「快走爛漫Ⅱ」

アウトドア大好き人間です。 (since2005.10) 

穂高岳 (奥穂)

2010年08月01日 21時13分41秒 | 山歩き
「奥穂高岳」   今週末は奥穂高岳に登って来ました。

穂高連峰(前穂・奥穂・北穂・西穂)の中で一番高い、  「奥穂高岳」  日本第3位の高峰へ。

(ここいらで一発、 北アルプスの中の最高峰を極めておこうかなと考え・・ )

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7/30(金)  自宅発 ~ 上信越高速(湯の丸IC降り) ~ 三才山TN ~ 松本 ~ R158で沢渡P。 (足湯ビール車泊)

7/31(土) (登り) 上高地 ⇒ 河童橋、明神、徳沢、横尾 ⇒ 涸沢 ⇒ ザイテングラート ⇒ 穂高山荘C(テント設営、
              ビールゴキュゴキュ休憩) ⇒ 涸沢岳登頂 ⇒ 二次会ヘロヘロ・夕食 ⇒ 19時爆睡。。。

8/ 1(日) (下り) 穂高山荘C ⇒ 奥穂高アタック ⇒ 吊尾根(核心部)、 紀美子平ザックデポ、 前穂高岳登頂、 
              紀美子平戻り ⇒ 重太郎新道 ⇒ 岳沢小屋 ⇒ 華の上高地 ⇒ バスで沢渡P。 (足湯)

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■7/31(土)  曇天、 時折小雨、 涸沢ヒュッテから上は曇り、 穂高山荘ガスガス。

昨年槍ヶ岳で知り合った松本氏と沢渡Pで待ち合わせてた。


松本氏とは河童橋でさよなら。  彼は岳沢から重太郎新道で前穂高日帰り登山。
(松本市在住、 家から近くて羨ましい。。  毎週北アを闊歩している)

「松本氏」   君はホントいいヤツだね!


また後日の再会を誓い & お互いの安全を祈り河童橋前で握手をして別れた。  山ヤ、 いいね~

明神、 そして徳沢(休憩5分)を抜け横尾へ。    空は曇天、 時折小雨。

「梓川、 徳沢園」
 

「横尾着」    10カ月ぶりー


正面に見える日本一の岩場、 「屏風岩」 はガスに隠れてその全貌は見えない。

「今回はあの橋を渡り涸沢へ向かいます」




「本谷橋」      の吊り橋を渡り・・     揺れる揺れる。


ここから雪渓登り。     (雨降りためザックカバー装着)


「登ってきた雪渓を振り返る」     屏風の頭が見えてきたね。


「涸沢ヒュッテ到着」


あのテラスで目の前の絶景を眺めながら生ビール飲んだらさぞかし美味いだろう・・   


「有名なおでんと、 おでん娘」   食べたかった~  次回のお楽しみ。。。   (ね、松っちゃんさん♪)


「涸沢カールとザイテングラートの岩群」    これからあのザイテンを登り雲の上まで行きます。


涸沢カール大雪渓    ここから雪渓登り。  滑ると下までまっしぐら。
 



えっちらおっちら登ります。


「ザイテングラートの登り」  ゴジラの背とも言われ、そのギザギザで急峻な岩場登りが穂高山荘までずっと続く。(2時間30分?)

正直ここも怖かったッス。  

何がって、 やっぱりザックが大きすぎて左右の岩や枝に引っかかり自分の意思とは裏腹な動きが急に来る。 (帰宅後後何か対策せねば)

「下奥に見えるのが涸沢ヒュッテ」    その横に見えるカラフルなテント。  

(秋の紅葉時、 ここはテントでいっぱいになる。   涸沢カールのテン場。  一度来てみたいものだ)

「ザイテン渋滞中」    ジジババ軍団御一行様のお通り。  ゆっくりでいいよ、気を付けてね。


穂高山荘到着。    ザイテングラートの登りはきつかったー



「テント設営し、 待ちに待ったゴクゴクゴクーっと」


一休み後、 テン場から往復40分の涸沢岳へ。

「涸沢岳」


ガスガスの涸沢岳でしばし休憩。  ここから槍ヶ岳方面が大キレットと言われる岩稜越えの超難所。

「穂高山荘へ戻り」    テント場から見る穂高山荘と、 明日登る奥穂高岳。 


狭い稜線の穂高山荘とテン場。    右が岐阜県、 左が長野県。   ここは風の通り道。 

「一番左の黄色いテントが今日の僕のスイートホーム」


「そして二次会」     グイットな。  (^^v 


「マイ・スィートルーム♪」    目の前は奥穂。   こりゃあ止められまへんなあ。


■8/1(日) 2:30起床、 快晴。  (アタックの日は必ず晴れ。 僕晴れ男)

