この週末、 予ねてから歩いてみたいと思っていた場所へ行って来ました。
「白根三山(白峰三山)」 北岳、 間ノ岳、 農鳥岳からなる南アルプスの縦走路です。
(きただけ、 あいのだけ、 のうとりだけ)
なかでも北岳は、 富士山に次ぎ日本第二位の標高を誇る山です。

青い線が南アの主稜線で、 甲斐駒ケ岳 ~ 静岡県の光(てかり)岳まで続きます。
前回はちょい右の短い青い線、 鳳凰三山を歩きました。 (夜叉神峠 ~ 鳳凰経由 ~ 広河原)
今回は真中黄色線の、 北岳 ~ 間ノ岳 ~ 農鳥岳縦走です。
ちなみに赤い線がバス・タクシーの通る道で、 一般車は通行止めです。
<白根三山縦走路>
広河原から白根三山を歩き、 奈良田温泉へ降りる南アルプス屈指の縦走路です。
全山標高3,000m超えの気持のいい稜線を2泊3日かけて歩きます。
初日から飛ばし過ぎると3日間もちません。 しかも背中には23kgのザックが・・。
数日かけての縦走は、 ペース配分と3日間歩き通せる(戻る判断やトラバース道等無し)体力と、
精神力がなければ難しいところです。 今年は毎週十分にトレーニングを積んできたので大丈夫です。
「天候次第だが、 体力的に歩き通せる自信はある」
(きっかけ)
この前、鳳凰三山を縦走した時に見た白根三山の雄姿が忘れられず、
絶対あのコースを歩こうと思ったのがきっかけ。
それでは心いくまで南アルプスの主峰北岳からなる大縦走路をご覧ください。
(すみませんが毎度のことながら画像貼り貼りです。 我慢してくださいね)
-----------------------------
8/5(木)
自宅 ~ 毎度の夜中真っ暗な雁坂峠 ~ 甲府 ~ 2時芦安温泉無料P、車泊。
8/6(金)
広河原 ~ 広河原山荘 ~ 残雪左俣 ~ 北岳山頂 ~ 北岳山荘C泊。
8/7(土)
北岳山荘C ~ 中白根岳 ~ 農鳥小屋 ~ 西農鳥岳 ~ 農鳥岳 ~ 大門沢下降地点
~ 大門沢小屋C泊。
8/8(日)
大門沢小屋 ~ 奈良田(タクシー) ~ 広河原BT(タクシー) ~ 芦安P ~ 自宅。
-----------------------------
8/6(金) 晴れ。 (昼すぎからガス、夕方小雨)
4時起床。 芦安温泉Pから朝一番の乗り合いタクシー(1,100円)で広河原までカッ飛びます。
(ちなみにバスは1,000円で5時30発で1時間のとろとろ走行。 タクシーはその比ではなく全然早い)
この前来た 広河原へ舞い戻って来ました。 (笑) 南ア、 結構好きになってきた。

さーて、、 2泊3日の大縦走、 行ってみますか!!
快晴の空に見えるはこれから登る 北岳が・・


取り付き場所のの吊り橋を渡った瞬間、 南アルプスの奥深い懐へ飛び込むこととなります。
橋を渡ってすぐの広河原山荘で最終チェックです。 トイレ、 水、 ストレッチ、etc

いよいよ北岳へ。 いざ、 北岳へ!!

南アルプスの天然水♪

疲れたとき、 ふと上を見上げると、、 北岳の雄姿が。

真っ青な空がまぶすい。。 あの上部の雪渓を詰めて行きます。 すごくきついです。


北岳登頂コースは、 北岳直下から右コースと左コースとに別れており、 自分は到達時間の少ない左のコースを選択。
到達時間は短いが残雪もありほとんど直登で斜度もすごくきつい。 23kgのザックが肩に食い込む。

今回は2泊3日のため食糧やら何やらで、 総重量23kgになってしまった。 ハッキリ言って重すぎです。
雪渓上部まで来ました。 雪を伝ってくる風のなんと気持良きかな。

