ライトフロウズ ノウト:Lightflowz-Note

音の和 彩の波 響き合う
五感豊かなひとときを♪ 

とある猫さんのおうちの話

2020-11-10 | ライトフロウズノート...

ライトフロウズノウト今日の1ページにようこそ♪

 

このところ秋の爽やかな過ごしやすい日が続いています。

北の方や山地ではそろそろ鮮やかな紅葉が

見られるようですが

 

まだ北摂平地や、昨日は出かけた

生駒・斑鳩の里方面では本格的な紅葉にはあともう少し, 

というところでした。車中から(運転中ではない)

低い山の連なりをみていると、どこもところどころ

ほんのり色づいているという感じでした。

 

でも時おり川べりの木などで真っ赤やしっかり黄色

なのもあり、この緑・赤・黄の三色取り混ぜた

紅葉始めの彩りも好きだと… 毎年思うこと再確認、

そして四季の移り変わりの景色の豊かさのある

日本に生まれてよかったと思うのでした。

 

 

外で生きる生き物にとっては寒くなる季節は

過ごすのが厳しい日が多くなります。

今日のこのページは外で暮らした猫のこと書いたのですが

その中に一部悲しいお話を含みます。

 

ブログやFacebook・ instagramなどSNSでの書き手のスタイルは

様々でどれを選ぶかはその人次第になりますが私の場合は、

記事ご訪問者=読み手のかたがどんな時・心境・環境で読まれるかは

書き手である私にはほぼわからない状況なので

記事を書くときにできるだけ、読後に重くなったり暗い気持ちになったり

しないよう、そして何かしら形のない良い”おみやげ”を

小さくても持っていってくださるようにと心がけています。

コミュニケーション法関連などで社会人セミナーを

受講し始めたなかにこのポイントが必要と何度か教授され

共感したセミナー原体験的な記憶があり、発信つながりで

自然にSNS書く時の気持ちもそうなってきたと思います。

色々力不足あり、必ずしもいつも心がけ達成できてはいない

自覚がありますが、ともあれいつもは遅筆に悩みつつも

記事を読まれた後に少なくとも気分転換にはなれるように…

そんな気持ちで文章を綴っています。

 

このページでは八月の終わりごろの印象的な出来事ひとつ、

そしてそこまでと そこから続く前後のお話を

書いてみたいと思います。その中に短いと思いますが

悲しいお話も含みます。心の元気が足りないタイミングで

ページ訪問くださったかたにはごめんさない。

最後には可愛い保護猫さんの写真あります。

 

それは、とある小さな三毛猫さんのこと、

 

私がその猫さんに初めて気付いたのは約二年前~

2019年の北摂大地震の後の頃でした。

 

可愛いお顔の短毛の小さい三毛猫さんで

うちの近くの駐車場の車の下にいつもいました。

うちのこの2にゃんの小柄なほうより更に小さかったので

子猫かと思っていたのですが

近所に住む猫たちをよく知っているかたに聞くと

もう16~17才、猫にしてはもうかなり高齢‥シニア猫で

前から近くに住んでいたということでした。

 

そして家猫と外猫と半々の暮らしの子で、その駐車場の向かいの

アパートのベランダと外とで飼われていたとのことですが、

そのアパートが、地震の影響か元々の予定かで取り壊しになり

そこの住人は皆 転居を余儀なくされ、

この猫さんも”家”を失うかたちになりました。

 

元の飼い主さんはほかにも元々室内で飼っていた猫たちがいたのか

何猫かは一緒に転居先に連れていかれたのですが

この三毛さんは連れていってもらえなかったのでした。

ですが転居先はごく近かったようで、時おり夜に様子見に来て

食べるものも持ってきていたとのことでした。

 

