中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

明石魚の棚

2009-04-18 08:25:47 | 身辺雑記
 神戸市の西に隣接する明石には、瀬戸内に面して豊富な魚介類が水揚げされる漁港がある。そこから各地に送られるのだが、JR明石駅の近くにある魚(うお)の棚商店街でも売られている。所用で明石に出かけたついでに、久しぶりに立ち寄ってみた。

 魚の棚商店街には大漁旗が掲げられていて、いかにも漁港の商店街という雰囲気である。


 3時ごろに行ったので、ちょうど昼網で獲れたものが店頭に並べられていた。10年ほど前に行ったときには、もっと豊富に並べられていて活気があったように思った。










 明石と言えば何といっても鯛である。あまり大きいものは見当たらなかった。


 鯛の一夜干し


 明石は蛸でも名が知られている。


 茹で蛸
 

 煮蛸


 小蛸の煮付け


 干し蛸


 みりん干し


 明石ではイカナゴがよく獲れ、この稚魚は甘辛く煮付けた「釘煮」として人気がある。春先のイカナゴ漁の解禁日からは、明石や神戸の西部の家庭でも盛んに釘煮がつくられ、街中にその香りが漂うと言う。今年は不漁でイカナゴはとても高かったようだ。


 蒲鉾や竹輪などの練り物や、それらの揚げ物も多い。


 明石はたこ焼きでも有名で、ここでは明石焼と呼んでいる。


 よく街の店屋や屋台で売られているたこ焼きはソースたれをつけて食べ、いかにも粉ものと言う食感だが、明石焼きは玉子焼きと称して卵を豊富に使い、中はとろりとして茶碗蒸しのような食感である。だし汁をつけて食べる。