の束の間、 最後の急登が始まります。 全部で数か所あるほぼ垂直の梯子。


分岐です。 当然北岳方面へ向かいます。

夢か幻か・・。 登っている最中、 左側斜面のことは忘れることにしよう。

登って来た梯子を振り返ります。 元気なジ○バ○軍団が一息入れていますね。

スゥーっと吸い込まれそうな深い谷です。 足幅数十cmでした。 ここは緊張しました。

最近このパンに凝ってます。 「つぶあんぱん4個 98円」
薄皮であんこいっぱい、 血糖値UPで山での行動食にもってこいなんです。

あっ、 皮が厚くてあんこが少ないですね。 ザックの中で変形してしまったようです。
この自由自在に変形可能になる食糧がザックの中では必要なんです。。
大岩群をよじ登ります。 ザックの重さに負けて後ろにヨロケないよう気を付けます。

ガスのかかった斜面を這い上がりやっと稜線に出ました。 ここでザックをデポし北岳山頂を目指します。

こんな斜面を登っていきます。 左側要注意のザレ岩場が続きます。

「北岳山頂」 3,193m (後ろは仙丈ケ岳)

ガスが晴れ少しだけ四方を見渡せます。
甲斐駒ケ岳、 仙丈ケ岳、 北アルプス、 鳳凰三山、 富士山・・ そして明日登る間ノ岳、農鳥岳。
断崖絶壁の北岳バットレスを覗き込みます。 遥か下奥に見えるの白い点が広河原にある吊り橋のある所です。

吊り橋アーップ! 人が渡っているのがわかりますね。

近くにいた人にお願いしてのアリバイ写真です。 歳がいもなく弾けています、 困ったものです。

名残惜しい山頂を後にしてそろそろ下山します。 (下山時は毎回名残惜しい)

でも反面、 “降りる” と決めたらさっさと降ります。 でないと次への時間が無くなるからです。

で向かうは、、、 今日の宿泊地、 北岳山荘です。

ここから見るとまだテン場は余裕がありそうです。
先週の奥穂高岳では早い者勝ちに負けた僕は、 そう、 風の通り道に張りましたから。。
「ハイ、 そのままそのまま~ 空いていておくれ~」
・
・
・
「ハイ、 空いておりました」 極楽極楽♪

(僕がどこにテント張ったか上の画像と比較確認するため、 今、マウスを上下にクリクリしていませんか? (笑) )
“3,000mで飲む生ビール”
高級ホテルの最上階にあるバーで飲むビールより旨い!! (飲んだこといけど)
値段は900円です。 がしかし、 その価値は十分にあります。
ほぼ一気飲みしました。 そしてその後は心臓バクバクでした。 またまた飲って(やって)しまいやした。。
(先週の奥穂高山荘着後も同じことして心臓バクバク。 3,000mで一気飲ると危険です)
---------------------------------------------
画像は時間的に前後しますが、 先週の北アに続きここ南アでもライチョウに出会えました。


母鳥でした。 後ろから子供がヨタヨタ母の後を追って来てましたから。
そう、 母鳥は我が子を守るため回りをキョロキョロ(きっと僕を威嚇)していたんですね。
「ライチョウの親子さん、 驚かせてゴメンナサイ」
どうしても写真に撮ってしまう。 次回からは遠巻きに見ながらそーっと立ち去るようにします。
---------------------------------------------
ビール後は明日への疲れを残さないため、 十分なストレッチとテントの中で横になりじっくり休息しました。
「そして本番です」
ガスは晴れないものの、 日本全国津々浦々にある飲み屋に負けない特等席でのディナーの始まりです。

少し?のアルコールは血行を良くする。 ラーメンは体を温め同時に塩分も補給します。
本格的に眠くなりました。 まだ明るい19時就寝です。 回りのテントも静かになっていきます。
「今日一日無事に終わりました、 ありがとうございました。 おやすみなさい・・ 」
23時頃目が覚めてトイレに行きました。 で、 ふと空を見上げると、、
満点の星、 ずーっと尾を引くミルキーウェイ、 ゆっくり過ぎる人工衛星の軌跡。
テントに入らずしばらく星たちの共演を眺めていました。
ポカーンと口を開け、 時折 「すげー」 と呟きながら・・・。
To Be Continued・・
「白根三山(白峰三山)」 北岳、 間ノ岳、 農鳥岳からなる南アルプスの縦走路です。
(きただけ、 あいのだけ、 のうとりだけ)
なかでも北岳は、 富士山に次ぎ日本第二位の標高を誇る山です。

