カレンダーを見ると今日は二十四節気の「寒露」。
露が冷たく感じられ秋が深まり始める頃、とあります。
そんな~いつの間に!
偶然出会った蝶の産卵シーンを並べてみました。
ずいぶん前に思えますが観察したのはつい最近なのです。
以前メスグロヒョウモンに出会えた森で、地味なヒョウモンチョウの仲間が
ふらふらと飛びまわっていました。背面がきれいな青緑色だけれど
何だろう?キタテハではないしコムラサキ・・でもないようだし。
見守っていたらなんとコナラの幹にとまり、産卵し始めました!
ひとつひとつゆっくり産みながら、上に登ってゆきます。
初めて見ました~!
周りにコナラの木はたくさんあるのに2本の木に固執していました。
産みたて卵は直径1mm強というところでしょうか。
帰宅してから蝶の本で調べると、翅模様が似ているヒョウモンチョウの
ほとんどは幼虫の食草はスミレ類。おかしいな?とよく読んでみると
“ミドリヒョウモンのメスは樹木の樹間部に産卵する"とあり、地味な
翅色をもつ暗色型がいるらしいので、この母蝶はめでたくミドリヒョウモン
ということに落ち着きました。
アオスジアゲハの産卵は上郷森の家近くで出会いました。
ちょっと遠いのが残念ですが、初めて見たので嬉しい♪
母蝶がお尻をおしつけていたところに白い卵。
この木はシロダモだったようで、クスノキに産み付けるものとばかり
思っていたので驚きました。シロダモもクスノキの仲間なのですね。
3種目の蝶の産卵も森の家近くにあったヤマノイモの葉で目撃♪
ダイミョウセセリです。
産み付けるのにずいぶん時間をかけるものだなと感心しました。
近づいてみるとビックリ!
卵に毛が~!
母蝶は産んだ卵に腹部の毛をこすりつけて毛で覆うのだそうです。
この卵も直径1mm強くらいなのでピントを合わせるのに苦労しました。
卵はあまりにも小さいので、目の前で母蝶が産卵行動をしなければ
気付くこともなかったはず。
こんなシーンに出会えると胸がいっぱい♪満面の笑顔になっている
自分に気がつきさらに笑ってしまいました。