このまま暖かさが続けば、今週後半にはだいぶ開花が

進みそうです。

 

〈柳瀬川の土手で〉

もう一か所、河津桜を見に行きました。

こちらは一昨日(26日)のことです。

柳瀬川の土手沿いにある河津桜です。

樹は2本ありますが、どちらもまだ蕾が固いようで、

開花が進むのは1週間あとぐらいの感じでした。

早まるかどうか。

陽光が射しこむ中の蕾。

これはこれで風情を感じます。

 

蕾の中に、ほんの数輪の花を見つけました。

河津桜の花言葉は「思いを託します」だそうです。

”どうか誰もがこの春の暖かさを楽しむことが

できますように”

平和な日々になることを祈りたいと思います。

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いつになったら暖かな春が ~早春の東京・府中市郷土の森博物館~

2022-02-25 | 公園・庭園・名所

    

テレビは、ロシアのウクライナ侵攻のニュースを

伝えています。心配です。

暖かな春はいつになるのでしょうか。

 

    

東京・府中市の郷土の森博物館を訪れました。

梅園は、まだ1分から2分咲きといった感じでした。

2月の下旬という時期を考えれば、やはり今年の梅の開花は

遅いようです。

 

園内の梅欅庵という茶室の庭の梅は、なかなかの風情なのですが、

ここもまだ咲き始めといった感じでした。

 

庭園の各所の風景も、まだ冷え切ったものを感じさせていました。

やはりもう少し暖かくならないと、梅の開花は進まないのだろうと

思います。

 

開いている梅の花は穏やかな雰囲気を漂わせていました。

やがて枝いっぱいに花がつくはずです。

ゆっくりと開花を楽しみたい、そう願わずにはおれません。

 

しかしながら、園内の春は少しづつ近づいているようです。

枯葉の間から顔を出しているのは、シバザクラだと思います。

白く可憐な花です。

 

フクジュソウがあちらこちらで黄色い花を咲かせています。

幸せを願う黄色い花。でも寂しさが漂っているようです。

 

オオイヌノフグリでしょう。小さな青い花です。

いつか気の毒な名前の花のことを書きたいと思って

いるのですが、この野草もその一つです。

似たような青い花のネモフィラには感嘆の声があがるのに、

こちらはほとんど見過ごされています。

本当に気の毒です。

 

これはハナニラですね。

遠慮がちに、道端に顔をだしていました。

 

スイセンです。

フサザキスイセンなのか、二ホンスイセンなのか

よくわかりません。

 

目を上の方に向けると、サンシュユの蕾が枝にたくさん

ついていました。

もう間もなく開花しそうです。

 

今が見頃ですよと言わんばかりに咲いていたのは

マンサクです。

名前の謂れは、”春にまず咲く・真っ先に咲く”からとか、

”たくさん咲くと豊作につながる・豊年満作になる”からとか

いろいろ説があるようです。

 

園内の古民家に、例年同様おひな様が飾られていました。

1964年(昭和39年)に寄贈されたものと書かれています。

このおひな様は、世の中の動きをずっと見つめ続けて

来ているのだろうと思います。

今どんな思いでいるか、率直な感想を聞きたいものです。

いずれにしても、早く暖かい春になってほしいです。

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ハグ、温かな思い。~小金井公園の梅を見ながら~

2022-02-20 | 散歩

今日(20日)で閉幕となった北京オリンピック。

今回様々な競技を通じ、涙する日本選手を見ました。

その中で、私にとって心に残ったシーンは二つでした。

その一つが、日本テレビ(news every)の藤井アナが

「全国の人があなたを責めたりしていません。

もう、謝るのはおしまいにしてください。」と

番組でコメントした女子スキージャンプの

高梨沙羅選手の涙でした。

失格でうなだれる高梨選手に小林陵侑選手が肩を抱き、

優しくハグしていました。

また各国の女子選手も駆け寄って、高梨選手をハグ

し、悲嘆にくれる高梨選手を優しく包んでいました。

 

