「快走爛漫Ⅱ」

アウトドア大好き人間です。 (since2005.10) 

白根三山 Vol.4    (北岳、 間ノ岳、 農鳥岳)

2010年08月13日 22時18分59秒 | 山歩き
大変お待たせいたしました、   VOL.4です。

そう、   楽しかった南ア大縦走もいよいよ最終日になってしまいました。

あっという間の3日間。     楽しい時間はホント、 あっという間に過ぎます。。


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大門沢小屋キャンプ泊、    翌朝です。


テントの目の前には・・    日本一の山、  富士山が。            (目一杯ズームしております)


ここまで日本二位の山、北岳。   そして四位の山、間ノ岳を登ってきて最終日の朝一で仰ぐ山は・・・
(ちなみに第三位は先週登った奥穂高岳、  第五位が去年登った槍ヶ岳)

やっぱり、、     「富士山」   でした。      ハハハ・・


白湯にご飯混ぜて軽く朝食。     朝一の白湯は体を温めホント健康にいいんです。

テントの滴を拭き取りそそくさと撤収。     山小屋の主人に  「お世話になりました」  と告げて5時出発。




最終日の下りもなかなかスリリングでした。

危険な木橋、  滑る岩、  道標もない林、  すごく揺れる吊り橋・・


下の水流結構早いです。     落ちたら気持ちいいかも!?      んっ???



ここの渡りは少々緊張しました。    こういう橋は、  ト、ト、ト、 とリズム良く渡るのがコツです。


ここは画像じゃ分かりにくいけど足元は何ーんも無いんです。    下を流れる川をトラバースしています。


と思えば、、   すごく急なつづら折れの坂。    転んだら下の谷までまっしぐらです。


何本目の木橋でしょうか。。      段々慣れてきましたね。


揺れる想い♪     この吊り橋すごく揺れました。   一人づつ渡りました。   足元は・・・


さすがにこの橋の上では写真撮れませんでしたよ。    


続いての吊り橋です。     ここは ↑ の橋より幾分頑丈にできておりました。


まあそれでも足元は10m以上の高さがあります。   ちょっとでも足を滑らせたら・・・


落ちたら・・       この辺りは背筋が寒かったです。。。


一転して最後の強固な吊り橋。     この辺までが釣り客の入る所ですかね・・

この橋を渡るときは口笛吹いてましたから。    なーんてちょいとばかり吹いてしまいました。  すみません。。



「南アルプス  白根三山縦走  終焉」      ああ、  終わってしまいました。



ここからは長い林道歩きです。

この方(昨日から写真のモデルになっていただいてる方)とは抜きつ抜かれつを繰り返し、
自然と会話するようになった方で、 三重県から来られた山男です。

やはり南ア縦走コースにハマり、  来週は熊の平~塩見岳周辺を縦走するそうです。   いいいですね~



林道最終場所にはまるでチャーターしたかのように僕たちのことをタクシーが待ち受けていました。


ささ、、、     交渉が始まります。

運転手 :  一人1100円でいいです。  広河原まで行きます。
僕   :  すぐには出発しないんでしょう??   それなら奈良田発の少し安いバスにしようかなあ。
 
(これっていわゆる、 運ちゃんと我々登山者との引っかけ会話をしています。
 まあでも、、、   運転手も素人ではない、 こんな会話は日常茶飯事なのでしょう)

この時点でお客は4人になりました。  

そして4人全員が、 昨日から抜きつ抜かれつの間柄なので暗黙の了解みたいなのが芽生えてきて、 
いつの間にか誰かが桜役になったりして。。    ハハハ・・

三重県の山男  :   んー、、  じゃあ、乗りますか!   (なーーんてことになってくる  (笑))

実際、 ここから奈良田にあるバス停車まで30分は歩く。  そしてバスは10:10発。
今、 7時半だからこの時点でタクシーに乗れて広河原BTまで行ければまったくもって嬉しい誤算なのである。


(※)
ここまでお互い単独で数日間山に入っています。  そしてここが最終日の最終地点。 
全員がここの場所を目的に風呂にも入ら(れ)ず黙々と静かな山男をやってきました。
で、 タクシーに乗ったとたん緊張の糸が切れたのでしょう、 堰きを切ったように
誰かが回りを気にせず一気に喋りまくります。  その後は皆がそれに続きます。
お互いの自己紹介、 名前や出身地、今までの山行、 今後の予定・・ 
この時間っていいものなんですねー   タクシーの中は笑いで包まれていました。

