教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Iさんの鉛筆画水彩画6点

2018年07月12日 | 教室風景

新年より鉛筆デッサンに取り組み始めたIさん
その道のりをご紹介いたします。


硬いもの軟らかいもの、メーカーによっても表される色や質感が
異なる鉛筆。お持ちになっている画材を理解するための作業から始め
一枚目にリンゴを描かれました。重量感立体感を表すため鉛筆の
濃さとタッチを使い分けました。


基本的には円柱ですが凹凸と艶が複雑な表情をみせるピーマン。
非常に粘り強く形を追い、楽しみながらうなりながら描きこんで
味わい深い作品となりました。


透明水彩絵の具で着彩にも挑戦しました。
絵の具と水の量、混色のことなど基本的なことからおさらいしました。
モチーフをよく見て発見すること、感じることを大切に様々な色の
組み合わせと重ねの効果を楽しみました。


重なりが多いクリスマスローズ。根元から茎や葉の出方、花の付き方
など近くでよく観察し理解しながら時間をかけてデッサンしました。
思った色を出す方法をいろいろ試しながら彩り豊かに仕上げました。


モチーフとして身近なもの、質感の違うものを探して描いたのは
愛用のヘルメット。様々な質が混ざり実物も用紙よりかなり大きく
形をとり書きこむまで時間がかかりました。樹脂の黒、布の黒、
陰の黒など違いを出すのに試行錯誤しました。


水の入ったガラス。飲み口、水面、底など様々な楕円の見え方の
違いや毎回変わるガラスと水の表情をよく観察し根気強く描き
こみました。きらめきを丁寧に拾い魅力あふれる作品となりました。

やさしく慎重に描き出し、じっくり粘り強く取り組まれるIさん。
これからどのような世界がひろがっていくのかとても楽しみです
Iさんの作品は作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
作品集”の中のIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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