時おりそうして会いにきてくれている、だから、いつかまた

迎えにきてくれるとその三毛猫さんは思っていたのかも知れず

近所の心優しいかたも「この子もつれていってあげて」とお願い

されたのですが どうやらそれは難しかったようです。

けれど猫の身ではそれは知る由もなくお迎えを

小さい三毛さんは待ち続けていました。

その頃 居場所にしていた駐車場の車の下から

元の”おうち”のアパートが取り壊されるのを、

そしてその後に別の一戸建てが建つ様子を

来る日も来る日も日中ずっと見ていました。

いつかそこにおうちがまたできる、あるいは形が違っても

そこに飼い主さんが戻ってくるという一途な期待を込めていたに

違いないと思います。一年中 元の家のほうを蹲って見ていました。

 

車の下、とても危ない場所ではありますが このこはとても賢い猫で

車の駐車前後や人の出入りはよく見て移動していました。

雨だと車の下でも地面が濡れるのに

少々の雨の時はやっぱりそこにいてました。

よほどの荒天の時はどこか別の場所にいたようです。

 

不憫で健気げな様子を見かねて 近くの親切なおばさんが

ちょっとでもと好きそうなものを持って

いかれました。器は食べたころにちゃんと下げて

周囲にも配慮してお掃除までして戻られます。

 

後で他のかたからお聞きしたら

実はベテランの猫ボランティアさんでした。

 

居場所の青天の駐車場は私の家からも近くてその子(お婆さんだけど)の姿が

ずっと見えていました。元飼い主さんのごはんでは到底足りないはずだから

ちょっとでも、と私も少し柔らかいフードを持っていくようになりました。

もちろん置きっぱなしはせずにベテランのボラさんに習い

ご迷惑な場所でないように、そして器のお片づけなど気をつけました。

 

そうしてちょっとずつ馴染んでくれたようだったので

屋根のある、うちの車庫のほうに食べ物と水を置くようにしました。

すると私の意図がわかったらしく食べにくるようになりました。

そしてやはり屋根があるほう場所の方がいいだろうしと

寒さをしのぐ箱を置いたら入るようになってきて、

私の不器用な箱を見かねて(多分)近くのかたが

出入口と毛布付きの温かい箱を作って置いてくださいました。

(箱を置くときもとても気遣われて私に声かけされてた)

三毛さんは車庫でも車の出入りタイミングも大体わかっていて

朝、夜 車が出る、収まるのを確認して出入り

していました。こちらも三毛さんの所在を確認して

車の入出庫はしておりました。

 

そしてほぼ毎日車庫で食事するようになり、そのうち

時おり向こうから「ごはんください」=お行儀のいい猫さんで

きっちり足を揃えて座ってこちら見て一声 ニャア、

と言ってくるようになり。(夫はお客さんと呼んでいた)

一回で食べる量は本当に少なくて私の大人では小さめの掌でも

余裕で乗るほどの量、うちの二猫のフードがあるので

分けてあげるのは訳ないことでした。

 

しかしやっぱり厳冬・酷暑の時を過ごすは辛いはずでした。

年寄り猫と聞いていましたし賢く室内で過ごすルールもわかりそうで

室内で飼えるのでは?とだんだん思うようになりました。

年齢的に看取りも覚悟して。

という経緯を、こちらも本当に近くにいてくださったのが幸い、

町内に保護猫活動をずっとしているかたがいらして、そのかたに

相談させていただきました。

このかたには前にうちのキャットシッターのことでお世話になり

また、運営される猫カフェでの猫さんたちの様子や確かなご縁つなぎの

ご活動も拝見しており、この三毛さんのこともお話しました。

 

本当は今年の夏に家の中に入れてあげたかったけれど

多少取り込んで様子見となり暑い夏を何とか凌いでがんばってもらいつつ

外から家に入れる過程で健康診断やケージ用意のことなど

私がよく知らない必要なことを相談するなかで 

最終的には、その三毛さんはその猫カフェオーナーさんの

おうちの子に迎えてくださるというお話となりました。

 

三毛さん保護大作戦…といっても私はお手伝いだけですが

”怖い思いは一時、あとは安心だよ、だから入ってね”と二人で念じつつ

車庫に捕獲機をセットして半日で御用、その足でカフェオーナーさん

お医者で健康診断行ってくださり結果がでるまでの三週間ほどケージで待機、

となったのは八月の終わりのことでした。

 

一旦外の自由な暮らしが身についていて室内でどうなるだろう?

