教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

いのちをつなぐ蝶たち

2020年08月19日 | 生き物

アオスジアゲハが激しく追いかけあっていました。


縄張り争いでしょうか、翅はボロボロ、ものすごいスピードです。

コクサギが両側に生えている場所は黒いアゲハたちの通り道。


コクサギの葉裏にカラスアゲハが産卵していました!

卵を撮影し忘れたことにすぐ気づき引き返しましたが
もうどの葉っぱなのかわかりませんでした。

カラスアゲハの産卵は目線より高い場所や奥まった暗い場所ばかり。
なかなか近くで観察することはできないけれど

ジャコウアゲハの動きは遅く
産卵場所のウマノスズクサは低い場所にあるので観察しやすい♪


脚先を葉に触れて確かめているように見えます。


葉を裏返すと卵がありました♪


ジャコウアゲハの卵はオレンジ色


近くには5㎜ほどの可愛い幼虫がいました。

有毒なウマノスズクサの成分を体に蓄積しながら
脱皮するたび背中の突起が大きくなっていきます。


ジャコウアゲハお母さんお疲れさま。。
翅の鱗粉がとれてしまって半透明、フラフラになっていました。

こちらの視線はお構いなし!若いエノキで堂々と産卵していたのは


アカボシゴマダラです。
元来神奈川県にいるはずのない蝶なのにこの森ではものすごく数が多い。
日本固有種のゴマダラチョウもエノキを食草としていますが
アカボシゴマダラとの競争に負けているのかめったに会いません。


アカボシゴマダラの産みたて卵は青緑色
ピントが合いませんでした~。


一枚のエノキの葉っぱに一匹のアカボシゴマダラ幼虫。近くにいるのはアリです。
こんな葉っぱがたくさんありました。
この様子だとアカボシゴマダラだらけになりそうですが天敵は多いはず。

どの生き物もいのちをつなぐことに一生懸命でした。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする