ひだまりで猫たちが体をあたためていた日
近くのクヌギ林ではフユシャクが飛び交っていました。
とまらないのでどうしても撮影できずクヌギの樹皮に視線を移すと
おや?白くてフワフワしたものが溝に。
よくみると
表面にアリのようなものがいました。
さらに近づくと脚か8本、蜘蛛であることがわかりました。
帰宅してから画像検索するとアリグモの幼体に似ていました。
体長7mmほどのこの蜘蛛が集団で越冬しているのか、卵のうなのか。
ファイバースコープでもあれば楽しいのですが結局何かわからないまま。
何匹いるのだろう?
他の樹皮も見ると
産卵しに来て絶命したと思われるクヌギカメムシのお母さんが。
昨秋(11月中旬~12月下旬)頃の産卵風景は見逃しましたが
溝を見ればあるある、産み付けられた卵たち
一番下の卵は孵っているのかな?拡大してもよくわかりません。
卵は厳冬期の2月頃孵化し、周りのゼリー状物質を食べて3齢まで成長するそう。
幼子は母の愛と栄養が詰まったゼリーに包まれているのですね。
他にも
これはなんだろう?何かの繭かな。
おっと危ない、ヨコヅナサシガメの幼体が集団越冬している溝に手をつくところでした。
ふと視線を感じて立ち上がると手すりのナミテントウが
クヌギに張りつく人間をじっと見ていました。
明るい季節までもう少し!わずかな隙間で春を待つ生き物たちを見て
自分もコツコツ頑張ろうと思えました。