との懸念を他所に、動物病院でもその移動前後やケージでも

この三毛さんはとても大人しくお利口さんにしていて

すぐにご飯も食べたそうです。

 

保護当日~数日後の写真を数枚いただきましたが

それをみると、これはやっぱり元家猫で

本人(猫)もずっとおうちに入れてほしいと思っていた

ということがわかりました。当日にもう香箱座り

(前脚を胸の下にしいて座る、リラックスした猫の座りかた)

をしていたりお気に入りの毛布ができたり。

これが生粋の野良さんだと保護当日すぐには

環境に慣れることはできません…家猫修行もこれまで他の猫たちに

されてる方ですが それはほとんど必要なしで一安心、

獣医さんも診てすぐに「この猫はとても人が好きなのではないかな?」

と仰ったそうでした。

 

実際 夏ごろは時おり「うちに入れて」

=ご飯時ではない時にきて座ってこちら見て「にゃあ」

と言ってきたような気がしていて、そうかなと思い誘導を試みたのですが 

そのまま私に付いてきて家に入るには段差がある(猫から中が見えない)

触れるほど近くに寄ると逃げてしまう、(抱えて入れない)

うちの戸を開け放して待つ、はNG(うちのが逃げると困る)

で、私だけでは上手くいきませんでした。

 

また、手の届く範囲からしっかり距離をとる様子から

追い払われたり怒られるたり、や危ない目にあう経験を

したり見たりしたのではないかとも思われました。

 

けれど保護してくださったカフェオーナーさんのことは

大丈夫なひとで安心な家に入れてくれたと

直ぐにわかったかして、保護初日に触れるしその手にすりすりする、

爪も大人しく切れる、膝にも乗せられる、ケージ出してと鳴くこともない。

何より表情が明るく嬉しそうなお顔になっていました。

 

この猫さんは年齢的に確実に数年したら看取りの時がきます。

(猫は20歳で超ご長寿)にもかかわらず、

またいつもたくさんの子猫大人猫のケアされており

確かで良心的なチームの連携の中とはいえ超御多忙ななか

この三毛さんを迎えてくださったことを本当に心から

嬉しく感謝しています。

 

うちの場合、箱入り&わがままな先住猫がなかなか受け入れて

くれないのではという心配がありました。

また実は引っ越しの予定もあり、不慣れな移動は高齢猫のストレスになる

だろうとも考えてくださいました。(うちのも もうシニア)

 

この三毛さんは猫生のさいごの時間に

長いこと望んでいたずっとのおうちを得ることができました。

彼女が賢く、危ないことを避けつつ食べ物をもらうことができて

小さくても強く…よその猫が居場所に侵入したとき

大きな声で喧嘩もしてました、

諦めないでがんばり続けたおかげで

幸運を引き寄せることができました。

 

私はこれまで、実際に見た猫の中で一番悲しい猫のことを

思い出すことが度々あります。

やはり近くの一軒家の家猫でしたけれど急な引っ越しをされ

その子は置いていかれました。普通の良いご家庭のお家でした。

取り残されたのは故意かその子が一時的に逃げたかはっきりしませんが

すぐに家の異常には気づいたようです。

誰もいない、もう家は元の家と違う、帰れない

けれど、何故、どうして、何がどうなったのかわからないまま

三日三晩 昼も夜も鳴き(泣き)続けてぐるぐる、昼も暗くなってしまった

家の周りから、ときどき少し外周を広げるようにして歩き続けました。

おそらく元の家族を探し続けていた、とわかるのは、

うちのすぐ近くにも何度か来て、その時に私は窓を開けて様子を見る、

すると猫もこちらを見る、けれど私の顔をみるとすぐに向こうにいって

しまうのを何回か繰り返したからです。水とフード少しぐらいは食べるかと

思ったけれど見向きもしませんでした。

 

