中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

国会のこと

2009-02-03 10:04:07 | 身辺雑記
 テレビの夜のニュースで国会の与野党の代表質問の様子を見た。相変わらず野次が激しく、議場は騒然としている。野次と言うよりも罵倒のようなものだ。この連中はいったい何をしているのかと思う。おそらく日本で、これほど騒がしく程度の低い公の場は他にはないのではないか。こんな低水準で品性の乏しい連中に、なぜ税金から高額の報酬を出さなければならないのか。演台上の質問者や答弁者の顔よりも、野次を飛ばしている議員の馬鹿面を映してほしいと思った。


  中川財務相が衆議院本会議で行った財政演説について、財務省が26カ所の訂正願を衆院事務局に提出したそうだ。それによると財務相は原稿にあった「参画」を「参加」と読んだり、「改革」を「改正」、「地域」を「地方」、「行って」を「図って」など、単純ミスがほとんどらしいが、「歳入」を「歳出」と間違え、数字でも「7兆4510億円」を「7兆4050億円」と2度も間違え、「経済を守る」を「経済を図る」と、日本語として成り立たない発言もあったらしい。他にも「渦中」を「うずちゅう」と誤読したらしいが、速記録は漢字で書かれていて読み方までは分からないので、訂正願いには入っていないと言う。

 体調が良くなかったこともあったらしいが、あまり弁解にはならないことではないか。野党からは、演説を練習しないで臨む気の緩みの表れ、まさに政権末期という批判もあるらしいが、そう言われても仕方がないことだろう。

  衆知のことだが、本会議での首相や大臣達の答弁は、あらかじめ質問者から事務方に提出された質問書を見て、各省庁の担当役人が答弁書を作成し、それが大臣答弁として読み上げられるものだ。自分で手を入れる大臣もあるだろうが、多くはそのまま読むのだろう。それはそれで仕方がないにしても、事前にしっかりと目を通しておけばつまらない間違いをして揚げ足を取られることはないのだ。

 財務相は東大法学部政治学科卒業と言うことで俊才なのだろうし、趣味のトップは「読書」だそうだが、つまらぬ味噌をつけたものだ。