西安から訪れた謝俊麗が帰国してからチャットで「空港で爺爺イエイエが杖をついているのを見て悲しくなった。朝散歩でもしたらどう」と言ってきた、これまでにも言われたり、自分でもそうしなければと思いながらぐずぐずしていた。そうこうしているうちに足腰はますます弱くなり、俊麗の言葉で決心して、朝起き抜けに歩くことにした。歩くと言ってもブログ友の毎日1万歩のSさんや、地球一周の距離を目指すOjさんのようなわけにはいかないから、最初は30分程度にした、慣れてきたら追々距離を延ばすことにしている。
歩いてみると朝の空気はやはり気持ちがよいし、朝の光を15分浴びると体にいいのだそうだ。道すがら春の花を見られるのもよい。俊麗の息子の撓撓(ナオナオ)や、李真の息子の宸宸(チェンチェン)の小さな手とつないでいることを想像して歩いたり、結構楽しいものだ。
行きかう人たちは会社や学校に向かうのだろう、皆速足で中には小走りもある。見知らぬ顔ばかりだが、ああ、ああいう時があったなあと、何か懐かしくなり、のろのろと歩いている我が身を振り返るとそんな姿がまぶしくも見える。
桃
雪柳
ハクモクレン
家に帰って茶を淹れて飲むと、気分が爽やかになって、とても気分がよい。とりわけ謝俊麗の夫君の劉君が推薦して贈ってくれた「竹葉青」という、中国四川省にある中国三代霊山のひとつ、峨眉山が産地の銘茶は何とも言えないほど清々しい。大した早起きではないが、やはり「三文の得」という感じもする。、
今更という感無きにしも非ずだが、ゆっくり続けていこう。欲を言えば、妻と一緒だったらと思う。