それは、、、  数日間共にあの縦走路を歩いてきてお互い認め合った間柄だから・・。

そして、、、  無事に家族が待つ家に帰れるから。。   (北九州、 三重、 京都、 栃木)

全員体は汗臭く無精髭、  顔と腕は真っ黒に陽に焼け・・・

「山やって  良かったなあ。。。 」





一般車通行止めのトンネルです。     南アルプス林道です。


結果、 ジャンボタクシー4人で貸切。      極楽至極です。

僕たちより遅く大門沢を出発した(ここまで先行者もいたが足が遅く数人抜いてきた)人は
10:10奈良田発、 11:10広河原着の大混みバスに乗るしかない。

実際僕も当初はそのバスに乗ろうと思っていた一人だったので・・

8時、 広河原BT着。    ホントだったら今頃はまだ奈良田BTへ歩いている時間なんですよー

で、   偶然にも即、 芦安Pへの乗り継ぎジャンボタクシーに乗り込むことができました。 
(ちなみに奈良田からバスで来たら、 ここ広河原発が12:30、 芦安着は13:30)

なのでどれほど早いか察しが付くでしょう?    

ってことは帰宅時間が大幅に縮小できるんです。

ってことは早いうちにビールが飲めるんです。。   (そこなのね)


なんだかすごく懐かしい   「広河原BT」    たった3日ぶりなのに・・・



タクシーに揺られ芦安の駐車場に戻ってきました。 



タクシーを降りての最後の会話は・・      「またどこかの山で」



ジムニーに積んできた水で体を拭き軽くストレッチをして10時出発、 そして14時ちょうど無事帰宅しました。

芦安Pから昼間下道で家まで4時間。 今までのレコード樹立です。  
(飛ばしたわけでもないが、  芦安、甲府、雁坂峠、秩父、熊谷、太田、家まで早かった)  


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白根三山を終えて・・・


・芦安にある登山者用大駐車場に入った瞬間、  「帰ってきたよ」  という雰囲気になってきた。

・北岳は今回初。  そのどっしりとした重厚感はすごいもののがあった。 あのバットレスはすごい!

・キャンプ場所、水はとてもよかった。  北アと比べ小屋も比較的空いていたようだ。

・途中に適度な間隔である山小屋も登山者の1日の歩行距離等安全を考えた間隔での配置?でなかなかよろし。

・何と言ってもあの長大な縦走路。  あそこから見た景色は今までで最高である。 北アの岩峰もいいが、
 やはりあのなだらかな峰々を延々と越えていく縦走は南アならではのもだろう。
 しかもその峰は全部3,000m越の峰々である。   まさに天井の楽園であった。

・間ノ岳までは結構な人が登っていた。  それでもその先の登山縦走路まガラガラで空き 空き。

・一つ一つの山がホントに大きくどっしりといていた。  北アとは違う様相である。


そんな静かな南アルプス最深部の縦走路を踏破でき感激感動しました。

「最深部は人が少なくとても静かな山行時なら南ア、  岩稜帯を歩きたいなら北ア」    

んー、、、   じっくり山と向き合いたい時には南アルプスの縦走がお勧めですね。



「ホント楽しかったなあ。。   そして南アに対しスイッチが入ってしまった。。。  」      



Game  is  Over.


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かかったお金。  (初めて報告しますが)

雁坂峠有料    560円
テン泊代   1,200円 (600円 ×2泊)
水購入代金    200円 (1㍑ ×2回 山小屋)
ビール代   1,400円
タクシー代  3,200円
雁坂峠有料    560円
ガソリン代  3,000円

合計 :   9,920円   いやあ安い!   交通費込みで1万円以内。

(ちなみに山小屋泊時は8,000円×2泊分かかる)


重いザックを背負うがテント泊縦走はすごく安い。  帰りのザックは軽くなると思ったのだが・・

でもそのザックの中には想い出がいっぱい詰まり、 帰りもすごく重かった。。。  (感涙)


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三重県の方とはHPサイトADや連絡先等を交換しました。
そして今後のお互いの山行やその他の情報交換等をすることになりました。 

2日間、 大変お世話になりました。


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