青い線が南アの主稜線で、 甲斐駒ケ岳 ~ 静岡県の光(てかり)岳まで続きます。
前回はちょい右の短い青い線、 鳳凰三山を歩きました。 (夜叉神峠 ~ 鳳凰経由 ~ 広河原)
今回は真中黄色線の、 北岳 ~ 間ノ岳 ~ 農鳥岳縦走です。
ちなみに赤い線がバス・タクシーの通る道で、 一般車は通行止めです。
<白根三山縦走路>
広河原から白根三山を歩き、 奈良田温泉へ降りる南アルプス屈指の縦走路です。
全山標高3,000m超えの気持のいい稜線を2泊3日かけて歩きます。
初日から飛ばし過ぎると3日間もちません。 しかも背中には23kgのザックが・・。
数日かけての縦走は、 ペース配分と3日間歩き通せる(戻る判断やトラバース道等無し)体力と、
精神力がなければ難しいところです。 今年は毎週十分にトレーニングを積んできたので大丈夫です。
「天候次第だが、 体力的に歩き通せる自信はある」
(きっかけ)
この前、鳳凰三山を縦走した時に見た白根三山の雄姿が忘れられず、
絶対あのコースを歩こうと思ったのがきっかけ。
それでは心いくまで南アルプスの主峰北岳からなる大縦走路をご覧ください。
(すみませんが毎度のことながら画像貼り貼りです。 我慢してくださいね)
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8/5(木)
自宅 ~ 毎度の夜中真っ暗な雁坂峠 ~ 甲府 ~ 2時芦安温泉無料P、車泊。
8/6(金)
広河原 ~ 広河原山荘 ~ 残雪左俣 ~ 北岳山頂 ~ 北岳山荘C泊。
8/7(土)
北岳山荘C ~ 中白根岳 ~ 農鳥小屋 ~ 西農鳥岳 ~ 農鳥岳 ~ 大門沢下降地点
~ 大門沢小屋C泊。
8/8(日)
大門沢小屋 ~ 奈良田(タクシー) ~ 広河原BT(タクシー) ~ 芦安P ~ 自宅。
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8/6(金) 晴れ。 (昼すぎからガス、夕方小雨)
4時起床。 芦安温泉Pから朝一番の乗り合いタクシー(1,100円)で広河原までカッ飛びます。
(ちなみにバスは1,000円で5時30発で1時間のとろとろ走行。 タクシーはその比ではなく全然早い)
この前来た 広河原へ舞い戻って来ました。 (笑) 南ア、 結構好きになってきた。

さーて、、 2泊3日の大縦走、 行ってみますか!!
快晴の空に見えるはこれから登る 北岳が・・


取り付き場所のの吊り橋を渡った瞬間、 南アルプスの奥深い懐へ飛び込むこととなります。
橋を渡ってすぐの広河原山荘で最終チェックです。 トイレ、 水、 ストレッチ、etc

いよいよ北岳へ。 いざ、 北岳へ!!

南アルプスの天然水♪

疲れたとき、 ふと上を見上げると、、 北岳の雄姿が。

真っ青な空がまぶすい。。 あの上部の雪渓を詰めて行きます。 すごくきついです。


北岳登頂コースは、 北岳直下から右コースと左コースとに別れており、 自分は到達時間の少ない左のコースを選択。
到達時間は短いが残雪もありほとんど直登で斜度もすごくきつい。 23kgのザックが肩に食い込む。

今回は2泊3日のため食糧やら何やらで、 総重量23kgになってしまった。 ハッキリ言って重すぎです。
雪渓上部まで来ました。 雪を伝ってくる風のなんと気持良きかな。

