財務・金融相が辞任した。ローマで開かれた先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が終了した後の記者会見での朦朧とした異常な行動を批判されていたが、結局それが尾を引いて辞任ということになった。
その記者会見の様子はテレビで繰り返し流されたが、その醜態、いやはや呆れて言葉がないくらいのもので、世界的な深刻な金融危機の打開のために、日本を代表して重要な国際会議に臨んだのではなかったのかと怒りを覚えた。この無様な光景が世界中に配信されたのだからたまらない。欧米や韓国のメディアは揶揄も込めた批判をしているようで、まさに国辱ものだ。
「酩酊ではない。風邪薬などの飲みすぎで体調を崩した」ということに「公式」的には落ち着きそうだが、どんな薬を飲んだのかは知らないが、薬であれほどのひどい状態になるものだろうか。薬だけが原因ならば会議中は何ともなかったのか。日ごろ酒好きで知られ、公の場に酔った状態で現われたり、スペイン国王を迎えた宮中晩餐会の場でも深酒して関係者とトラブルになったこともあったと言うから、酒にはかなりだらしない人物のようだ。そんなこともあって、今回のことも識者の中には理由を額面どおりには受け取っていないコメントもあるのは当然だろう。「瓜田に履を納れず」どころか、瓜田で暴れまわったようなものだ。
財務相は首相と信条が同じで「盟友」と言われているが、そのことや低迷している内閣支持率がさらに低下することを恐れたためか、首相は当初、罷免したり辞任を求めたりしなかった。しかし与野党を問わず批判が強くなったので、結局辞任ということになった。本来は首相が罷免するべきだったと思う。このあたりが首相の決断力の乏しさと言うか、空気が読めないところだろう。キングメーカーとされている元首相が、彼を財務相にすることは疑問だったと言っているが、首相の任命責任が問われても仕方がない。
何とも不愉快なことだった。衆議院財務金融委員会で野党議員から追及を受けている席での態度もだらしなく横柄で、政治家の質の低下を思い知らされた。
その記者会見の様子はテレビで繰り返し流されたが、その醜態、いやはや呆れて言葉がないくらいのもので、世界的な深刻な金融危機の打開のために、日本を代表して重要な国際会議に臨んだのではなかったのかと怒りを覚えた。この無様な光景が世界中に配信されたのだからたまらない。欧米や韓国のメディアは揶揄も込めた批判をしているようで、まさに国辱ものだ。
「酩酊ではない。風邪薬などの飲みすぎで体調を崩した」ということに「公式」的には落ち着きそうだが、どんな薬を飲んだのかは知らないが、薬であれほどのひどい状態になるものだろうか。薬だけが原因ならば会議中は何ともなかったのか。日ごろ酒好きで知られ、公の場に酔った状態で現われたり、スペイン国王を迎えた宮中晩餐会の場でも深酒して関係者とトラブルになったこともあったと言うから、酒にはかなりだらしない人物のようだ。そんなこともあって、今回のことも識者の中には理由を額面どおりには受け取っていないコメントもあるのは当然だろう。「瓜田に履を納れず」どころか、瓜田で暴れまわったようなものだ。
財務相は首相と信条が同じで「盟友」と言われているが、そのことや低迷している内閣支持率がさらに低下することを恐れたためか、首相は当初、罷免したり辞任を求めたりしなかった。しかし与野党を問わず批判が強くなったので、結局辞任ということになった。本来は首相が罷免するべきだったと思う。このあたりが首相の決断力の乏しさと言うか、空気が読めないところだろう。キングメーカーとされている元首相が、彼を財務相にすることは疑問だったと言っているが、首相の任命責任が問われても仕方がない。
何とも不愉快なことだった。衆議院財務金融委員会で野党議員から追及を受けている席での態度もだらしなく横柄で、政治家の質の低下を思い知らされた。