いよいよ奥穂高岳アタック!!   (昨夜の酒は残って無し、 体調万全、 白湯飲んで体温上昇OK)

15kgの荷物背負って4時過ぎ真っ暗なうち出発。 全編岩場の危険地帯だった。 一歩間違えば奈落の底。  
奥穂高岳への急峻な鎖場、 梯子、 後ろを振り向けない程の怖い岩登り。

「今朝の日の出」


「奥穂山頂」


「奥穂山頂から望むトンガリ君」


「ジャンダルム」  穂高を守る前兵。   あの先が日本で一番危険と言われている縦走路で西穂まで続く。


いつかは越えたい路のひとつ。    (もう少し岩場でのトレーニングが必要かなあ)

昨年のNHKのTVで、 田部井淳子さんと○○アナウンサーが立ったのがあのジャンダルム。



ジャンの頂上に人が・・   あそこまで行く稜線はスパーッと切れ落ちている。



さて、 ここからが本日の正念場。  奥穂山頂は名残惜しいが先へ進まねばならぬ。

先ずは、 前穂まで伸びてる狭い稜線の吊尾根。 

これから下る岩の稜線。   あそこ僕に行けるんかいな!?    ズーッと右奥へつたって行く。

(中央ちょい右のでかい岩山が、 これから行く前穂高岳)

「ヨッシャー!!  行ったるでーーー!!!」      フンッ     


<コース全体>
・鎖で懸垂下降するも、次の一歩が届かず(下が見えないから足の置き場が分からない)悪戦苦闘数回。 
・左側(数メートル横)は、 涸沢カールまで一直線に滑り落ちそうな残雪断崖絶壁。
・右側はこれまた気持いいほどスパーっと落ちている。 足元幅30cmの所もあった。
・何故か分からないけど時折笑っている自分がいた。  ヘラヘラ~  ハハハー  とな。
・下ばかり見て歩いていて白マークを見失い、とんでもない所に立っていた時もあった。(どうやって戻ろうかと大泣)

いやあ、、  実にスリリングな道です。

ホントズルッとしたら、  ハイ、  おしまい。   「あっ、 転んじゃった」 では済まされない。


「ライチョウの親子」   岩陰でひっそりと子育てしていました。  驚かせてゴメン。




元気に育てよ~



抜けてきたトラバース路。    渋滞のなる前に先に進む。


「気をつけて~」    自分はここを降りる時ザックが重く大き過ぎ、 前(崖側)へつんのめりそうになった。 
つんのめったら最後、 今ここに僕はいない。


「紀美子平着」    思ったより狭かった。  ここにザックをデポし空身で前穂高岳へ登ります。  




「前穂頂上」    左側奥がさっき登った奥穂、   ずーっと右奥が槍ヶ岳。


「奥穂全景」    岩の塊の山。   あそこからトラバース気味にビビリモードで降りてきた。


「人見える?」   歩いて来た峡路。  進行方向右は断崖絶壁。  何だか笑いながら歩いていた。


「吊尾根トラ路ズーム」    こうして見るとすごい所を縦走してきたものだ。


前穂後は紀美子平でしばし休憩。    家から持参の梅干し、 カロリーメイト、 水補給。  

そして岳沢(ダケサワ)に向け出発です。   いよいよ北アにさよならです。 

「重太郎新道」  と言われる登山道。  大きな岩や急峻な下りがズッと続く。 (岳沢小屋まで2時間)  

「最初の一歩」     15kgのザックの重さ大きさが辛かった。。


「この両脇は数百m切れ落ちています」     ゾゾゾー・・・


「左に巻くときが怖かった」   鎖等何も無し。 しかもザックが岩にぶつかり一瞬ヨロけた。


「この辺からガスガス」




「岳沢」    大きな石、岩のゴロタ場所。   風が抜けて涼しかったー


「上高地」   ここからあと2時間です。    俗世界が待ってます・・。


「岳沢小屋」    数年前、 雪崩で崩壊した山小屋。    今年から再開。


「岳沢」    ゴロタでしばし休憩。   下奥が上高地のホテル群。




「ああ、 もうすぐ終わっちゃう・・ 」


「岳沢登山口着」


「上高地」    俗世界です。   重装備な僕はすごく浮いています。  (^^;








「上高地バスターミナル着」      人うじゃうじゃ。。


「ささ、 バスに乗って沢渡Pまで戻りましょ」


「沢渡駐車場着」    足湯に浸かりホッと一息。



帰りに歩いた  「吊尾根、 紀美子平、 前穂高、 重太郎新道」  などヒヤヒヤものでした。   正直ビビりました。

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