もう一つの涙とハグのシーンは、女子スノーボード・

ビッグエアで見られました。

岩淵麗楽(れいら)選手は決勝で、「フロントサイド・

トリプルアンダーフリップ」という縦3回宙返りという

超高難度の大技に挑戦。

世界で初めてのトライだったそうです。

結果は、惜しくも着地でお尻をつき失敗。

全体4位に終わりました。

しかし、各国選手が次々と駆け寄り、岩淵選手をハグ。

岩淵選手の涙一杯のシーンとなりました。

 

中国の競技会場は零下何度という寒さ。

その中でのハグ。

競技は日頃の心身の努力の結果の競い合い。

決して争いや諍いではありません。

温かな思いが伝わるハグ。

本当にいいシーンを見ることができました。

 

    

        

そんなシーンを思い出しながら、2・3日前、

小金井公園の梅園を歩きました。

今年は例年よりも寒さが続いているのかもしれません。

かなりの花がついている樹はまだ数本で

梅園全体としてはまばらな感じでした。

 

青空のもとでの梅の花は、鮮やかです。

一輪また一輪と、しっかりと枝を覆っていくようです。

寒さの中を生きている花という感じがします。

 

梅が県の花となっているのは、和歌山・大阪・福岡・大分。

県の木となっているのは茨城・大分です。

これらの府県だけでなく、各地で3月にかけて、梅の開花が

進み、暖かさが増していくことだろうと思います。

ともあれ、コロナの不安の拡大だけは、願い下げです。

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牧野富太郎博士が朝ドラに ~牧野記念庭園の春を告げる花~

2022-02-16 | 公園・庭園・名所

  

ポンカンを知人のSさんにおすそ分けしました。

すると、気持ちですからと言ってお返しがあり、

上の写真の絵手紙が添えられていました。

「咲いて 咲いて 春を待ちます」

確かにそうですね。

サザンカやツバキは冬中咲き続けますが、咲き

終える頃に春が訪れる。

花が大好きなSさんならではの感性です。

春を待ち望む絵手紙なんですね。

 

  

練馬区の牧野記念庭園は、休園することなく、

庭を開放しています。

 

数日前訪れましたら、春の花たちが顔をのぞかせて

いました。

入口で出迎えてくれたのは、クリスマスローズです。

うつむき加減の花を、私も下の方から撮ってみました。

清楚で控えめな花なんですね。

 

セツブンソウです。写真を撮ったのは初めてです。

2㎝にも満たない小さな花ですね。

草丈は10㎝あったかどうかの感じでした。

春を告げるスプリングエフェメラルの一つ。

キンポウゲ科です。

 

黄色い花は、お馴染みのフクジュソウです。

これもスプリングエフェメラルに数えられる花。

同じくキンポウゲ科です。

 

ユキワリイチゲ。

これもキンポウゲ科で、スプリングエフェメラル

ですね。2センチくらいの花で、草丈は10センチ

前後の感じでした。

漢字で書くと雪割一華。上品な名前です。

 

野生種のスイセンの一種で、フサザキスイセン

という名前だそうです。

花先が割れていますが、うつ向いているので、

形が今一つわかりませんでした。

次に機会があれば、下から撮ってみたいです。

 

これはナギイカダという植物で、葉のように見える

ものは実は枝が変化した「葉状枝」だそうで、

葉っぱではないんです。

ちょっと、変わったおもしろい花の咲き方をしています。

 

昨年12月に、都立薬用植物園で、赤い実をつけた

ナギイカダを見つけました。上の写真です。

今回牧野庭園でも赤い実がまだ見られたのですが、

うまく撮れませんでした。

 

クチナシのオレンジ色の実が、印象的でした。

 