の束の間、 最後の急登が始まります。 全部で数か所あるほぼ垂直の梯子。


分岐です。 当然北岳方面へ向かいます。

夢か幻か・・。 登っている最中、 左側斜面のことは忘れることにしよう。

登って来た梯子を振り返ります。 元気なジ○バ○軍団が一息入れていますね。

スゥーっと吸い込まれそうな深い谷です。 足幅数十cmでした。 ここは緊張しました。

最近このパンに凝ってます。 「つぶあんぱん4個 98円」
薄皮であんこいっぱい、 血糖値UPで山での行動食にもってこいなんです。

あっ、 皮が厚くてあんこが少ないですね。 ザックの中で変形してしまったようです。
この自由自在に変形可能になる食糧がザックの中では必要なんです。。
大岩群をよじ登ります。 ザックの重さに負けて後ろにヨロケないよう気を付けます。

ガスのかかった斜面を這い上がりやっと稜線に出ました。 ここでザックをデポし北岳山頂を目指します。

こんな斜面を登っていきます。 左側要注意のザレ岩場が続きます。

「北岳山頂」 3,193m (後ろは仙丈ケ岳)

ガスが晴れ少しだけ四方を見渡せます。
甲斐駒ケ岳、 仙丈ケ岳、 北アルプス、 鳳凰三山、 富士山・・ そして明日登る間ノ岳、農鳥岳。
断崖絶壁の北岳バットレスを覗き込みます。 遥か下奥に見えるの白い点が広河原にある吊り橋のある所です。

吊り橋アーップ! 人が渡っているのがわかりますね。

近くにいた人にお願いしてのアリバイ写真です。 歳がいもなく弾けています、 困ったものです。

名残惜しい山頂を後にしてそろそろ下山します。 (下山時は毎回名残惜しい)

でも反面、 “降りる” と決めたらさっさと降ります。 でないと次への時間が無くなるからです。

で向かうは、、、 今日の宿泊地、 北岳山荘です。

ここから見るとまだテン場は余裕がありそうです。
先週の奥穂高岳では早い者勝ちに負けた僕は、 そう、 風の通り道に張りましたから。。
「ハイ、 そのままそのまま~ 空いていておくれ~」
・
・
・
「ハイ、 空いておりました」 極楽極楽♪

(僕がどこにテント張ったか上の画像と比較確認するため、 今、マウスを上下にクリクリしていませんか? (笑) )
“3,000mで飲む生ビール”
高級ホテルの最上階にあるバーで飲むビールより旨い!! (飲んだこといけど)
値段は900円です。 がしかし、 その価値は十分にあります。
ほぼ一気飲みしました。 そしてその後は心臓バクバクでした。 またまた飲って(やって)しまいやした。。
(先週の奥穂高山荘着後も同じことして心臓バクバク。 3,000mで一気飲ると危険です)
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画像は時間的に前後しますが、 先週の北アに続きここ南アでもライチョウに出会えました。


母鳥でした。 後ろから子供がヨタヨタ母の後を追って来てましたから。
そう、 母鳥は我が子を守るため回りをキョロキョロ(きっと僕を威嚇)していたんですね。
「ライチョウの親子さん、 驚かせてゴメンナサイ」
どうしても写真に撮ってしまう。 次回からは遠巻きに見ながらそーっと立ち去るようにします。
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ビール後は明日への疲れを残さないため、 十分なストレッチとテントの中で横になりじっくり休息しました。
「そして本番です」
ガスは晴れないものの、 日本全国津々浦々にある飲み屋に負けない特等席でのディナーの始まりです。

少し?のアルコールは血行を良くする。 ラーメンは体を温め同時に塩分も補給します。
本格的に眠くなりました。 まだ明るい19時就寝です。 回りのテントも静かになっていきます。
「今日一日無事に終わりました、 ありがとうございました。 おやすみなさい・・ 」
23時頃目が覚めてトイレに行きました。 で、 ふと空を見上げると、、
満点の星、 ずーっと尾を引くミルキーウェイ、 ゆっくり過ぎる人工衛星の軌跡。
テントに入らずしばらく星たちの共演を眺めていました。
ポカーンと口を開け、 時折 「すげー」 と呟きながら・・・。
To Be Continued・・