京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

「縫い遊びの会」―日本刺繍作品展

2011-11-13 22:51:57 | ギャラリー
日本刺繍の第一人者・草乃しずかさんが主宰する会の作品展。
友人が出品しています。本日最終日、友人達と駆けつけました。

  
        …今年は試練の多い年でしたが、美しい四季が移りゆく中で
                 私達の希望をたくした
              一針一針の世界へお出かけ下さい…
                                 東京銀座画廊美術館にて

        
        いつものことながら目を見張る作品ばかり、技術の細かさにため息が出ます。
        この作品のタイトルには「娘よ、美しくあれ」と。

           
        「嫁ぐ日の娘のために」胸にぐっとくる華やかさです。そして刺繍を始めて7年という友人。力作を纏って。
                                       左の作品とは関係ありません。麗しきご尊顔を
                                       隠してごめんなさい。友人の力作を披露したかったので。  

        
        「娘の永遠の幸せを一針にこめて」
        母も娘もなんて幸せなんでしょう。一針刺すごとに祈りを込めて、いやがうえにも
        美しさがまさります。

わが背子(せこ)が著(け)せる衣の針目落ちず 入りにけらしも我がこころさへ   万葉集・安倍女郎(あべのいらつめ)

  (私の愛しい人がお召しになる衣ですもの、針目ごとに私の心が入り込んでしまいました。
  一針一針、想いを込めて縫いましたから)