3月になれば、牧野記念庭園も桜だよりが聞かれる

と思います。楽しみです。

あっと忘れてました。庭園の掲示にNHKの朝ドラの

予告が出ていました。

「牧野富太郎博士をモデルに朝の連続テレビ小説が

 制作されます。

 放送予定は2023年春で、タイトルは「らんまん」、

 主演は神木隆之介さんです。

 詳しくは NHKのホームページ をご確認ください。」

だいぶ先ですが、ビッグニュースです。

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シニアとして生きること

2022-02-13 | 日記

和歌山の知人が、ポンカンを送ってくれました。

ポンカンは、体を大切にお過ごし下さいという

知人のメッセージです。

嬉しくなって、早速お礼の電話を入れると、

「届きましたか!」と、いつもの元気な声が

返ってきました。

知人とは、かつての仕事を通して知り合い、お互いが退職

して以降も、ずっとお付き合いをしています

知人は、退職後自分で仕事を見つけ、地域の世話役もこなす

など、行動力は抜群。セカンドライフの模範のような人です。

コロナが落ち着いたら、以前のように居酒屋で会をしようと

いつも話しています。

それはオンラインでは味わえない、直接の出会いの楽しさ

なんですね。

 

          

ところで、私がこのブログを始めるようになったのは、

10年以上も前ですが、そのきっかけを作ってくれたのは

シニアライフアドバイザーの松本すみ子さんです。

(松本さんのフェイスブックのお写真を使わせていただきました。)

 

ちょうど先日(2月4日の夜)、NHK教育テレビの番組

「あしたも晴れ!人生レシピ」に出演しておられました。

それは「意外な才能が開花、シニアの働く喜び」と題して、

実践者とその模様を紹介した番組でした。

 

松本さんは、シニアライフについての講演・執筆・

コンサルタント等の活動の傍ら、NPO法人を設立し、

人生100年時代におけるシニアの社会活動の応援など、

実に精力的な活動をされていた方です。

そのNPOの活動に、私は何度か参加させていただき、

NTTのブログ講習会を受講しました。

それが私のブログ「ヒマヒマノキ」の始まりでした。

ところが数日前、急逝されたことを聞き、思わず

耳を疑いました。何ということか。

まだまだ大いに活躍していただきたかった方です。

 

Eテレの番組の締めくくりで、松本さんは、シニアが働く意味

について次のように話していました。

「働くことによって喜びを得たり、人と知り合いになったり。

それに、お金が入ってくると楽しいですね。」

「シニアはよく働いて、よく遊んでください。」

「仕事は、人生を楽しむための一つの手段です。」

 

今、今日という一日を、自分なりに充実して生きること、

それが大切なのだと改めてかみしめています。

松本さん、ありがとうございました。

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大雪のおそれ

2022-02-10 | 日記

今朝(10日)から、NHKなどテレビ各局は、

大雪のおそれを伝えるニュースや映像を流しています。

 

私の住んでいるところは東京の23区外ですが、午前9時

くらいから雪が降りだしました。

地域の松林は降り出した雪に白くかすみ、雪は樹々をおおい

だしました。

 

やがて、ところどころ地面に雪が積もりだしました。

 

このまま降り続けば、かなりの積雪になった

かもしれませんが、昼頃からはみぞれになり、

やがて植え込みに積もった雪は溶け出し、

シャーベット状になりました。

通りも雪は積もっていません。

 

ニュース報道は、テロップで、外出を控えることとか、

早い退勤とか、さらには雪道の歩き方まで流し、

繰り返し大雪への警戒を呼び掛けていました。

確かに東京など首都圏は、大雪への備えは薄いと

思いますから、交通機関の混乱や道路の渋滞などを

考えれば、こうした報道になるのも分からなくは

ありません。それにしても相当な報道ぶりです。

 

岐阜に住む子どもから、上の写真が送られてきました。

屋根からおろした雪が道にうずたかく積もっています。

子どもは、今年は雪が多い感じがすると言っていました。

 

北日本や北陸など積雪の多い地方は、冬は雪対策が大きな

課題だろうと思います。

そこに住む人にとっては、毎日がこうした雪との「戦い」

でしょう。今回の大雪警戒で、改めてその苦労に

気づかされました。

コロナの感染の再拡大の中で、積雪対策もさらに困難を

極めているのではないか、見えないだけに懸念されます。

 