鳴き声が途切れたのは少しの時間、水を飲むかさすがに休憩したか

でもまた再開して移動…を繰り返し

何とも言えない必死の声で三日間ほど鳴き続けて 

ある時 声は止みました。

 

このころは私は在宅で添削の仕事をしていた時期で

たまたまこの三日家にいたのです。

夜中も同じように声は聞こえていたけれど

怒る気にはなれませんでした。

 

このお話を三毛さん保護のときに猫たち見守るかたにもして

この時も助けてもらえたらよかったねと言われて

そうも思いましたが、この子の保護はおそらく難しかったでしょう。

求めていたのは元の飼い主さんたちの姿だけでしたから。

 

それより以前の住まいのお話ですが、その時の近所に内外 出入り自由で

数猫を飼っていて玄関前の階段によく幾つも座っていたお宅があり

そこがお引越し、猫たち大丈夫かなと当時思いましたが、

案の定引っ越し当日積み残されてトラック出発後に階段前に座っていて‥

けれど何往復かしておうちの人が連れにきて最終的に全部移動、

ここはいわゆる多頭買いでしたが猫たちも全部引っ越し完了で

良かったことでした。

(↑写真はフリー素材から、こんな感じでした)

 

猫だけでなく、小さな生き物、命あるものの虐待も

家族にしていたものの遺棄も決して許されません。

野生の犬・猫はもともといないですし

飼い猫が外で過ごして自動的に野良猫になれるものではありません。

今の住まいの地域はボランティアさんがたのご尽力の賜物で

外猫見守りが行き届いていて地域の猫メンバーも一定していますが

時おり他所から流れてきたような猫は

ボス猫が必死で追い出すようで、その喧嘩の声は

稀ではありますが時にたいへんきつく、激しく聴こえます。

どちら側も必死です。過酷な環境で食べていくために。

 

三毛さんおうち作戦の前後で私がお世話になった

かたがたのような、本当に信頼して小さな命を繋ぐ

もしくは預かってくださるかたが

ごく近所に近年越してきていたのは、上にも書きましたが

ほんとうに三毛さんの幸運、そして信頼してお任せできるかどうかの

確認は、私の場合は普段からの保護活動はしていなくて

知識がないので、出会うボランティアさんに何度か接してお話を聞いたり

ご活動を直に拝見することが必要です。近年多頭飼い崩壊や詐欺取得

など、悲劇に繋がるニュースもありました。

なので軽々には、どなたにでも”飼えなくなったら近くの誰かに相談して”

とも言えないのですが それでもやはり

 

置き去りも絶対にだめです。三日三晩響いていた必死の声を

私は未だに、そしてこれからも忘れることはできません。

 

… 最初のお話の三毛猫さんはおうちに落ち着いて

”みいさん”というお名前になりました。

ここ一年はご近所さんとうちとで

毎日しっかり食べているのを確認していて

そんなに痩せてもいなかったけれど健康診断では

体重は2.7㎏しかない、やっぱりXSサイズの猫さんでした。

歯は半分はなくなっているけれど

柔らかいフードならたくさん食べるそうで^^

恐い病気はもれなく陰性高齢猫で養生は必要とのことで、

ゆっくりと過ごさせてもらっているようです。

 

いちばん最近送信してくださった写真では

温かい布団の中にもぐって顔だけ出してる

可愛いのもありました。

 

みいさんの写真送信元さまの掲載許可あり、

一枚目だけ捕獲器inで@@;なお顔~

あとは安心していく様子、小さくて可愛い年寄りの猫さん、

人の手の温かさは、保護&家族に迎えてくださったかたの

やさしい手とハートに触れて思い出したのかな…というのは

私のごく私的な感想でした。

 

捕まった!(←少しだけ辛抱ごめんね)

様子見ながら優しく触ってもらう

獣医さんでお利口さん

ふんわりで安心クッション嬉しい

ありがとう&好き好き

暖かかくれんぼ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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