雪は、今晩から明日(11日)にかけて、まだ続くようです。

今のところ大きな被害は出ていないようですが、

このまま無事過ぎてほしい、そう願っています。

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心に残る思い出、そして希望 ~地域散歩~

2022-02-06 | 散歩

先日、かつての職場の元上司が亡くなりました。

私が40数年前に、2年ほど仕えた方でした。

教えられることが多かった方ですが、豪放磊落な方で、

とにかくお酒好き。

当時はコミュニケーションと言えば、飲み会が一番

という時代。

所属する課の同僚と一緒に、相当回数の飲み会に

お付きあいしました。

飲み会の最後は、いつものお気に入りの店。

カラオケリクエストは、決まって森田公一の「青春時代」です。

そして、手にしたハンカチを振り回し、大合唱。

みんなとにかく若かったです。

 

上司が転勤になったあとも、会は存続し、元上司殿が

上京されるたびに、”同窓会”をしてきました。

上司の口癖は、「これ人生よ!」

それぞれがそれぞれの人生を刻み、多くがリタイアした今、

元上司を囲む会は、心に残る思い出になっています。

 

感傷めいたものを感じながら、地域を散歩です。

冬桜はだいぶ縮んできているようです。

それはそうですね。

もう一月ちょっとすれば、ソメイヨシノなどが

咲きだす時期です。

 

代わりに梅がきれいな花をつけています。

元上司殿が脇にいれば、梅を見ながら、

おい一杯どうだと言い出すに違いありません。

 

通りの花壇で見つけた花です。

一見弱々しいですが、どうしてどうして

みなたくましいです。

もうとっくに時期を過ぎていますが、

カタバミです。

 

フユシラズ(キンセンカ)。

じっと寒さにも耐えて咲き続ける花ですね。

力づけてくれます。

 

明日への希望を感じる黄色の花。

ヒメリュウキンカです。

 

感性にあふれた文と画像が素敵なブロガーの桐花さん

が、こんなコメントを書いておられました。

「人それぞれに、何かが思い出され、思い浮かんで、

それが自分の心を満たしていく」

希望という光が射してくるようです。

さあ、またぶらっと歩いていきます。

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甘納豆で節分? 

2022-02-02 | 日記

3日は節分ですが、都内のお寺や神社では、残念ながら

コロナのため、豆まきは中止のところが多いようです。

子どもの頃、隣近所から「鬼は外、福は内」の声が聞こえると、

うちもやるぞと、父親が玄関先や家の中に、大きな掛け声

で、豆をまきました。

子どもたちの豆まきはその後でした。

恥ずかしくてあまり大きな声は出せなかったような記憶です。

経済的に豊かでなかった我が家にもかかわらず、

季節の行事をささやかながらやってくれた両親でした。

思い出をつくってくれた両親に感謝です。

 

上の豆まきの写真は、2018年2月に護国寺に行ったときのものです。

ちなみに、豆をまいていた関取は、豊山関ではないかと思います。

護国寺の豆まきは今年も中止のようです。

季節を感じさせる豆まきが行われないのは、本当に残念です。

 

ところで、北海道の登別では鬼で町おこしが行われています。

上の写真は、「登別国際観光コンベンション協会」のHPから

お借りしました。

鬼さんが、温泉へどうぞと歓迎しています。

ここでは鬼は退治されるのではなくて、人にご利益をもたらして

くれているわけですね。

 

その登別に、家族が数年前に行った際に買ってきた陶器の人形です。

改めて見ると、豆まきが中止なのでヒマをもてあましているか、

それとも、家でテレワークをしているか、微妙です(笑)。

 

私といえば外出を張り切るわけにもいかず、ヒマです。

久しぶりに鬼さんの折り紙をつくってみました。

でも、節分の豆まきを”おじいちゃん・おばあちゃん”

の二人だけでするのもちょっと寂しいです。

 

           

甘納豆を買ってきました。

鬼さんの折り紙を見ながら、二人でゆっくり食べることに

しました(笑)。

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